山長400年の最大の危機。味噌の統制価格が決まったのだ。
仕入れ値より安い価格では、売れば売るほど赤字になる。
かねは頭を抱えた。山長の女将として切り盛りしてきたこの店を、この状態でどうやって続けていけばよいのか。
味噌の水分を増やせば乗り切れる、と野木山は言う。
だが、職人頭の仙吉の誇りがそれを許さない。
「そんなモノは、八丁味噌じゃない。」と。
八丁味噌を作れないくらいなら死んだ方がマシだ、と仙吉は徳治郎に言う。
自分の仕事に誇りがあるから。
徳治郎にだって、そんな事は判っている。
だが店を閉めたら、そこで働く人達はどうなるのだ。
誰にだって生活が掛かっているのだ。
キヨシは悪童時代のツテで、安い大豆を探してくるが、朝鮮の難破船の積荷である大豆の価格の異様な安さに、仙吉は難色を示した。
「危ない橋は、渡らない方がいい。」と言う仙吉。
かねもその言葉に同意した。
かねの両肩に、重くのしかかる"山長の伝統"。
拓司はもう居ない。
達彦は軍隊へ。
たったひとりで立ち向かわなければならない。気丈に振舞っているかねは、途方に暮れる。
そしてキヨシが、桜子にだけ告げた事実。
「赤紙が来た。」と。
桜子はいつだって前向きだ。
議員が「電話に出なけりゃ、こっちから会いにいけばいい。」ってね。
しっかりと、かねを焚き付けてたな(笑)さすが桜子。
味噌に付加価値を付けて売る、ってのはアリ?
かねさんがナマで歌ってくれたら、アタシは統制価格+アルファで買うゾ。マジで(笑)
去年の「ファイト」だって由紀さおり扮する女将が、旅館でショー開いてたじゃん。
かねさんも山長でライブしたらいいのになっ(無茶苦茶云いよりますわ)