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長い間の無理がたたり、倒れた笛子。往診した医者は桜子に言うのだった。
よく休んで栄養を取る事が大事だ、と。

冬吾は笛子に「気付かなくてすまない。」謝る。だが、笛子は微笑みながら、
「あなたの本分は絵を描く事。」というのだった。

和之が心配そうに笛子の様子を伺いに来た。食料を食べ尽くした事を詫びる和之。
絵の具を買う為に、芋1コで飢えを凌いでいたのだ。
そんな和之を黙って見る桜子。
そして冬吾も改めて、桜子に謝るのだった。

桜子は台所で、笛子の食事を用意していた。岡崎から出てきた桜子に礼をいう杏子。
しかし桜子は溜息をつく。

「あんなに持ってきた食料も、すぐ無くなるし・・・どうやったら笛姉ちゃんを助けられるのだろう。」

「岡崎の家にある着物を売ろう。このご時世、いっぱい有ってもしょうがないでしょ。」と杏子は言うのだった。

数日後。
磯に頼んで送ってもらった着物のお礼の為に、電話で桜子は礼を言う。
磯に東京の状況を話す桜子。
話の中で出てきた「鮎川和之」という名を聞いて、磯の顔色が変わった。
そして桜子に、「鮎川和之」の特徴を聞くのだった。

電話を切り、幼い和之の写真を懐から取り出し、眺める磯。
東京で別れて以来、片時も離した事は無い写真だった。

マロニエ荘。
磯から送ってもらった着物をひとつずつ眺め、懐かしむ笛子と桜子。
その中の1枚に、桜子も見た事が無い上等の着物があった。
笛子は桜子に言う。
それは母が父と駆け落ちした時、徳治郎が送った嫁入りの着物だった。
しかし母は、袖を通した事は無かったらしい、と語る笛子だった。

この着物は、桜子の嫁入りの為に残しておいたのだ。
達彦が戻るまで仕舞っておこう、という笛子の横顔を、じっと見つめる桜子。

だが残りの着物は全部売る。売り上げの半分は生活費、残りは絵の具代にする。
厳しい表情の笛子に桜子は言う。
「絵の具を買う、って事は、食費を削る事だよ。」

戦争に協力する絵を描かない限り、絵の具の配給も受けられない。
笛子は、自分の画風を守る冬吾を助けたい一心だった。
桜子は笛子の決意に、このままでは姉の身が持たない不安を増大させていた。

和子は、自分達が幼い頃に食べていた甘い菓子の味を知らない、と言う笛子。
不憫だね、と言って娘を抱きしめる笛子を見つめる桜子。

その夜、桜子は冬吾に言うのだった。
姉の事、もう少し考えてくれ、絵描き以外の仕事で収入を得て、笛子の負担を減らしてくれ、と。
だが冬吾は言う。
肋膜に影があって兵役免除となったが、この時代、いつ兵隊に取られるか判らない。
片手になっても、残った手で絵を描くが、死んだらおしまいなのだ。
「俺には今しかない、わかってくれ。」という冬吾に、桜子はそれ以上、何も言えなかった。

後日。山長の野木山と電話で話す桜子。そちらの様子はどうか、と問う桜子に、
「何とかやってる」という野木山。だが若女将がいないと淋しい。
特に怒ったかねをなだめられるのは桜子しかいない、と語る野木山だった。
桜子は、おちついたら帰ると言い、電話を切った。

マロニエ荘に戻ると、笛子がしゃがみ、洗い桶で洗濯をしていた。
そんな姉を慌てて止める桜子。
笛子は無理しないでくれ、自分がやるから、という桜子だった。

そこへ飛び込んできた和之。慌てた様子で、息を切らしている。
「ヤスジが捕まった。拘置されてる。」という和之の言葉に、冬吾が出てきた。

「警察へ行って来る。」と言い残し、冬吾は警察へ向かった。
笛子は、よくあることだと桜子に言う。
夕飯の支度をしようと和子の手を引き数歩だけ歩いたが、そのままうずくまってしまった。

駆け寄る桜子に「来たみたい。」と言う笛子。どうやら産まれそうなのだ。
慌てて杏子を呼びに行かせ、姉を気遣う桜子。
笛子の顔が苦痛に歪んでいた。

だが杏子は手術中で、直ぐには連絡が取れない。
そう言って戻ってきた和之に、桜子は言う。

「お湯沸かして、さらしと脱脂綿とはさみ用意して!」
そして笛子にいうのだった。
「杏姉ちゃんのお産、見たことあるから大丈夫っ!」

「どこが?」笛子は桜子に言う。
桜子で大丈夫なのか・・・笛子が不安になったその時、磯が現れた。
「叔母さん!」
安堵の色を浮かべる笛子と桜子。
そして、笛子のお産が始まったのだった。


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