上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ちりとてちん「大草若の小さな家」#142】

東京に行った磯七から手紙が来た。今日は寝床で皆が揃って手紙を読む。
手紙には、大阪の日々を懐かしむ磯七の事が書かれていた。今は東京で落語の常打ち小屋に通い、すっかり通になったと言う磯七。
「何、浮気してんねんな~」と、手紙をポンっと叩く菊江。お姉さんの具合もかなり良くなったみたいで、磯七さんも余裕が出てきたのかな。でも上方落語への、徒然亭への思いも綴ってある。
そして勇助への伝言。いつかきっと、俺はあいつの初高座を観ていた事を誇れる様な噺家になってほしいと磯七は書いている。
その思いを、改めて噛み締める勇助。手紙に向かって頭を下げる喜代美。
「草々」で〆た手紙に、つい返事してしまう草々。草々の事じゃなくて、前略~草々の草々やで、にガクッとコケる草々、笑う一同。お約束だけど笑えた。

小浜では、清海が正典に弟子入りを志願していた。製作所を継ぐ為に、伝統若狭塗箸を教えて欲しいと頭を下げる。しっかり継ぐ為に理解したい、父の歩いてきた道を。
清海の迷いはもう無い。父の姿、箸への思い・・・今度は私が受け継ぐという強い意思がある。
喜代美に返された石を、お守りの様にして再び身に付けた清海。
「職人になる為の修行じゃないのに、失礼かと思うのですが・・・」と言う清海を見て微笑む正典が言う。

秀臣には9年も教えてもらった。

清海は再び頭を下げる。此処に伝統若狭塗箸の後継者が出来た。
小梅は嬉しさの余り、涙ぐみながら正太郎の仏前に報告していた。

草若邸では草原、小草若、四草。そして草々、喜代美、勇助と皆が揃っていた。
草々は改めて常打ち小屋の話をする。
諦めたくない、と言う草々に対し、同意する意見は出てこない。
鞍馬には反対されたが、磯七の手紙を読んで、草々は刺激されたのだろう。やっぱり必要、と言っても、本人に具体的な案はまるでない。
しかも天狗芸能に頼らないで、どっか適当に土地を買って・・・って、そんなアバウトな考え方で大丈夫なのだろうか?
草原、小草若、四草は、そんな草々に反対していた。当然だと思う。
土地を買うと言ったって、資金は?これは小草若の、考えてからモノ言え、が正しいと思えた。
考えるより先に、先ず他の弟子達の同意が欲しかったのかもしれないけど、誰も草々と同じ考えの者は居ない。
常打ち小屋は欲しい。でも今必要だとは誰も思っていない。だいぶ成長したとは言え、未だ草々は一方向からでの物事しか見ていないな・・・。
それでも、他の兄弟の意見を聞こうとする場を作っているから、そんなに責めては可哀想かなぁ。
でも小草若もさすがに、土地家屋を売ってまで常打ち小屋の必要性を感じられない。
常打ち小屋で走り回っていた草若の姿をずっと見てきた。病床の志保の傍に、もっと居てあげて欲しかった・・・小草若は今でもそう思ってるんだろう。
「結果・・・皆不幸になったやろ?」と言う小草若。その言葉に皆、険しい顔で黙りこくっていた。
草原が四草に意見を聞く。
師匠の悲願を叶えたい気持ちはある、だが常打ち小屋が、必ずしも上方落語の交流に繋がるとは思えない、と言う四草。
「どういう事や」と草々が問う。
常打ち小屋が有れば、毎日10~20人の落語家が高座に上がれるという事になる。
それは腕を磨く機会が増える事になる、と言う草々。だが四草の意見は違う。

黙ってても出られる場所があるのなら、却って腕を磨かない奴も出てくるのではないか?
冷静に物事を見る四草の意見に、草々も返す言葉は無い。四草の言葉は続く。

腕を磨かない・・・そういう連中がはびこる様になったら、上方落語の未来は無い。
自分の手で場所を見つけ、自分の力で笑わせる気概が大事・・・と言う四草。
思わず頷き、納得する喜代美。
理詰めで攻められるから、草々は面白くない。
感覚で生きてる草々は、四草みたいに言われると返す言葉も無くなるから、自分自身が歯がゆいだろうな・・・。
草々は喜代美に意見を訊くが、喜代美自身、実はよく判っていない。今まで、兄弟子達の意見に何となく流されていた。つい草々も呆れる。成長した処もあるけど、まだまだ未熟な考え方も残る草々。
そんな喜代美を草原がフォローしてくれた。やっぱ兄さんは優しいわ。ちゃんと喜代美の逃げ場を作っている。言いっぱなしの草々じゃ、喜代美も辛いままだ。
草原は言う。
必要だとは草原も思っているだろう。四草同様、師匠の悲願を叶えたい。
でも今は無理だ、金も人手も掛かる。掛けた処で本当に成果があがるのか?
無謀すぎる、そんなリスクを犯すことはできない。家族の事を思うと、つい保守的になってしまう。

逆に草々に問う草原。
草々だって弟子が居る。小草々が落語家として一人前になるまで面倒を見る義務がある、そんな時に無謀な事をするな、と草々を諌める草原。
「天狗座と関係無しに作るという事は、天狗座のライバルこしらえるようなもの。また干されへんとも限らない。」
草原の言葉に、草々は返す言葉が見つからない。感情のままに言っても、誰もその熱い感情に同意する者は居ない。
「干されるって?」喜代美はその意味が判らない。
「お前が此処に来た頃の状態になると言う事や。」と四草が言う。

ここから先は喜代美の妄想。妄想にしては長い。
もっさり頭に丈の合わないスーツにネックレス。昔の草々みたいな勇助が、無精ひげで酔っ払って寝転がっている草々に・・・これ昔の草若か(笑)。
背中に刺した孫の手、湯のみの酒?を掛けられた勇助のもっさり頭から垂れる雫、座布団を抱え、声を殺して泣く勇助・・・。そしてそれを物陰で見守る喜代美・・・。


自分の妄想の悲惨さに、喜代美本気で泣きそう。
「いやですぅ~耐えられないぃ~」と、別世界に飛んだままの喜代美に、訳が判らない勇助。
さすがに草原は判っていたか。「そんな極端な想像せんでもええやろ。」
全くもう・・・(笑)。

喜代美は草々に懇願する。
今は動かない方がいい、奈津子も言ってたけど、やはりタイミングというものがあるのでは?時期が来るのを待った方がいいのでは?
でも草々は待った。草々の中では「ずっと待った」なのだろう。イラつく草々が、誰に語りかけるともなく言う。
「それはいつや、いつになったらその時期が来るのや、なぁ?」
声を荒げる草々。だが誰も答えは出せない。
草々はふいと立ち上がり、離れへと戻った。

ひとり仏間に居る喜代美。草若の写真と向き合う。草々の気持ちは判るけど、喜代美は未だ、そこまで熱い気持ちを持てないままでいた。
FC2ブログランキング にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
ランキング参加中です。よろしければクリックして頂けるとウレシイです。

テーマ:ちりとてちん - ジャンル:テレビ・ラジオ



















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 ドラマの向こうに。, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。