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【ちりとてちん「ここはどこ?私はだめ?」#51】
「邪魔せんといて!私の居場所に入ってこんといて!」
寝床で呑む徒然亭一門。仕事で遅れた小草若が清海を連れてやってきた。清海は喜代美に会いたくて、と言い、一門の飲み会の席に加わる。
清海にとっては初対面のメンバーも居るし、ほんの数回しか会った事のない草々もいる。そんな席にすんなりと溶け込み、楽しそうに笑う清海。
その姿を見ていると、否応無しに、自分の居場所が無くなったかの様な思いに陥ってしまう喜代美。

いつだってそうだった。清海はクラスの中心で、皆の人気者。頭も良くて美人。何をやらせても器用にこなす。
そんな「ワダキヨミ」と同じ名前なのに、どうして自分はこうも違うのか。
清海の人生には、いつも陽が当たっている。なのに自分は日陰者・・・。

"あの子がひまわりなら、ワタシは月見草。"

似たような思いを現実社会で味わっている人なんか、山ほどいるだろう。有名な処では長島茂雄と野村克也。
と言いつつ、私は長島さんの現役時代は見た事無いので、数字でしか知らないけど。
でも、今でも楽天の監督として采配を振るうノムさん見てたら、人生って長いスパンで見ないと、何があるのかワカランよね~と思う。
今は良さそうに見える清海の人生が、このまま陽の当たる人生で居られるかもわからない。清海だって例えば、実家の株式会社若狭塗箸製作所が経営難に陥ったりしたら、今みたいな生活で居られる保障も無い。
喜代美は今、下っ端で、辛いかもしれないけど、逆に言えば下積みってこの若さだから出来るんだと思う。

喜代美みたいな性格なら本来、場の雰囲気を壊す様な事は言わないだろう。あれは15分ドラマだからぶちまけたわけで、あんなに空気悪くする程、本心を吐露する根性も無いと思う。

でも言ってはいけない事を、またも言ってしまった。エビチリの時もそうだったけど、チマチマした作業の背綿取りは喜代美がやったのに、派手に調理する処は清海に持っていかれてしまう。あの時も喜代美はキレてしまった。
自分の中のイヤな部分を溜め込む器が、直ぐにいっぱいになってしまう。溢れ出す醜い感情を止められない。
清海も気の毒。何が何だかサッパリわからないだろう。そして小草若もわからない。
でも全てお見通し、解ってるコワイ男も居る。それは四草。っつ~か、アンタ何でそんなに見透かすのよ(笑)。四草はイケメンでモテそうだけど、女に対しては(適当に相手はするけど)感情がブレる事は無さそうだ。今の所、「師匠命」だしね(笑)

草々は自分が興味ある人に対しては、ものすごく気配り出来るんだけど、興味無い人に対しては全く気配り出来ない。元々、人の気持ちを察する事に鈍いのだろう。
長年の修行の成果か、師匠に対しては良く気付くけど、喜代美に対しては全く・・・。
無意識に清海を持ち上げ、喜代美にはキツイ物言い。「ホンマに喜六と清八やな。」は、今の喜代美には、かなり堪えるよ。
草々が喜代美に言った「自分の事しか見えてへんな!」は同意やけど、「落語家に向いてへん!」は言い過ぎ。
それを言うなら草々よ、オマエさんもまだまだ、真打への道は遥か彼方だよ・・・って思ってたら、師匠にしっかりと戒められていましたわね。
「相手見て、言葉選んでモノ言え。」って。

帰り際、呑み代の勘定請求する熊五郎さんにも同じ事を言う師匠。そして熊やん、さすが心得てますわ。小草若に呑み代を請求する姿には、つい笑ってしまいました。
「何でやねん。」って、そりゃ言いたくもなるわよね、小草若ちゃん(笑)

嫌な心を他人の前で溢れさせ、寒々しい気持ちでいた喜代美に、草若が淹れてくれた一杯のお茶。
草若は余計な事は言わない。
「あの子には、いつか心が良く温もった時に謝っとき。」と言い残し去る草若。
そのお茶を飲みながら、冷え切った喜代美の心も仄かに温まる。

後日、訪ねてきた奈津子にその話をすると、奈津子は笑いながら言う。
どの世界だって最初は雑用から。お茶を淹れたり掃除したり、そうやって「どうしたら相手が気持ちいいか、楽しいか」を身に付けていく。
草若のお茶は「気配りの仕方とはこういうもの」という事を教えているのではないか、と言う奈津子の言葉に、喜代美はやっと気付く。それは草原の言っていた事と同じだった。
その日を境に、一生懸命家事に取り組む喜代美。窓ガラスを磨き、洗濯物をキレイに干し、食器を磨く。
草若の「アレ取って。」の"アレ"が何か、それを理解出来る様になるのはまだまだ先だけど、不器用ながらも一生懸命取り組む喜代美。そんな姿を見て草若も微笑む。

疲れて畳に寝転がる喜代美。外出から帰った草若の姿に慌てて起き上がるが、その手に、扇子と手拭が渡される。
徒然亭の、ヒグラシの紋が入った扇子と手拭。
「明日から落語の稽古や。」と言う草若の言葉に、喜代美の顔がほころぶ。

カメの歩みでも、少しずつ前進してるじゃないのさ。よかったね喜代美ちゃん。


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