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【風林火山「死闘川中島」#49】
海津城。
上杉との決戦を前に、勘助はそれまでを振り返る。
某は蒼き月影の如く、
御屋形様は燃ゆる日輪の如し、
恋は散り降る花の如く、
心はほの暗き森の如し、
宿敵は天翔ける龍の如く、
戦は我が人生の如し。

丁寧すぎる位に描いていたと思う。戦闘シーンに入る迄が長いとは確かに思えたけど、それは様々な人の心の動きを描きたかった為だろう、と思って観ていたので、結構のめり込んで観た今回の話。

武田方と上杉方の心理戦。お互いがいつ動くか。少しだけ描かれていた"情報戦"。それがおふくの存在なのかと思えた。
おふくは勘助に情報を売った。「川中島に霧が出るのは明日。」と言うおふく。
そのおふくが、わざわざ自ら、妻女山に陣取る越後勢の前に出向いている。しかも宇佐美に会う為にだ。
宇佐美は、おふくを丁寧に出迎える。宇佐美はおふくの事を良く知っている。二人は顔見知りなのだ。
それは今迄も、宇佐美はおふくから情報を得ていたという事を意味するのだろう。
戦闘で傷ついた多くの武将を助け、傷を癒していたおふく。ただの人助けではなく、敵の武将の動きから様々な情報を得ていた。
傷を癒した武将達からは褒美を貰い、それらの情報を宇佐美に売って報酬を得る。したたかに生きる老婆おふくは只の情報屋なのか、それとも軒猿なのかは判らない。どっちかと言うと、後者の様な気がするんだけど・・・。ところでこのおふく、最終回にも出るのだろうか?
結果的に勘助は、金を渡した上に、敵に武田の動きを売ってしまった事になるのだが・・・。

宇佐美は、勘助の霧を利用して挟み撃ちという「啄木鳥の戦法」を見破っていた。それはおふくから得た情報がいかに大きかったかと言う事だ。
更に海津城で兵糧の準備をする煙が立ち昇る風景を見る。政虎も武田の動きを確信。
上杉陣の方向は決まった。

海津城での戦いを前にした、それぞれの食事風景。
二人の武将に酒を勧める大熊朝秀。やたらと強調されたシーンだけど誰?と思ったら、この二人は音楽担当・千住さんと題字担当・柿沼さん。公式見るまで気付かなかったけど、何で強調されていたのか、やっと理解出来た(笑)。
戦いを前にしたシリアスな話でも、やっぱり小ネタは挟んでいるのだな~と思うと、ちょっと笑いましたよハイ。
勘助は真田、相木と共に膳を囲む。食事をしながら、それぞれが思いを噛み締める。
勘助と相木の出会いは海ノ口だった。そして真田と勘助が出会った時も、共に武田の敵としてだった。
人の縁とは不思議なもの。そんな武田の敵だった三人が、今は武田の為に戦う。
「全ては、あの御屋形様に出会う為。御屋形様の存在が我らの運命を変えた。」

一人食事をする信玄の前に現れる信繁。兄と杯を交したいという信繁。しんみりとした信繁、兄の視線で信繁を見つめる信玄の目が、穏やかで温かい。
信繁は信玄に言う。息子信豊に残した家訓が、書き連ねるうちに99か条にもなった。
その一文に、御屋形様に逆らう心を持つ事はならない、と書いたという信繁。
父を廃し、家督を継いだ信玄。父に溺愛されながらも、兄の策に同意し、兄に従い、ずっと支えてきた信繁。
「こんな一文を書かなくてもいい世の中になれば良いのに。」と、戦国の世を憂う信繁の心が垣間見えるかの様なシーンだ。

酒を酌み交わすシーン、兄と弟、お互いを思う気持ちが上手く描かれている。信玄は総大将故に、信繁と揃って戦う事は出来ないが兄として弟の身を案じ、幌を作った。
それは亡き母の衣に、信玄自ら法華経の陀羅尼をしたためた物。これを持っていけという信玄。

その夜、上杉軍は戦いに備えて動いた。霧に紛れ、静かに山を下りる。
朝、八幡原で待つ8000の武田本陣。
霧が晴れた武田軍の目の前に広がる、上杉の軍勢13000。
「見破られたっ」と狼狽する勘助に信玄が問う。敵の陣形は車懸りの陣。それに対し味方の陣形は鶴翼の陣。
とにかく、妻女山の別働隊が戻って来るまで持ち応えさせなければ。銃声を合図に始まる戦闘。
武田の別働隊12000が、妻女山の上杉陣営がもぬけの殻である事に気付いた時は、麓の銃声が聞こえた。
急いで下りる飯富、馬場、真田、香坂、相木の部隊。

武田本隊は上杉の攻撃に必死で耐える。味方の不利に狼狽し、信玄に謝る勘助。だが信玄は動じない。
狼狽する勘助を一喝する信玄。
「そちがうろたえて何とする。そちは武田が軍師ぞ。敵は車懸かり、味方は鶴翼。」
信玄は勘助を見据える。

「如何にすれば良い。軍師、山本勘助!」
勘助の脳裏に、今は亡き板垣信方の言葉が甦る。

「勘助、そちが月影になれ。そちが軍師となって、御屋形様を照らし続けるのじゃ。甲斐の国の真の軍師となれ。」かつて板垣に言われた言葉に、勘助は再び己の闘志を甦らせ、すかさず自軍の体勢を立て直す為に指示を出す。
だが上杉軍の容赦ない攻撃に、武田本陣は崩壊の危機に晒されていた。

上杉本陣では政虎を始め、戦況をじっと見守る宇佐美。
宇佐美は言う。ふた時で決着がつかなければ、速やかに撤退する事だ。武田の別働隊が妻女山より下山し、武田本隊と合流した暁には、今度は人数で遥かに劣る上杉軍が劣勢になる。

母の衣で作った幌を付けた信繁が信玄の元に来た。これから上杉陣に突入すると告げる信繁。
その幌が必ずお前の身を護ってくれるであろう、と信繁に言う信玄。
兄は弟を気遣い、そして弟は馬を走らせる。

上杉陣に向かう信繁と部下達。途中馬を止めた信繁は、春日源之丞を呼び、幌を手渡す。これを息子・信豊に渡して欲しい。己の命は惜しくないが、幌を奪われる事は口惜しい。だからこれをお前に託す。
「必ず生きて渡すのだ」と言う信繁。春日は泣きながら信繁達を見送る。
「御武運を。」
死を覚悟した姿を見るのは、ドラマと判っていても辛い。春日の涙に自分も泣きそうになる。

武田信繁は敵陣に突っ込む。敵は柿崎率いる部隊。激しい戦い。その凄惨な風景に、信繁の守役だった諸角虎定が救援に駆けつける。
信繁は戦う。全ては別働隊が戻るまでの時間を稼ぐ為に。

戦う姿を見ていたら、板垣の最後のシーンを思い出した。刀で切られ、槍で刺され・・・。
信繁の悲壮な決意。懸命に相手に向かう信繁、それを助けようと必死な老将、諸角。
この二人の絆の強さがよく判る、最後まで一緒に戦うのだと。

柿崎にとどめを刺され、息絶える信繁。信繁の首を争い、蟻の様に群がる越後の兵。
そして諸角も倒れ、もの言わぬ死体となっていた。

信繁と諸角、二人の死を聞く信玄。
命を賭けて武田の為に散った二人。信繁は37歳、諸角81歳。
二人は川中島に散った。

来週は拡大版56分だ。政虎の太刀を軍配で受ける信玄。リツの涙。
勘助は死の間際、何を見るのだろう。尽くして尽くして・・・ただひたすらに尽くした由布姫の幻影を見ても構わない。でも出来れば、連れていくのはミツであって欲しい。
勘助に人を愛する心を目覚めさせたのがミツであり、由布姫を助けたのもミツの叫びが勘助の心に響いたから。それなら、勘助を連れて行くのは小説とは違い、ミツしか居ないんじゃないのだろうか。

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テーマ:風林火山 - ジャンル:テレビ・ラジオ



















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