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今週の時代背景は1980年。
「まさか所長が・・・」と「まさか所長に・・・」と、二度ビックリした展開だった。
所長が病で倒れる辺りの展開で、やっぱり草若師匠の姿を重ねてしまう私(重ね重ね申し訳ない)。
その辺りで多分、所長との永遠の別れになるのだろうな~なんて、薄々察しながら観てたけど、まさか久子が岡野所長に、"父親以上の感情を抱いていた"なんて、全く想像外。
だからキスシーン見た時は「えええええ!?そうなのか~!」だった。しかも一緒に寝ているというオプションまで付いてるし。
でもあれって、え…っと、"添い寝だけ"よね!?次週で、久子の出産シーンが有ったら・・・ってのは杞憂かw

"察しつつ観ていた"と言えば、柴田家の夫婦の微妙なズレもだ。
毎日仕事で深夜帰宅の夫、娘と二人で過ごす時間が余りにも長い真理子。
先に休んでいていいと言う隆男に「鬱陶しい?」と聞き返す真理子。
真理子ってかなり空気読むタイプだな。しかも相当、深読みする性質かと思えた。その深読みが的を得ているのかどうかは判らないけど、その度にいちいち言われているのなら、確かに鬱陶しいかもしれない。
仕事に打ち込む事で、久子への微かな想いを消し去ってきたのかなぁ隆男って。でも肝心の久子は、もう完全に過去の記憶になっている様だけどね。
取材で真理子の処に来た吾郎が本音を漏らす。隆男が全然休まず働いていると言う真理子に「寂しすぎるよな。話するのが、夜食の時だけだなんて。俺ならもっと一緒に・・・。」と言う吾郎。
吾郎はまだ真理子の事、忘れてはいないんだよね。

20年振りの父との再会。母の店の常連客から聞いた目撃情報を頼りに、寄席に足を運ぶ久子。
そこで見たものは、寄席の呼び込みをする父、浩太郎の姿だった。
子供の頃の父の姿しか覚えていないから、あの頃の気持ちのままで接しようとする久子。でも浩太郎には、そこに至るまでの自分なりの事情が有った。そして今の生活が有る。
別の女の人と暮らしている父の現状を知った時、久子の怒りが爆発する。
母と自分は、ずっと二人きりだった。母は女手ひとつで苦労して、自分を育ててくれた。その間、父は別の女の人と一緒だった・・・そんな思いが一気に久子の気持ちを揺るがせたのかな。
父親に怒りをぶつけて飛び出す久子。

父親に会った事で、仕事にも身が入らない久子。様子がおかしい事に気付いた岡野所長と経理の邦子が、久子の相談に乗る。
母・光枝に話そうと考える久子に「黙っていなさい。」と制止する邦子。
自分の体験と重ね合わせて話す邦子の言葉には、久子を説得するするだけの十分な重みが有った。邦子さんのご主人は特攻隊だったのか。

だが浩太郎の消息を光枝に告げたのは岡野だった。黙っているつもりだった久子の代わりに、嫌な役を自ら買って出てしまう岡野。
聞かされた当初、光枝は一生懸命平静さを保とうとしていたが、終いには「お帰り下さい。」と言い放つ。
何故、家庭の事情にまで・・・と思ったけど、後に光枝から感謝されていた岡野。
「久子に聞かされていたら、自分も娘ももっと辛かったと思う。」
礼を言う光枝に、"ああなるほどね~"と思った。人の気持ちを深く思いやる事の出来る岡野所長だから、敢えて自分が出たのか。
車売る時も、それぞれの家庭の事情をちゃんと把握してるしね。

代替の時期が来ていた横山家の営業を、入院した岡野の代わりに任された久子。
その横山家はと言えば、ご主人は毎日深夜帰宅、娘も遅くにしか帰らない。家に居るのは妻と浪人生の息子だけ。
アルコールに依存する妻と、家庭内暴力が抑えられない息子。1台目の車を買ってくれた頃は、幸せいっぱいの家族だったのに。いつの間にか、すっかり歯車が狂ってしまっていた。
そんな横山家の様子を気遣い、足繁く通う久子だけど、所長代行としてやってきた柴田と営業方法についてぶつかってしまう。
本社の意向で、効率良く数字を挙げようと営業にハッパを掛ける柴田だけど、そのやり方は営業達には伝わらない。
「所詮メーカーから送り込まれた人間だから。そんな風にしか自分を見てくれない、現在の日本車の状況をまるで理解していない。」と、居酒屋で大森や高村と呑みながら愚痴る柴田。
でも其処で、独断で動かない処が柴田君なのかな。入院中の岡野に相談してる辺りを観ていたら、柴田なら岡野所長の気持ちを汲んで、上手くやっていけそうな気がした。
実りを得る為には、耕す時間も必要だ・・・。」と言う岡野。
耕さずに刈り取り続ければ、いずれ何も実らなくなる。」
この言葉って、すごく深いな・・・と思った。

久子が横山家を訪ねた時、息子・敦也が居間でバットを振りながら暴れていた。家中のモノを叩き壊す凄まじい光景に、久子も一瞬及び腰になる。
椅子の陰に隠れ、久子に「警察を・・・」と言う早苗だけど、その言葉に更に反応して、いっそう手が付けられない状態の敦也。
その朝に父親と揉めた事が、暴れた原因だった。
駆けつけた岡野が部屋に立て篭もった敦也に呼びかける。ドアを開けようとした途端に、岡野に突っ込んでくる敦也。
敦也の身体をしっかりと抱きとめ、必死で語り掛ける岡野。
車を買ったばかりの頃の横山家の様子、敦也は待ち望んで産まれた子、家族に喜びを運んで来た子だと、敦也に言い聞かせる岡野。
帰ってきた横山が、「一体何事なのか?」と憮然としている。そんな横山に久子が言う。

もっと向き合って。逃げないで。見捨てないで。

それは自分の父、浩太郎に一番言いたかった言葉なのだろう。

戦後から高度成長期を経て、今もなお一生懸命働いてきた理由は、明日の幸せを夢見てだった。でも辿りついた先に見たものは、バラバラになった家族、汚れて捨てられた車。
岡野所長って、車を売る事が本当に好きなんだ。車と共に、家族の幸せな笑顔を見る事が好きなのだろうな。だから営業先の家庭の事にも、真剣に向き合えるのかもしれない。

車を希望に変え、喜びと共に売ってくれ。」

それがトップセールス・久子へ遺した、上司としての岡野の最後の言葉。

岡野の葬儀が有った夜、浩太郎が店に訪ねてきた。
久子ときちんと向き合おうとする父。
そんな風に向き合えるのも、以前、光枝に言われた事が有ったからかな。
「逃げてばかりいないで、一度位、久子と向き合ったらどうなのか。」
久子が車のセールスを始めたのは、幼い頃、父の車に乗せてもらった思い出が鮮烈だったから。
本当はボロボロのセコハンでも、久子の思い出の中ではピカピカの新車だった。

借金を返したら直ぐに戻るつもりだった。でも、いくら働いても借金は嵩む。
その時に空いた心の穴が、帰りたい気持ちを飲み込んでしまう。
心に出来た"後悔"の穴。その穴と向き合うのが怖くて、ずっと逃げているうちに戻れなくなってしまった。
浩太郎の言葉を黙って聞く久子。
「生きた分だけ後悔も増える。抱えて、踏みとどまって生きていくしかない。」
そう言いながらお好み焼きを出す母・光枝。
この時の光枝さんは、いつもの様に、威勢のいい明るい光枝さんに戻っていた。

「お前はもう、お日様の向こうまで走ってるよ。」そう言う父は、少しだけ眩しそうだった。
車を売る時の久子は輝いている。何事にも揺るがない自信に満ち溢れている。
久子はこれからも、ずっと走り続けるのだろうな。

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