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【ちりとてちん「笑う一門には福来る」最終回】

2007年春。
喜代美は臨月を迎えていた。大きなお腹を抱え、動くのもきつそうな喜代美の元へ、順子が訊ねてきた。
パンパンに張ったお腹に思わず「うわ~。いよいよ言う感じやね。」と言う順子。
・・・ホントだよ(笑)。風林火山の時も妊婦やってた貫地谷さんだけど、今回もお腹の大きな女性を演じている。しかも今回は産むからなぁ(笑)よかったね~喜代美ちゃん。
顔をしかめて言う順子に、恐れをなしたのか喜代美。初めての出産、どれだけ痛いのかを想像するだけで「どねしよ~どねしよ~」と、泣き言のひとつやふたつ言いたくなる。
順子は双子だったから、喜代美よりもっとシンドかったんじゃなかろうか。
痛いのイヤや~、と半泣きの喜代美。
それに対し、順子が言う。
子育てに比べれば、産みの苦しみなど大した事無かったって思える様になる。
子供が自分の思い通りに動く事なんてまず無い。産みの苦しみなんていちいち思い出してる暇も無いだろう。でもそれが母親になると言う事・・・。

「覚悟をしていたとは言え、いざとなったらやっぱり・・・」と言う喜代美。呑みこんだ言葉は「コワイ」だよな~。
子供を産もうかという時点になっても、未だにヘタレた事を言う喜代美に、順子がビシッと言い放つ。
喜代美に対し、いつも鋭い指摘をする順子だった。でもヘタレていた喜代美には、その順子の厳しさ、引っ張ってくれる強さは大切なものだった。
順子にビシビシと叱咤激励?され、喜代美はすっかり、その勢いに呑まれていた。

「しっかりし!アンタはお腹の子供のお母ちゃんだけやなくて、どんどん増えていく草々さんのお弟子さんのお母ちゃんのもならんとアカンのやろ?」
順子の勢いに押され、ついつい頷く喜代美。
更に順子は続ける。
そうして、ひぐらし亭に出入りする落語家みんなのお母ちゃんになるって、そう決めたんやろ?

喜代美自身に、その決意を再確認させる順子。
順子の気迫にすっかり圧され、ただただ頷くばかりの喜代美。


「ほな、も~"どねしよ"は禁止や!」

「・・・はい。」勢いに呑まれ、つい頷く喜代美に、鼻息も荒い順子。その漫画的表現に笑った(笑)。今までも漫画チックだと思えた部分は有ったけど(草々の壁蹴破りとか)、そういう漫画みたいなシーンも見納めかと思うと淋しいの~。

順子に出会わなかったら、自分の人生はどうなっていたのだろう。想像するだけでゾッとする。
そうだねぇ。順子が居なかったら小浜から出ることも無かっただろうし、地元の短大にでも行って、何となく結婚して・・・多分友春と結婚してたかもね。
で、幸せなんだけと何かが足りない結婚生活・・・とか言ってたかもねぇ。
今やってる某局の昼ドラみたいな展開だったかもな。そう考えると、確かにゾッとするわ(笑)

その友春が居る魚屋食堂。
今日も元気に鯖を焼く友春。やがて学校から戻って来た順平・春平。順平は鯖を焼く父の姿に、自分も焼いてみたいと目を輝かせ、春平は丁度来ていた秀臣と静が持ってきた塗箸が気になる。
孫達の姿に、それぞれの将来を見る幸助。魚屋食堂の跡継ぎと、若狭塗箸製作所の跡継ぎ。
そんな幸助に対し「双子タレントとして売り出したいわ~」と脳天気な松江。思い切りミーハーですな松江さんったら(笑)
幸助にも言われ、些細な事で喧嘩になりそうな幸助・松江の仲裁をするのは友春。勿論、手には焼鯖(笑)。
この店は代々、仲裁分の焼鯖も見越して仕入れなきゃならんから大変だろうな(笑)。

今日のひぐらし亭では、四代目草若の襲名披露が行われている。新しい草若となった小草若兄さん。遂に、とうとう「小」の字が取れ、新しい草若として客席を湧かせる。
落ち着きが無かった小草若も、新しい草若になって"どっしり"した風格が出てきた。
細身の見た目は以前と変わらないのに、演じ方で貫禄を見せてる処は本当に感心致しました。
高座でライトを浴びている四代目草若。その姿を、嬉しそうに目を細めて見る鞍馬。

「草若・・・。やっと・・・また草若に会えたなぁ。」

感慨深げに呟く鞍馬。鞍馬会長ってば、先代草若にも結構意地悪い事言ってたけど、ホントは大好きだったんだろうな~。好きだけど正直になれない・・・っつか、好きだからこそ意地悪してしまう、と言うか。ガキ大将みたいだよ。本当ににツンデレのオッサン、いえ会長でしたな(笑)

喜代美は電話をしていた。相手は四代目草若。それは襲名のお祝い電話だった。
そこに現れたのは奈津子。本のクライマックス、臨月の喜代美を取材しなかったら完成しない。
奈津子は喜代美の子供時代の写真を小次郎に探す様に頼んでいた。
「有ったでぇ」と沢山の写真を持ってきた小次郎。「ちょっと~やめて~」と言う喜代美の言葉は無視して、子供時代の喜代美の写真が次々と写る。

これは祖父母が保存してたのかな。もしかすると正典と糸子が鯖江に居た頃から、小浜の正太郎と小梅に孫の姿を見せようと、せっせと送っていたのかもしれない。
小次郎も当時見てたから、それを引っ張り出してきたのかな~と妄想してみるが、実際はどうなんだろう。

奈津子は喜代美の軌跡を本にして出版したものの、大して売れなかったらしく、小次郎が道端で叩き売ったと言う後日談が披露されていた。
自費出版だったんかな、奈津子さんってば。

寝床では四代目草若が呑んでいる。そこへ襲名を祝う清海がやってきた。四代目草若は言う。
今の自分が有るのは清海のお陰。あの小浜での箸のイベントに呼んでくれなかったら、今の自分は無い。
「底抜けにぃ~おおきに!」
草若を襲名しても、服装の奇抜さは小草若時代と変わらない。襟の色が違う~不思議なジャケットだよ仁志君(笑)
草若の「底抜けに」に、思わず笑顔の清海。もうこの二人、一生茶飲み友達でもいいのと違うやろか。
お互いの仕事を思えば、この時点での結婚は難しそう。通い婚なら可能性は有るかもしれないけど・・・。
でも将来、清海が春平に製作所を任せたら、仁志と一緒に暮らす事も可能かもしれないしね。今はまだ、このままの二人でいいと思えた。

そして草原兄さんは、長年の功績が認められ、遂に府から表彰された。それは長年に渡り、大坂文化に貢献している為に表彰されたものだった。
磯七が草原に祝いの言葉を述べると、草原は言う。
これは自分が貰ったものではない。長い間自分のファンで居てくれた、妻・緑が表彰された様に思う。
と言う事は、草原兄さんの「緑~」と号泣がセットでやってくるのかいな。そんな予感大有りだから、磯七も「出た」って言ったのかも(笑)。
こうなると、もう磯七は目に入らない。
もはや草原と緑、二人の世界が繰り広げられている。
「ありがとう、緑」草原が微笑み、感極まっている表情の緑を抱き締める。
「まぁくん・・・」
両親の姿を見る颯太、子供には、ちょっと眩しい両親の愛のシーンかな(笑)。
そんな家族の風景に一言、「要らん事言うた」と、ボソリと呟く磯七が面白い。

そして四草。これには吃驚した。
算段の平兵衛が十八番となった四草の処に、ある日突然、5歳位の男の子を連れた女性が現れる。
「あなたの子供です。」と、子供を前に言う女性。
この女性と四草の関係が判らない。それは視聴者に妄想させる為なんだろうか?子供はこの女性との子供なのか、或いは別の女性と関係して出来た子供を、友人であるこの人が連れてきたとか・・・まぁ好き勝手に想像していいんだろう。あまり似てないし、連れてきた女性に懐いている風でもないし。
母親に置いていかれたら、普通に愛情持って育てた子供なら絶対追いかけそう。そういう素振りも無いし・・・他人なんだろうなぁ。好意的解釈をすれば、友人の為に四草の下に子供を送り届けた様に思えてならない。
いきなり現れた我が子。そんな唐突な出来事も、あっさりと受け入れ育て上げたという四草。正直言って、男手ひとつでよく育て上げたな~と思う。

熊五郎は新しいメニューを開発してるのか。寝床では相変わらず、熊五郎の美味しい料理と咲の威勢のいい声があり、そこでは菊江と磯七が、他愛無い会話を楽しむ風景がある。ここで流れる時間の描写は好きなシーンだ。いつまでも変わらない空気感がある。
熊はんの処ではピザも有るのか。これはヒグラシの紋を模したピザ。セミの羽はベーコン、目はサラミで美味そう~。この居酒屋、何でも出てくるんだな(笑)。
寝床みたいな雰囲気の居酒屋って好きだ。メニューは何でもあるし、大将もおかみも気さくだし、料理は美味しそうだし・・・。ドラマの飲食い処って大抵ウソ臭くて、そそられた事は先ず無かったけど、「寝床」だけは、マジでこんな店が有れば行って見たいと思った。

草々は相変わらず落語一筋。弟子入り志願者が後を絶たない状況だ。現在は弟子三人なのか~。筆頭弟子の小草々こと勇助。いつか「小」の字が取れる様にと、落語に精進する日々だけど、相変わらずしょ~もないウソをつく処は変わらずなんだ(笑)。
正平は恐竜博物館へ異動が叶い、後に留学し、念願の学芸員の資格をゲット。小梅さんは、幾つになっても好奇心旺盛なお祖母ちゃん。
正典は最近では、塗箸の技術指導を行っている。塗箸製作所の若い人達に仕事を教えつつ、工房では精進する日々。
そして糸子は、今迄通り変わらず「お母ちゃん」をやっている。匂いで何かを察している糸子って、ちゅらさんのおばぁ並の予知能力持ってるよね~って、始まったばかりの頃に思ったけど、今でもその思いは変わらないわ。で、糸子も、もう直ぐお祖母ちゃんになるんだよね(笑)。
喜代美に「そろそろ心構えを」と言う糸子。それはもう直ぐ産まれると言う心構えをしておきなさい、と喜代美に覚悟を促すものだ。
不思議そうに言う奈津子に、「匂いで判る。」と言う糸子。嗚呼、やっぱ「おばぁ」だよ(笑)。

喜代美は工房で、先代草若の「愛宕山」を聴いている。此処から始まった喜代美と落語との出会い。
その姿を見た草々が、「そんなに好きやったら辞めへんかったらエエのに。」と喜代美に言う。
草々の言葉に、ちょっとショボーンな喜代美。その様子に「ウソやウソやウソや」と笑いながら、喜代美の頭をナデナデする草々。
草々がこんなに喜代美に優しく接する日が来ようとは。12月頃はどうなるのやら・・・と思っていたけど、まぁ良かったんじゃないでしょうかね。
お母ちゃんとして、一緒に師匠の落語を伝えていこうと言う草々。頷く喜代美。
・・・師匠の落語を伝えるって言うのは、実際に自分が落語家として伝える事ではなくても、その手伝いをする事も"伝える"事に変わりない。
そういう解釈でいいんでしょうか。

そんな事をしていたら、陣痛がやってきた。痛い!と苦痛に歪む喜代美の様子に慌てる草々。
「救急車~」と大声を出す草々と、上沼さんの「ようこそのお運びで、厚くお礼申し上げます」のナレーションが被る処が心地いい。
救急車で病院に運ばれたのか、そのまま分娩室に直行される喜代美。
分娩室の外で心配そうな草々。その草々が、中に居る喜代美に聞こえる様にと、話し出すのは「愛宕山」。
これは糸子が喜代美を出産する時、分娩室の前で「ふるさと」を歌っていた正典と重なって、少しだけ泣けた。

空には雲雀がピーチクパーチク囀って、
下には蓮華蒲公英の花盛り
陽炎がこう燃え立ちまして、
遠山にはスーッと霞の帯を引いた様。
麦が青々と伸びて、菜種の花が彩っていようかという本陽気。

その道中の、陽気な事!


赤ん坊の泣き声が、草々の耳に聞こえてきた。
産まれたのだ。草々と喜代美の子供が。

ベットの上で微笑む喜代美の笑顔が美しい。
この視線の先に有るのは、産まれたばかりの子供の姿なのだろう。
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