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東京大空襲のニュースに動揺する桜子。
ニュースを聞いた徳治郎と磯もやってきた。磯は和之の事が心配だった。
東京へ行こうとするが、公式の用事でもない限り、一般には切符の割当が無い。
桜子に、ある考えが浮かぶ。

山長を訪れた桜子は、野木山に、公用で東京に行く為の書類を作成して貰う。
そして磯と二人、満員の列車に揺られ、東京に向かうのだった。

東京で二人が見た光景は、灰色の焼け野原だった。
焦げ臭い匂いが鼻をつく。やっとの思いでマロニエ荘まで辿り着いた二人。
奇跡的に焼け残ったマロニエ荘には、茫然自失のヤスジが二人を迎える。
桜子は笛子や冬吾を、そして磯は和之を気遣う。
だが、二人とも行方不明だった。
和之はヤスジと逃げている途中ではぐれたのだ。

二階では、笛子が子供達を抱え、震えていた。
一旦は防空壕に逃げ込んでいたが、そこも危ない状態になり、更に逃げた。
逃げているうちに、奇跡的に焼け残ったマロニエ荘に戻ってきた。
冬吾は、この状態を描きたかったのだろう、スケッチしてくると言い残し出て行ったきり戻らないのだ。

いてもたっても居られない桜子と磯は、冬吾と和之を探す為、それぞれ街を彷徨う。
桜子は杏子の元を訪ねた。
杏子は大人数の怪我人の手当てに忙殺されていた。桜子の相手をしている余裕が無い。
それでも、冬吾と和之を見かけたら連絡してくれる様に頼む桜子だった。

マロニエ荘に戻った磯は、街の惨状を嘆く。
最初は、倒れている人をひとりずつ顔を見ていたのだが、あまりの多さと、男女の区別もつかない程に焼け焦げた死体を見ているうちに、和之の生存に希望を失いつつあった。

桜子は必死に冬吾を探す。
だが、どこも焼け野原で、瓦礫が積み重なり、見つけるのは厳しかった。
彷徨う桜子の足元に、手縫いの人形を見つける。

そういえば、加寿子が同じような人形を持っていた事を思い出す桜子。
その直ぐ近くに、スケッチブックが落ちている。
不安に駆られ、中を開く桜子。
それは冬吾のスケッチブックだった。冬吾は直ぐ近くに居る、桜子は確信した。
必死で探す桜子の目に飛び込んだ風景は、瓦礫の下敷きになり、血を流している冬吾
の姿だった。

女の非力な腕で瓦礫を除くのは、あまりにも厳しかった。
力任せに押しのけようとした桜子の頭上に、瓦礫が降り注ぐ。
「危ない、此処から離れて行け!」
冬吾は厳しい口調で桜子に言う。でも桜子は動けない。

酷い世の中だ、俺はもうすぐ死ぬ。
最後に会えたのが桜子で良かった。

そんな冬吾に桜子は叫ぶ。
達彦が居なくなって、これ以上大事な人に居なくなって欲しくない。
私の為に、生きて欲しい。

冬吾は、桜子の顔を瓦礫に埋もれたまま、じっと見つめていた。

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