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【ちりとてちん「嘘つきは辛抱の始まり」#116】

春の日差しが明るい日、草若の葬儀に皆が揃っている。皆が涙をこらえ、草若の為に涙を流す中で、一人マイペースなのが小次郎叔父ちゃん。
以前草若に頼まれた宝くじの当選番号を調べる為に、古い新聞を探していて遅れた小次郎。
まぁ場が場なだけに、おっちゃんの行動は余りにも空気読めなさすぎかもしれないね。でも小次郎は本当に素直に、当選有無の報告を草若にしたかったんだろうな。
喜代美に宝くじが置いてある福助の在り処を聞き出し、引っ張り出す小次郎には不謹慎だけど笑ってしまった。
さすがに小梅さんも周囲に詫びてましたが、こんな場をわきまえない行動、小次郎以外誰も出来そうにないわ(笑)。

喜代美と小次郎二人で、縁側で当選番号を確認する。上から順に調べるのが小次郎流だそうだが、これなら宝くじ買うのも楽しかろう(笑)。私は下から調べるので、直ぐに終わってしまうよ。
更に笑ったのは、最初は草若の為に泣いていたり、神妙な表情で葬儀に参列していた人々が、番号が何処までも一致してるので驚く小次郎と、それに釣られる喜代美の周囲に徐々に集まりだす処。
残り4桁で集まってきたのは和田家の人々。でも未だ誰も、本気で信じている風でもなかった。ところが次の桁も一致している。
葬儀に参列していた漢五郎師匠の目の色が変わる。遂に全員が集まってきた。
ホントに当たったらどうするんだろ。最初は棺桶に入れるって言ってた小次郎だけど、徐々に一億への夢が膨らんできた。
草原に聞かれて、何処か迷いまくったような返事の小次郎に、ダメ押しするのは四草だ。
「一億、灰にするつもりですか。」

ううう、そう言われると迷うよなぁ。最初は威勢のいい事言ってたけど、ホントに当たったら・・・。だって200万有れば奈津子と結婚出来るのに。買いに行ったの自分だよ。そんな気持ちも皆無とは言えないだろうな。
三途の川の渡し賃の為にも入れた方がいい、と言う磯七。大金に目がくらんで争うのは良くない、と判断したのかもしれない。
でも緑さんの「お金燃やすような事したら、かえってばちが当たります~」は、すごく同意してしまった。だって当たれば一億だもんな~そんなん怖くて燃やせないよ~。

緑に同意する柳宝師匠、渡し賃を心配する菊江。尊徳の「ニセ金入れといたらええがな」に草々が「落語のネタやないんですから」とツッコミ入れたのには笑った。
悲しい葬儀の席だというのに、すっかり雰囲気が変わってきてるぞ(笑)。
「皆さん落ち着いて下さい」と言う奈津子の表情に、全く落ち着きが見られないんだが(笑)
緊張感漂う中で、残りの三桁を読み上げる小次郎と喜代美。
遂に最後の一桁、皆の緊張感が高まる。
「6!」「8!」

一気に気が抜けてしまった一同。でも何だか和んでしまった。
葬儀の席で客を笑わせたのは、他でもない草若自身だった。「えらいもんですな~」と感心する小梅。「草若、日本一~!」と叫ぶ草原。
参列者の誰もが笑顔になってしまった葬儀だけど、当の草若だって涙で送られるよりは、皆が笑顔で送ってくれた方が嬉しかっただろう。
更に、門の処までいたのに中の様子を伺うだけで、微かに礼をして微笑んで立ち去る鞍馬会長にはちょっとジーンと来た。

小草若と草々が向き合う。今後の事を話し合う為に。
筋を通すなら、小草若が戻ってきて、草々と喜代美が他所で暮らすのが正しい。でも小草若自身がそれを望んでいないのだ。
今更此処で一人で暮らすのは淋しすぎる、と言う小草若だけど、それだけじゃないだろう。草若の息子という重圧がのしかかるのがシンドイんじゃなかろうか。葬儀の席で漢五郎師匠に言われていた時もシンドそうな表情だった。
一人でいる寂しさと、偉大な父が遺した名前の重さで、小草若は押しつぶされそうな思いなのかもしれない。
身体も細いから余計に心配だわ。
そんな話し合いの最中に、またも掛かってきた弟子入り志願の電話。
草々は受け付けようとしないが、小草若は「弟子を取れ」と言う。それは次の世代を、自分達の世代で育てて行く為にという決意の表れなのか。

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