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【ちりとてちん「時は鐘なり」#75】
「年季が明けたら出ていかな、アカ~ン。」と草若に言われ、年季明けの喜びも何処へやら、すっかり不安の塊と化す喜代美。だが、動揺しているのは喜代美だけでなく草々もだった。
部屋に戻り、灯りをつける喜代美は、隣の部屋と繋がった壁を見つめる。壁の向こうには草々が居る。

草々の隣に住めなくなる寂しさと、一人立ちへの不安で心配そうな喜代美、でも同じ様に壁の穴を見つめて、いずれ喜代美が居なくなる事への寂しさを感じている草々。同じ時、同じ事で互いを思う二人。
あ~もう、若者は楽しそうでいいねっ(笑)
草々にもようやく火がついたかいな。切ない気持ちを抱えた二人の、クリスマスの夜が更けていく。
そういえば、あの「愛宕山」のカセットテープはどうなったんだろう??

翌日の夜も寝床で弟子達が集まり、呑み&食事。話題は専ら、喜代美の年季明けだ。昨日の夜、草若はあんな事言ってたけど、そう言えば草々だって内弟子部屋に住み続けている。
咲が疑問をぶつける。それに答えたのは草原と草々だった。年季明けで一度は部屋を出たけど、おかみさんの具合が悪くなった時に戻ってきた。

磯七が喜代美に、脅かすような面白がるような口調で言う。年季明けの噺家程、貧乏なものはない、と言う言葉に、最初は冗談だと思う喜代美。
だが、磯七の言葉に昔を思い出した兄弟子達、全員首をうなだれている。ええっ、そんなに悲惨なのか…!?店内のBGMが「神田川」で、一層侘しさを醸しだしてるのが笑える。
重苦しい雰囲気の兄弟子達、一番上の草原が口を開く。
「金は無い、仕事も無い。けど暇だけはある、あの辛さ。」
それでどうやって生活するのかと訊く咲、基本的には落語会の手伝いと草々が言うが、賃金が一回500円ぐらいだと。95年だよね。それだけじゃ足りなさそう。バイトしないと生活出来ないじゃん。
「勝手に女が貢いでくれるから。」とさりげなくモテ自慢?な四草は、全く参考にならんけどねフフ。

草原の話が徐々に深い処まで展開し、喜代美が怯える表情と、周囲が聞き入る様子に笑った。草原兄さん、途中から創作してるな。人里離れた村の辻・・・って、此処大阪の街中やろ???
お地蔵さんが「あと10円で電車乗れる~」と喋った、な~んて冗談も、今の喜代美には真実に聞こえてしまうのか。余裕無い状態なんだよね・・・。
大声で驚く喜代美と同時に、飛び上がるかの様な勢いで驚く草々、小草若、四草。
以外だったのは四草。こういう話には動じないと思っていたのだけど。腕組んで、どっしりと座っていそうな感じなんだけどな。

草原の話にすっかりビビって小さくなる喜代美、小草若がすかさず「神隠しは冗談やで」とフォローするが、四草が現実に引き戻してくれる。

「貧乏はホンマやけどな。」

これで喜代美、再び奈落の底へ。不安が更に大きくなり、泣き出しそうな表情の喜代美。そんな喜代美を、明らかに兄弟子とは違う目線で見る草々。

怒った様な表情でも、今迄とは違うんよね草々。前は喜代美に対し、全く"女"を意識してなかったけど、今の草々って、喜代美の事を、自分の意識の何処かで愛しく思ってる。けど、自分でも何故そう思うのかが判らない。そんな風に見える。

座布団を干す草々の処に草若が来る。繕った座布団を見て「若狭が縫うたんか?」と問う草若に「はい」と頷く草々。
座布団を見ながら、「アイツ出て行ったら淋しくなるな」と呟き、「な?」と同意を促すかの様な草若。
若狭の年季明けを聞いてから、草々の様子が何処かおかしい事に気付いてるね師匠。それを再確認する為の「な?」だろう、って思えた。

喜代美の部屋探しに付いて来てる草々。以前ならそんな事考えられなかっただろうに、今は喜代美の動向が気になってしょうがない。だから一緒に、新しい部屋を見ておきたいという気持ちが表れているのか。
でもしかめっ面だから、喜代美の脳内では、草々兄さんを自分の部屋探しに付き合せているから、兄さんすっかり不機嫌なのかも・・・と怯えている。怯える喜代美もメチャ可愛い♪
でもねぇ・・・草々は怒ってるんじゃなくて、喜代美が居なくなった後の、自分の気持ちの行き場所が何処なのか想像がつかないので、しかめっ面なんだと思うよ~。
エエから早よ探せ!と一喝されて、喜代美半べそで部屋を探す。そのページには賃貸マンション・2LDKの物件が。
2LDKの文字に、喜代美は妄想の世界へ飛ぶ(笑)
ああっまた新婚さんかいな~。朝食の支度をする喜代美は白いオーガンジーの襟?のブラウス、バラ色エプロン、キレイにメイクしてピアスも装着済(笑)。朝陽が差し込むダイニングテーブルの上には、いっぱい料理が並んでいる。(朝からそんなに食うのか?)で、その傍らに、青いガウン姿(バスローブにも見えるがどっちだろう?)で胸元をはだけさせ、新聞を読んでいる草々。何じゃこりゃ(笑)ガウンの下はハダカかいな。

2LDKの文字に、妄想を膨らませた喜代美が現実に引き戻される。こんな処に住める訳がないやろ、と言われ、すいませんと謝る喜代美。
でも月2万、トイレは共同という部屋を見に行けば、そこはボロボロで電車の音が激しい。高架下なのかな。
ガラスはヒビ割れをガムテープで修復してるし、襖はボロボロ、畳の上には新聞紙。喜代美よりもむしろ、草々の方が熱心に部屋をチェックしてるんだけどさ~(笑)喜代美、アンタの住むところやろ???自分も、もっと真剣にチェックしなさいよ~。
一通りチェックを終え、「次行くで」と部屋を出る草々、慌てて後を追う喜代美。

大またでザクザク歩く草々に、ちょこまかと付いていく喜代美。何か小動物系の風情なんだけど(笑)
兄さん~待って下さい~と半分ベソかいてる喜代美に、草々、険しい顔で「あんな物騒な処、住まわせられるか!」と鼻息も荒い。うんうん、一生懸命見てたもんね草々。

喜代美は草々の言ってる真意がわかっていないから「へ?」となる。草々慌てて、喜代美の親が心配するだろうからとごまかすが、本当は自分が心配なのだよな。
駄菓子屋で「年季明け祝いに奢ったる」と草々に言われ、「え、これが?」と一瞬思いつつ、草々の怖い表情に「どれにしようかな~やっぱイカ串かな~」と、愛嬌たっぷりに駄菓子を物色する喜代美。やっぱり今日は、愛玩小動物みたいな可愛らしさ全開。

ゴソゴソとイカ串を取り出し、一口かじった途端に「舌噛んだぁ」と半べそ。コドモですかアナタは(笑)
でも美味しい~と喜ぶ喜代美に、草々の心もグイと引き付けられた模様だ。奈津子が見てたら「狙ってるやろ、喜代美ちゃん」って、言い出しかねない気がしてきた。いや絶対言う筈(笑)
純真無垢な、あどけない振りをして男をなびかせようとしてるやろ?とかね。でも喜代美に、そんな狡猾な手を使う能力は無い筈。

稽古場で草原に相談する草々。予算内では厳しそうだ、と言う草々に、草原の後ろに居た四草が言う。
「適当なオトコ掴まえて、貢がせたらエエのに。」
だから貴方の意見は例外ですがな~。どうでもいいけど「みつがせ」を変換したら「ミツが背」と出てきた。そう言えばミツの時は、もっと顔が丸かったな貫地谷さん。

このまま離れにおいておく訳にはいかないか、と草原に相談する草々。それって自分の為だよな。自分の感情が表に出てしまったな草々。
師匠の傍から一度は離れた方が若狭の為、と言う草原に「それはそうですけど。」と語尾が強くなる草々。
それだけ思いが強いから言葉に出てくるんだよ。四草がこっち見てるやん。そして草原も草々を見てる。
草原はどうだかワカランけど、四草は完全に、草々の気持ちに気付いたと思うな。

奈津子に相談する喜代美だが、奈津子の独立直後の話に、更に愕然としてしまう。
空腹は我慢出来る、でも暇な時間は耐えられん。暇な時間に悪い事ばかり考えてしまう。
このまま食べていけるのか、と怖くなり布団にもぐるけど寝られない。ろくでもない事ばかり考えてしまう。
この奈津子の話、すごーく良く判る。

奈津子の話が脳裏に残っていたのか、喜代美は夢をみてしまう。
ボロアパートで毛布にくるまって仕事の電話を待つ喜代美。灯りも無く、寒さだけが身に染みる。仕事の電話が掛かってきた。受話器を取り、天狗座の仕事が入った事を喜びつつ倒れる喜代美。
後日、喜代美が孤独死した新聞記事が見出しに。「止められた電話握りしめ」って事は、あの電話は喜代美の幻想か。夢の中で幻想を見つつ死んでる喜代美・・・。

そんな怖い夢だから、いきなり飛び起きた喜代美。大きな声を出すから、隣の草々もビックリして心配する。
「大丈夫か、若狭。」と言う草々。フフ、以前と違うね。前なら絶対、「オマエ夜中何やってんのや」とか「何時やと思うてんのや」とか言いそうだけどね(笑)気になるんだね。

喜代美は言う。家賃は払うから、此処に居ては駄目だろうか。一人になるのが怖い。
一人が怖い、は草々もうわ言で言ってたな。喜代美は一人暮らしの経験が一度も無いから、不安が大きいんだろうね。
でも草々は兄弟子として言う。一人前の落語家になりたいのなら誰もが通る道だ、と。
兄弟子として言うてる、と言いつつ、複雑な感情を抑えている草々。喜代美は未だ、草々の気持ちに気付いていない。
兄弟子と妹弟子、果てしなく遠い距離に感じているけど、遠くに思えていても、実はすぐ其処まで近づいているのよホホホ。いいわね若者は(笑)

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