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曼荼羅を見て、主君と家来の姿に見えると言った勘助を、フッと見下げたように笑う景虎の表情、粥を啜りつつ、梅干の酸味の強さに口をすぼめる勘助の表情。実に細かい描写だけど、そんな細かさが、それぞれのキャラクターに個性を与えているんだな~と思って観ました。
長尾の家臣はまとまってないから、そんな風に言う勘助を、つい小ばかにしたくなるんだろうな、景虎は。

欲を捨てよ、と義に生きる景虎。
でも結果的に家臣達を放り出して出奔する辺り、無責任と言えばそうなんだけど、まだまだ修行が足りないな~って見える。
自分の考えが一番正しい。だから他の者も自分の様になってくれたらいいのに。
こんな人は今でもいっぱい居るし、こんな風に考えてしまう景虎の感情は、とてもよく理解できる。
他人の考え方を認められないのって、まだまだ経験不足なんだよ。自分がそうだから人も、ってつい考えてしまう景虎に、妙な親近感を覚えてしまう。
そんな自分勝手な景虎だけど、そこがより人間臭くていいキャラになるんじゃないのかな。しかし部下は大変そうだね、特に直江実綱とか。宇佐美ぐらい達観出来れば良いのだろうけど(笑)
そしてリツは養女へ。勘助の出した最善策なんだろうけど、勿体無い~と言う伝兵衛と同じ気持ちだ(笑)。でもリツを大事に思う心は、娘という形でも変わらない。そういう事かな。リツの事も家宝なんだよね、山本家の。
つなぎの話なんだろうけど、楽しめました。
来週は皆スキンヘッドだけど、ええぇ真田様もハゲなのかよ。激しく似会わないよぅハゲ頭・・・。

<story>
身も心もすっかりやつれ果て、勘助(内野聖陽)は戻ってきた。だが自分の生きる証だった由布姫(柴本幸)はもうこの世には居ない。
由布姫との思い出が頭の中をよぎる勘助。これから一体何を支えに生きていけばいいのだろう。

晴信(市川亀治郎)は三条夫人(池脇千鶴)に笛を差し出す。それはかつて、由布姫が側室に上がった時に、三条が由布姫に贈ったものだった。それを返す、との由布姫の伝言だった事を告げる晴信に、三条夫人は、それは晴信が持っていて欲しい、と言う。
四郎(池松壮亮)の行く末を案ずる三条に「諏訪の跡継ぎとして育てる」と晴信は言うのだった。

四郎は秋山信友(市瀬秀和)の元に預けられる事となった。後に残された志摩(大森暁美) に、勘助は自分の処に来ないかと言うが、志摩は「四郎に仕えたい」と言い、勘助もそれを納得するのだった。

その頃越後では、景虎(Gackt)が家臣たちの領地争いに頭を悩ませていた。長尾方家臣と旧上杉方家臣が激しく争う様に、景虎の心は乱れる。
夕刻、ひとり縁側で考え込む景虎は浪(占部房子)に、自分の心の内を語る。
7歳で仏門に入る時、母親が自分に言った言葉は「力を振るわずとも己を見出せる」だったと語る景虎の横顔を、切なそうに見る浪。
「御屋形様のように誰もが強いわけではないのです」と語る浪の言葉を、黙って聞く景虎。
そして景虎は、一通の書置きを残して姿を消す。
その頃甲斐では、晴信が勘助の残した書置きに黙って目を通していた。
由布姫との約束を果たすのは、今しばらく時間が欲しい。勘助の正直な思いだった。

姿を消した景虎の行方は知れない。家臣達は長尾政景(建蔵)、桃(西田尚美)の処へ相談に行く。直江実綱(西岡馬)は、家臣の意思統一を図る為に、あえて出奔した振りをしているのではないかと語るが、宇佐美定満(緒形拳)は否定し、恐らく高野山へ行ったのだろうと推察する。そして桃は「恐らく、信心深い母・虎御前が景虎の生き方に大きく影響しているのかもしれない」と語るのだった。

高野山、無量光院に勘助は居た。
「自分に関わる者は全てが不幸になってしまう。」
勘助は高僧・清胤(佐藤慶)に、自分の苦しむ心の内を語るが、清胤の言葉を聞いているうちに、波打つ心が静まっていくのを感じた。
そこへ清胤の処に「宗心」という名の者が訪ねて来たとの知らせが入る。勘助は礼を言い、その場を去ろうとする。ところが、入れ替わりに訪ねてきた男の姿を物陰から伺い、それが景虎だと気づいた勘助は驚く。
何故此処に景虎が居るのだろう。越後で何があったのか。

景虎もまた、心を静め、己をより高める為に高野山に来ていたのだ。
青白い月の夜、一心不乱に修行に集中する景虎。そんな景虎の姿を眺め、近づく勘助。
勘助には勿論殺意などない。ただ何故景虎が此処にいるのか。
話してみたかったのだろうか。

だが景虎は瞬時に察知し、仕込み杖で切りかかる。「刺客ではない」と必死に弁明する勘助の姿が青い闇に浮かび上がる。景虎は相手が誰であるかを悟り、更に怒りを増幅させた。
家臣達の争いに絶望し、俗世間から離れ、仏の道を邁進しようと修行しているのに、今度は武田の家臣が自分を付け狙う。
何処までも薄汚い奴等だ。本当にこの世は乱れている。
景虎にはそう見えたのか。
必死で弁明する勘助に「無用!」と感情を爆発させ襲い掛かる景虎。勘助は防戦一方だったが、殺気立った景虎が本気で自分を殺そうとしている姿に、勘助も次第に本気でになる。
二人の争いは静かな山中に響き渡る。その時だった。
「やめんか!」と清胤の声が、二人の動きを止めた。
そして二人の戦いは、「修行に来ているのに、癇癪を起こしてどうする。」と清胤に一喝され、終わりを迎える。

清胤は景虎と勘助二人に、曼荼羅を見せる。
中央に大日如来、その周りを菩薩が囲み、更に明王が囲む。そしてその周りを囲むのが天部・・・摩利支天も毘沙門天も、ここに存在している。
元は全てひとつの和を成している。
曼荼羅を使って説教する清胤の話に、耳を傾ける二人。
その解釈も二人して全く違う事を言うので、清胤は興味深げに勘助と景虎を見た。
景虎は己を高く見、勘助は低く見ている。まるで天と地だ、と。

翌朝、二人は並んで粥を啜る。
ぎこちない空気が流れる中、景虎は勘助に何故此処へ来たかを問う。由布の死で、喪に服すためと語る勘助。
景虎はシニカルな笑みを浮かべる。晴信の所為で死んだ者の為に、喪に服すとは、と言う景虎。何も判っていないくせに、という表情で勘助は答える。
景虎には晴信の事など、何も解りはしない。
だが景虎は動じない。「解るぞ。」
「そなたをこのまま甲斐に帰せば、晴信は自分の居ない越後に喜んで攻め入るのだろう。」と言う景虎に勘助は返す。
「だが、それがしを殺せば、出家をした事にはなりませんなぁ」とぼけたような口調の勘助。
それを聞いた景虎はニヤリと笑いながら言った「そうなのだ、それで自分も困っている」と。
勘助は笑い出した。それに釣られて景虎も笑う。
天と地と、考え方もまるで違う二人の心が、不思議な形で触れ合う。

景虎の元に、長尾家重臣達が迎えに来た。大熊朝秀(大橋吾郎)の謀反が武田の調略によるものだと知った景虎は、打倒武田への執念を再び燃え上がらせる。
それを木陰で見ていた勘助もまた、不敵な笑みを浮かべる。

甲斐へ戻った勘助は、晴信の前で原虎胤(宍戸開)の娘リツ(前田亜季)を養女として迎え入れたい、と願い出る。
「そう来たか」と考え込む晴信だが、原も承諾した故に納得せざるをえない。
「由布、これで勘弁してやれ」と空に向かって言う晴信だった。

その夜、屋敷に戻った勘助はリツを養女として山本家に迎えた事を、太吉(有馬自由) や伝兵衛(有薗芳記)に話す。
そして、高野山で新たに貰った摩利支天をリツに渡す勘助。
これは家宝だ、と。リツは勘助から貰った摩利支天に目を輝かせ、じっと見入っていた。


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