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【ちりとてちん「袖振り合うも師匠の縁」#48】
熱を出して寝込んだ喜代美は母屋で寝ていた。喜代美の傍らで、草若がじっと喜代美の寝顔を見る。
正典から渡された喜代美のカセットテープ。ラジカセにセットし、再生ボタンを押すと、そこから流れてくる声は、かつて草若が小浜で行った独演会の時の落語だ。
喜代美の寝顔を見つめる草若の表情がとても柔和で、温かく優しい。
昔、落語を聴いては笑っていた幼い喜代美。その風景をを見つめていた祖父・正太郎の温もりのある視線と、今、この瞬間に喜代美の寝顔を見て微笑む草若の姿が重なって見えた。
正太郎が元来持っている優しさと、草若師匠が持っている優しさが似てるんだろうね。
以前に糸子さんが、初見でそれを見抜いたからスゴイわね。この人の勘は野性的だ。

冬の朝の日差しが柔らかく入る部屋で、寝込んでいる喜代美を見て微笑む草若師匠。何だかほっこりするシーンでした。
そんなマッタリなシーンの隣の稽古場では、正典が自分の作った塗箸を、徒然亭4兄弟に土産だと渡す。
箸を見た4兄弟の、それぞれの感想が実に判りやすい。
次男小草若が「底抜けにぃ~キレイやがなぁ~」と全身で感動を表す。多分恐らく、本人は至って本気で感想を言っているハズなのだが、確かに草々の言うとおり、何処か嘘クサイ(笑)。
ゴメンよ小草若ちゃんっ。

そして草原はこれまた、優等生で大人の感想。でも世間一般、大多数の人はこう言うだろうね。
綺麗でキラキラしている伝統工芸品の塗箸。そんな細やかな工芸品を見て、美しいって思える感性は大事だよ、と思います。アタシも兄さんに同意です~!
そして一瞬、やっぱり困ったちゃんなのか?と思わせる四草(笑)。
この弟はもう、どこまで無遠慮と言うか、緩衝材を使わない表現と言うか全く・・・と思うが、綺麗なモノは綺麗、と思う脳の働きは有る事が良く解った。
箸にちりばめられた輝きを出す為に、卵殻や貝殻、松葉を使って模様を付け、漆を塗り重ねて磨ぐ、と説明する正典の言葉を聞いて、すかさず「そんなゴミみたいなモンで。」といきなり直球を投げてしまう四草。おいおいゴミってアンタってば(笑)
草原に「ゴミ言うなっ」と速攻でたしなめられる四草だが、四草の言葉は更に続く。
「それでこんな綺麗な模様が出せるんだから、大したもんですね。」と塗箸に見入る四草。
本人は素直に感動しているのだ。感想が芸術的表現でなく、見たまま、そのままに表現するのは、四草が恐らく理系脳だからに違いないと睨んでいるのだけど。

浅い眠りの中、喜代美は落語を聴いていた。もう何百回と聴いた、お祖父ちゃんが大好きだった落語。
何回も笑った落語を聴き、喜代美は眠りの中で笑う。テープの声が、いつしかハッキリと聞こえる。
それはテープではなく、草若の肉声だった。草若が生の声で語る「愛宕山」。

寝ながら笑う喜代美に「やってみぃ。」と言う声が聞こえる。夢なのか、現実なのか。
喜代美は未だ目覚めない。

「やってみぃっちゅうねん。」

草若の声がハッキリと聞こえた。目を覚まし、身体を起こす喜代美。目の前には草若が居る。
「"野辺へ出て参りますと、春先の事で~。"やってみ。」
草若が「愛宕山」の稽古をつけている。以前、草原や四草が話してくれた事が、喜代美の頭をよぎる。
草若の入門許可は、非常にわかり難い。いつの間にか入門を許されている・・・。

草若が自分に稽古をつけてくれる。それは願ってやまなかった「徒然亭一門」への入門。
喜代美は理解したのだ。落語家の弟子として入門したいという思い。それが今、やっと認められた。
草若の言葉の後を追いながら、喜代美は涙が溢れて止まらない。

二人の様子に、何事かと隣の襖が開かれ、4兄弟と正典がこちらを見ている。
5人の目に映ったのは、草若が喜代美に稽古をつける光景だった。正典は息をのんで、その姿を見つめる。

喜代美に「今日はこの辺にしとこ。」と部屋を出る草若。深々と頭を下げる喜代美。
部屋を出た草若に「有難う御座いました。」と礼を言う正典に、「これからが大変。」と言う草若。
先に何が待ち構えているのかを暗示させていたかのような、師匠の表情でしたが・・・。

喜代美を囲む4兄弟。それぞれが笑顔で喜代美の入門を喜ぶ。小草若は「喜代美ちゃんおめでと~」ハシャギ、草原は「晴れて草若一門のメンバーや。」と歓迎の言葉を贈る。
草々は「良かったやないか。」と笑顔で、四草は「まさか末っ子に女が来るとは。」と微笑む。
小草若、更に「こんなカワイイ妹が出来たやなんて、底抜けにぃ~シアワセや~」とハシャギまくる。
兄弟子からの歓迎の言葉を聞き、喜代美の顔はもうグシャグシャ。
それを見た草原「あ~小草若兄ちゃんが泣かしよった~」と小草若を指差し、からかう。
兄弟子達の姿に、喜代美の心は喜びでいっぱいだっただろうね。よかったね~。

3年間は「酒タバコ、バイト厳禁、更に色恋厳禁」と草若からのお達しを受けた喜代美。前者ふたつは軽くクリア出来る。でも恋は・・・。
忘れた筈の草々への思い。でも師匠は喜代美の気持ちを知っている。
「入門は年明けだから、除夜の鐘が鳴るまで自由の身や。」
皿を拭く草々の後姿をチラ見して、更に喜代美に、意味深な表情を投げる草若。
そう言われると、やはり妙に意識してしまう喜代美。

風呂に行こうと部屋を出たら、丁度、草々も風呂に行く所だった。
風呂屋への道を二人で歩く。短い時間を共有出来る、それだけでもうシアワセな気持ちになれる。でも年が明けたら、もう恋焦がれてはいけない。草々さんではなく「草々兄さん」と呼ばなければならない。
草々の後ろ姿を見て、切なさで目が潤む喜代美の表情が、もうホントにカワイイ。
銭湯までの短いデート、と思って胸をときめかせる喜代美なのに、何で草々は清海の方がいいのか。喜代美だってこんなにいじらしくってカワイイ娘なのに、もう少し察してやれよ~と説教したくなってきた。
(いや清海ちゃんもカワイイし、アタシは好きなんだけどね。)

来週の予告で小草若の荷物持ちをする喜代美が居たけど、四草は多分、小草若の雑用が減ったので舌打ちする回数も減るのだろう。
雑用ばかりの新入り生活、喜代美は何処まで耐えられるのか??

人間も箸と同じで、磨いで出てくるのは塗り重ねたモノだけ。一生懸命生きていれば、悩んだことも落ち込んだことも綺麗な模様になって出てくる。

掃除・洗濯・炊事の繰り返し。
弟子修行とは人格形成の場。でも喜代美は、いきなり草若に実技指導を、と望むのだろうか。

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