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【風林火山「いざ川中島」#48】
それまでずっと「旦那様」と勘助を呼んでいたリツが、初めて「父上」と言う。何かを決意したかのようなリツの表情が、とても印象的だ。表情を作るのが本当に上手い。
今迄は、お茶目で愛らしくて積極的なリツだったが、今回はすがすがしくて綺麗に見える。
リツもまた、大人の女性として、戦乱の世を生きる武家の娘としての決意がしっかりと芽生えたのだろう。

そんなリツは勘助に言う。
父の心のままに、娘として嫁いで行く。でも自分は父上の娘、たとえ父の心の中に誰が居ようとも、最後は自分の元に帰ってきて欲しい。

それは娘として、戦場へ向かう父に手向けた言葉。それを聞く勘助も、リツの決心をじっかりと受け止める。父親として。
「この戦いから戻ったら、そちの祝言じゃ。」
勘助を真っ直ぐ見つめるリツ。そして二人は、摩利支天に静かに手を合わせる。言葉は無くても、父が子を思う気持ち、そして子が、父を案ずる気持ちが見える。親子の絆を感じさせてくれる素敵な風景だ。

あっ茂吉も結婚してるんだ。そして赤子も居る。戦いに行く夫の身を不安そうに見つめる妻、そして母親おくま。

「父上、御武運を。」
リツを初めとする山本家を守る女達に見送られ、勘助達は戦いへと旅立つ。
そして武田家の、躑躅ヶ崎の館から旗を差した騎馬衆が次々と出て行く姿は、なかなかゾクゾクッとさせる風景だ。

戦いの前、信玄は三条夫人に言う。
自分が戦をする度に、余計な迷いや、恐れを抱かせてきた。自分の妻となって辛い思いばかりをさせてしまった。
静かに語る信玄に、三条は言う。
そう思うのでしたら、勝ってください。私を一人にしないで下さい。

勘助とリツが「親子の絆」なら、こちらの二人は「夫婦の絆」。ずっと連れ添ってきた夫婦だけど、夫は「今度の戦いは今までとは違い、かなり厳しい戦になるかもしれない。」と妻に言う。
黙って聞く三条だが、夫が妻としての自分に、今まで辛い思いをさせてすまない、と言う。でも妻としては夫の、今生の別れみたいな言葉なんて聞きたくなんかない。
本当にすまないって思うのなら、今度も生きて帰ってきて、私を一人にしないで。
例え色々と心配させられても、貴方がこの世に生きていてくれた方が、私は嬉しいに決まってるじゃない。
そういう思いを込めて信玄に向かって「勝ってくだされ。」と、三条は言ったんだろうな・・・。
信玄の妻となって25年。
色々有ったけど、三条は信玄の事を大切に思ってるのだと思えた。そして信玄もね。

勘助は、勝頼の初陣を前に、由布姫の墓に参り一人、語りかける。
語っているうちに、由布姫との思い出が甦る勘助は、次第に感情が高ぶってくる。

私が由布姫にそこまで思い入れが無いので、由布姫と対峙してる時の勘助には同意出来んのだけど・・・むしろ、子まで宿したにも関わらず殺されてしまったミツの記憶は、もはや勘助の中には全く無いのか?と聞いてみたい気もする。

勝頼を戦いに連れて行くつもりで、その報告をする為に由布姫の墓に参った勘助が立ち去ろうとすると、由布姫の霊が現れる。勘助の袖を引き「なりませぬ。」と悲しげな表情で由布姫が言う。
驚く勘助。一瞬のうちに由布姫は消える。

う~ん、霊の演出は朝ドラでも見るけど、これはアリかな~って気もする。光の中に淡く浮かぶ由布の幻。でも確かに、袖を引かれた感覚はある。
とある朝ドラで、霊なのか実像なのか判別しづらいような大女将が、さんさ踊りを眺めるシーンなんて・・・。あれは見ていて、マジ引いたけど。(例の朝ドラ語ると愚痴しか出ないので、もう止めておきます・・・。)

由布が止めに入った事で、勝頼に「あと1年待て」と咄嗟に機転を利かせる勘助。御屋形様の命令だから、と言うが、信玄には実は事後承諾。
勝頼は納得いかないが、父親の命令とあらば仕方ない。

勘助の機転も、信玄は「まぁそれもアリか、諏訪へ勝頼を残したのは上策だろう。」と受け入れる。が、勘助が立ち去った後で、駒井に「勘助は怯えているのか。」と信玄は問う。
「山本様は御屋形様を御守りし、その身を全て捧げんが為に、勝頼様を引き止められたのでありましょう。」と言う駒井。
その言葉に少し驚いたような口調で信玄は言う。武田家を守る為に勝頼を残したのでは無いのか。
そう思っていた。でも駒井の答えは少々違う。

武田家を絶やさない事も考えているが、勘助は甲斐に来たばかりの頃よりも、更に信玄の為に生きている様に見える。そんな勘助が羨ましい。

駒井は実に鋭い観察眼の持ち主だ。だからこそ武田家を冷静に見守り、的確なアドバイスを送り、時には機転を利かせ、武田家を守ってきたのだろう。
信玄と駒井をみていると、この二人の間には強固な「主従の絆」が見える。今回は様々な「絆」を意図して描いていたんだろうか、って思えた。

一方の上杉陣。
「我は毘沙門天也!」と語る政虎である。もう神様である。
「人の戦なれば我らが負ける。神の戦なれば我らが勝ちじゃ。」驚く家臣達だが、平然としている政虎。
でも「神様」である。負ける筈なんかない。政虎の信念は人間離れしている。陶酔しつつ琵琶を弾く姿も美しい。政虎には直江の声も聞こえまい。

先に動いた方が負ける。
それは政虎も、勘助も重々承知の上だった。軍の乱取りを黙認してまでも動こうとしない政虎を、只の人だ、と言う馬場。だが勘助は言う。
只の人なら、とうに疲弊し、攻めてきたに違いない。

原美濃守が生きていた。
大怪我を負い、生死の境を彷徨う事2ヶ月。まだ傷は完全には癒えていないし、動ける状態ではないが、勘助と会話をする事は出来る状態になっていた。
原が生きている、との報告が相木より入った時、勘助は「自分を行かせてほしい」と信玄に頼んだ。
それはリツが実父を案じた時の、寂しげな顔を勘助が見ていたからだろうか。
しかし鬼美濃様を助けた老婆おふく。濃いよ~怖いよ~声がオモロイよ~。濃すぎる。只の老婆には見えん。妖術使いみたいだ。
勘助が戸を開けた時に、思わず顔をしかめていたけど、あれは薬草などを煎じた匂いも混じっていたんだろうな・・・。
鍋の中にグツグツと煮えている怪しげな液体に、無造作に何かを放り込むおふく。かんぴょうみたいに見えた(笑)。
怖いんだけど、何処かコミカルなバァさんだ。そして、情報を得ようとする勘助に対し、その前に出すもの出して頂戴、と言わんばかりに手を差し出す。
もうシリアスモードばかりで、コミカルな要素を見る事は無いだろうと思っていたけど、おふく婆さんは強烈で、不思議な声(アニメ声かいな)で喋る姿に、ちょっと笑えた。
緑魔子さんの名前は記憶にあったけど、何処でいつ記憶したのかが思い出せない。ググってたら、1978年の西遊記に出演された事がある。
って事は、この辺で見てたから覚えていたのかな~。もう記憶が曖昧だけど。

金を貰ったおふくは空を見上げ、川中島に霧が出るのは明日の朝、と言う。
霧を利用して・・・何かを思いついていた勘助。
上杉軍とぶつかるのは、明日。


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テーマ:風林火山 - ジャンル:テレビ・ラジオ



















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