斎藤直道が久しぶりに岡崎に来た。
音楽会のチラシに書かれた「松井桜子」の文字に、もしやと思い山長を訪れた直道。
斎藤先生は実直そのもので、実に好感が持てる。
先日の
朝日新聞のコラムにも有ったが、文系男子の要素満載だ。
でも物理教師なんだけどね(笑)。
桜子の為に買ったけど言い出せずに、笛子に贈ったあの帽子・・・まだ持っていたんだ。
「いつか娘にかぶせたい。」と言い、桜子を見た直道の真っ直ぐな視線。桜子も微笑み返す。
言葉にしなくても、お互いが今は別々の幸せを掴み、平穏な日々を過ごしてると理解出来ただろう。
斎藤先生が出てくると、ほのぼのした雰囲気になってイイな。
しかし聞き耳を立ててる達彦は、二人の婚約は過去の話とは言え、どうもその様子がちょっと気になって・・・っていう雰囲気だった。
嫉妬してるとかじゃなくて、「気になる。」程度だけど。あれが達彦らしさと言えば、そうなんだが(笑)
あの時代に「結核なんだ。」って言われたら、どう思うだろう。今で言う「ガンです。」みたいな感覚なんだろうか。
優しい達彦だと思ってたが、今日は実に、ハッキリと病名を言ったなぁ。
達彦のキャラなら、先ず隠すか、誤魔化すだろうと思っていた。
で、不審に思った桜子から問い詰められて、仕方なく真実を話すってパターンかと予想していたので、ちょっと意外に思えた。
最初に倒れた時に行った病院で妊娠が発覚したが、この時はまだ、結核が判らなかったんだ。
(総合病院に行ったのかと思ってるんだけど、どうなんだろう。)
結核・・・そういえば冬吾が保菌者だったね。
最終週も山あり谷ありで、目まぐるしく展開しそうな予感。