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昭和19年秋。勇太郎の出征を前に、姉達は弟との別れを惜しむ。
長姉笛子は、勇太郎の身を案じ、出来るだけ安全な処へ、と言うものの、中尉という身分で入隊する以上、部下より先に逃げる訳にはいかない。
死ぬのも厭わない、という勇太郎を、次姉杏子が一喝する。
看護婦として、人が死ぬ現場に立ち会うことが多い杏子。
遺族の嘆き悲しむ風景も、数え切れないほど見てきた。
杏子の言葉に、威勢が良かった勇太郎も黙り込む。

笛子に促され、それまで子供達の相手をしていた冬吾が口を開く。
勇太郎の研究も、自分の絵も他人には理解しにくい。
それだけに、時間がかかるものだ。理解される迄には時間が掛かる故に、長生きをして研究を続けた方が得策ではないだろうか。
そんな意味の事を言われ、それまで反発していた勇太郎の心に、冬吾の「生きろ」というメッセージが沁み込んでいった。

岡崎の家に戻った勇太郎。だが家には誰も居ない。
姉の桜子は、山長での女将代行が忙しく、勇太郎の為に時間を割く事が出来ない。
夕刻、炊事をする磯の隣の部屋で、読書にふけっている勇太郎を、祖父徳治郎がやってきた。
入隊する心構えを説く徳治郎。つい反発する勇太郎を心配する磯。
夜も更けた頃、桜子が帰宅した。勇太郎に声を掛ける桜子。
久しぶりの姉と弟の語らいの時間だった。
東京での姉達の言葉を、桜子に話す勇太郎。
入隊にあたって、私物の本が持ち込めない事を残念に思う弟に、姉は、それを書き写すと言うのだった。

台風が岡崎を襲った夜。桜子は写本に励んでいた。
玄関から誰かの声が聞こえる。
開けてみると、ずぶ濡れになった野木山だった。店に来て欲しい、との言葉に桜子も山長へ急ぐ。
店では、泥まみれの味噌樽が転がっていた。
暴風で搬送用のトラックが横転し、味噌樽が打撃をうけたのだ。
これが全滅だと、山長の損害は計り知れない。
仙吉の言葉に、桜子は買い取ってくれる処を急いで探す。
取引先の一つである、名古屋の漬物屋が了承してくれた。胸を撫で下ろす桜子と野木山。
家に戻ると、勇太郎が写本をしていた。
桜子は弟に代わる様にいう。これは自分が弟に贈る千人針だ、という桜子。
夜を徹して、ドイツ語で書かれた本を書き上げた桜子だった。

翌日、山長のかねの元を訪れる勇太郎。桜子も一緒にいた。
かねは勇太郎に包みを渡す。
開けてみると、毛糸で編まれた腹巻だった。
それは達彦のセーターを解き、かねが心を込めて、勇太郎の為に編み上げたものだった。
かねの脳裏に、外地出征前の達彦の姿が甦る。
これが最後ではない。達彦はそう言ったのだ。
生きて戻って、待っている人の為にも。
かねの言葉と共に、勇太郎は海軍へと入隊していった。

時は過ぎ、昭和20年2月。
かねは窓の外を眺めていた。
桜子はかねの部屋を訪れる。鹿の子寄せと梅の枝を、かねの前に差し出す桜子。
梅の香りで春を感じてもらいたかったのだ。
鹿の子寄せをキレイに食べたかねに、まだまだ元気な事を願う桜子だったが・・・。
部屋に戻ると、かねが苦しんでいる。
かねの姿に動揺する桜子だった。

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