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【ちりとてちん「嘘つきは辛抱の始まり」#120】

正平が塗箸を作っている。金箔を貼る正平の姿に、半ばうっとりとした表情の正典。
嬉しくて仕方がないといった表情の正典。跡継ぎに悩まなくていい~とウキウキだけど、正平の表情見てたら、そうすんなり行きそうには見えない。
しかし糸子さんったら正直(笑)。正平の貼った金箔を褒める正典に「これスゴイの?」と聞く糸子。
確かにその道のエキスパートでないと、その凄さって判らないよね。

喜代美が天狗座の楽屋に行くと、草原が来ていた。勇助の様子について話していたその頃、草若邸には清海が居た。喜代美の居ない隙を敢えて狙ってきた清海。
こういう処を見ると、奈津子の洞察力の凄さに感心してしまう。以前の清海に算段の要素などは皆無だった。
だが今は、完全に計算しながら行動している。果たしてそれが、上手くいくか否かは草々次第だが。
草々の前だと表情が昔に戻る清海。すごいわ、喜代美に見せた表情と全然違う。
19歳の頃の、ほんわかした可愛らしいお嬢さんを演じているのだろうか。
あの頃と変わっていないと言う清海だけど、変わっていないのは落語に対する姿勢なだけで、清海への気持ちは今の草々には全く無い。
草々だって恐竜頭から少しは進化しているよ。喜代美を思いやる気持ちも十分に持ち合わせた人間になっているのだから。

初めて草々の落語を聴いた日、お守りを渡したらいきなり抱き締められたあの日、手料理をご馳走になったあの日、東京行きに揺れる中で、行かないでほしいと言われたあの日・・・。
清海の時間は止まってるんだなぁ。東京に行ってからどれだけの出会いが有ったのか知らないが、草々以上に好きだと思える相手には巡りあっていないのだろう。何となくそんな気がする。
甘酸っぱい思い出に浸っているのは清海だけで、草々にとってはもうセピア色の思い出に変わっている。だから笑って清海と向き合える。
時間が解決してくれるもんなんやな~と言われ、清海の表情が一変する。ああ、やっぱ怖いよ今の清海。
それでも食い下がるのか清海。「いつ私の事、好きになってくれたんですか?」なんて聞いてる清海だけど、もう痛すぎるから止めなされ。
それでも、喜代美には負けたくないんだろうなぁ。あれだけヘタレだった喜代美が、今は自信に溢れた生き方を送っている(と清海には見えている)。
実際、自信に溢れているかは謎だけど。未だに「冬の水溜り」だなんてヘタレた事を、ほんの数日前に言ってた時は笑ったが。
草々は清海の質問にも、サラっと答える。恐竜の化石の話を聞いた時、いじらしいな、って思ってしまった。
でももう、草々には今がある。清海との事は過去の思い出、今の清海は喜代美の幼馴染。そういうポジションにしか無いのだけど、それでも清海は必死に食い下がる。
今度は落語の稽古を見たいと言う。肉じゃが女がじわじわと本領発揮、徐々に迫ってくる。
ヤバイよ喜代美、早く帰ってきて~。

その頃小浜では、竹谷が正典の箸を褒めていた。確実に先代のレベルに近づいていると言う竹谷。この人は知ったかぶりばかりするけど、箸を見る眼力だけは本物なんだろう。
店頭で聴いてる小梅も嬉しそう。竹谷の話は更に続く。
製作所と合併はしないで良かったかもしれんなと言う竹谷、でもそんな話、小梅は初耳だ。
だってスペイン行ってた時の話だからね~。しかし竹谷さんのネタって、奥さんの井戸端会議みたいだ。
だが今、製作所は本当に危ない状態なのだろう。竹谷の話に表情が厳しくなる小梅。

草若邸に小草若と四草が来た。台所で何かをしている勇助に声を掛ける四草。ねずみを捕まえて追い出そうとしていた、と言う勇助をじっと見る四草。
四草がそんな目で見るから、私は良からぬ想像をしてしまったじゃないか。例えば給水管に(略)。
一体四草は、勇助の何を見抜いたのだろう。明るく振舞う勇助だけど、小草若は上手く騙せても、四草は騙せない。
このドラマの登場人物って、お人よしの人たちと、見透かす人達の落差の激しさが、何とも言えず味があるわね。
台所でそんなやりとりをしていた頃、稽古場では草々の落語を清海が聴いていた。拍手している清海、褒められ、ちょっと照れる草々。
今度は「景清」が聴きたいと言う清海。うわ~。あくまで、付き合っていた頃を思い出させようとする算段、無意識なのか意識的なのか。
そんな清海の下心など知らない草々、景清はハメモノが入るから一人では出来ないと言う。
ふと三味線に目をやる清海、高校時代の三味線ライヴを思い出す。ま、まさか自分がやるとか言い出さないよねこの娘は。

でも草々の心が清海に無いのは直ぐに思い知らされる。喜代美が戻ってきたのだ。
ひぃぃぃ、喜代美を見た途端、肉じゃが女が内心で舌打ちしているよ。ああ恐ろしい。
喜代美に向かって「勝手にお邪魔してゴメンねぇ」なんて言ってるけど、言葉と表情が全然違うのがまた怖い。
景清のお囃子やってくれ、と草々に言われ「えええ」と言う喜代美。二人の会話に夫婦の空気が流れている事を思い知らされる清海。
更に、指慣らしさせて下さい、と三味線を弾く喜代美の演奏に、目を見開く清海。

もしかして清海は認めたくないのかもしれないけど、あの頃とはもう違うんだよ。
自分の居場所を見つけようと来たのかもしれないけど、もはや此処は清海の居場所じゃない。
喜代美と草々の間で、居心地悪そうな清海の姿が可哀想だった。喜代美は自分の居場所を自分で見つけたが、今の清海は、未だ見つけられない。

だが二人は気付かないんだよね・・・。まぁ仕方ないか、草々と喜代美だもん。
清海を夕食に誘う二人、遠慮する清海だけど「小草若も喜ぶやろ」と言われ、結局一緒に夕食の席についた。
兄弟子達も揃って賑やかな席、咲が出前のお造りを持ってきた。
清海を見て、何かを気付いたかの様な咲。えええ?ちょっと待った咲さん、何か知ってるんだろうか?それとも培った女の勘?清海のネガティブなオーラ、咲には見えるんだろう。
そして徒然亭に掛かった一本の電話、受けた喜代美が勇助を見る。目を逸らす勇助。
電話の主は木曽山家の人?

「ちりとてちん」が今日(2/22)でクランクアップしたニュースをやっていた。映像では青木君、和久井さん、そして貫地谷さん。
喜代美を演じきり、涙を流す貫地谷さん。青木君が貫地谷さんに接する姿がほんの一瞬、草々と重なって見えたわ。
放送は3/29迄。遂に残り1ヶ月かぁ。

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【ちりとてちん「嘘つきは辛抱の始まり」#119】

清海は一体何をしに現れたのだろう。秀臣の「結婚を考えてる相手は居るのか」に刺激され、草々の事を思い出したのだろうか。
確かに、嫌いになって別れたわけじゃないから未練が残るのかもしれない。が、今の清海を見てると、邪心がチラチラと見え隠れするのが何とも怖い。
昔の清海は本当に世間知らずで素直な子だったのに。すっかり荒んだ様子だけど、喜代美が察知してる様子は無い。
仕方ないか、肉じゃが女が判らないからなぁ。でも判ったからといって得にもならないと思うけど。
ご愁傷様でした、と言いつつ差し出す包みが、まるで結婚の御祝儀みたいに華やかなのも怖いが、その後でいきなり「おめでとう」と言い出す処も怖い。故意なのか清海。
喜代美は一瞬理解出来なかった。草々との結婚に対する「おめでとう」だと知り、昔を思い出してしまう喜代美。
出し抜いてしまったかの様に感じているのかもしれないけど、そんな態度は寧ろ清海にとって好都合になりかねないぞ。
もっと堂々としていていいんじゃないのか。第一草々が「俺のふるさとや」と喜代美に言ったんだから。あの時点で既に、草々の中に清海は居なかった筈だ。
しかし喜代美の反応をじっと見ている清海、怖いわ。

草々との事は昔の事や、と笑う清海。でも目は笑っていない。
仕事が面白かったので、未だ結婚はしていないという清海。二人が最後に会ってからそれまでの事を語る清海だけど、何処か空々しい言い方なのが痛々しい。
でも喜代美は・・・気付いてないんだな。
マスコミの仕事で華々しく活躍していた、そして今も、その経験を生かして頑張っている清海だと信じている喜代美。
でも清海の表情には、そんな前向きな色は全く無い。喜代美を見る目がまるで人形の目の様で、生きてる気配がまるで無い清海。
草々の事をさり気なく聞く清海に、肉じゃが女の狡猾な匂いが漂っている。
喜代美どうする?ヤバイよマジで。

同じ頃、小草若は鞍馬の元を訪れていた。父、草若がしていた様に、鞍馬の好物の和菓子を持参した小草若。でも鞍馬はソレに手をつけていない。
これ見て思ったけど、草若が持ってきた和菓子(羊羹だっけ?)は、ひったくる様にして包みを開けてた鞍馬会長。言い方はキツかったけど、草若の事は信頼感みたいなものが有ったんだろうな、鞍馬の中には。
でも小草若には、未だ本気で信じていいのかどうか図りかねている。包みを開けてバクバク食べて大丈夫なのかどうか、鞍馬は判断しかねている。
いずれは草若の名を継げる噺家になる気は有るのかどうか?と小草若に訊ねる鞍馬。
しかし小草若は・・・答えられない。小草若には自信がない。父の名前が大きすぎて、自分に背負えるのかどうか即答出来ない。
漢五郎に言われ、草々にも言われ、そして鞍馬にも言われる。
いずれは草若の名を継げるのか。重くのしかかる父の名前・・・。小草若の先行きも不安で仕方がない。

清海が来た事を聞いても、草々の中ではすっかり過去の人だ。喜代美に「会いなりますか?」と聞かれても、逆に「お前はええのか?」と聞き返す草々。
草々がもし独身のままだったら、揺れた可能性もあるかもしれないけど、喜代美を人生のパートナーとして選んだ草々が、今更過去を振り返って戻る筈もなさそうだ。
草々は安心していても良さそうだが、清海には安心できない。
草々と喜代美には時間が経っていても、清海の時間は止まったままだったら、このままでは収束しない様なイヤな予感ばかりがするんだが・・・。

一方、勇助は買い物に何時間も掛かったり、掃除をやりかけのままだったり、食器洗いを放置したりと、徐々に本性を現し始めたんだろうか。
その度にいちいち言い訳しているが、言い訳の中身にどうも胡散臭さを感じてしまう。
久しぶりに順子に電話する喜代美だけど、今迄の順子ならシビアな答えを喜代美に返していた。
が、人の子の親になったからか?なんか順子らしくない、柔らかな返答にビックリ(笑)。
「親が子にしてあげられる事は、愛してあげる事や」
さすが双子のお母ちゃんですわ。でも喜代美が勇助の母代わりに・・・なれるかな?

落語の稽古をじっと聞く勇助に、草々の世話を頼み、天狗座に出掛ける喜代美。その喜代美が出かけたのを見計らう様に、草若邸を訪れる清海。
やっぱり表情が凍り付いていて、すごく怖い。

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【ちりとてちん「嘘つきは辛抱の始まり」#118】

落語の持ちネタも喜代美や小草若より多く、家事全般もソツなくこなし、とても気が利く木曽山君。
お母ちゃんが自分にしてくれた事をすればいい、と草々に言われても、糸子さんで思い出すのは突飛な行動ばかりの喜代美。
ま、仕方ないのかもしれないなぁ。あんなに面白いお母ちゃんの真似は、喜代美では無理だろう。喜代美は喜代美が出来る事を教えたらいいんだろうけど、出来が良すぎて教える事が何も無い。
掃除やらせても完璧、洗濯物のシワもキレイに伸ばして干し、しかも食事時のお茶のお代わりまで気付いてしまう勇助。教える事が何も無さすぎて拍子抜けしている喜代美だけど、奈津子は何かを気付いている。さすが年の功。
肉じゃが女に通じる胡散臭さを、奈津子のアンテナが察知した。しかし喜代美は未だに、肉じゃが女の怖さに気付いていないんだなぁ。ああもう、こういうのって一生、気付かない方が幸せなのかもしれない。
両親が居ないと言った時は、本当かな~と思わせた木曽山君。でもさすがに、姉さんも・・・の辺りはうそ臭く見えたんだけど。彼は本当に家族居ないんだろうか。
草々や喜代美は疑ったりウラを読んだりしないから、人の言う事素直に信じるだろうけど、これが四草や奈津子や咲や順子だったらどうだろう。そんなに上手くはいかないと思うんだけど・・・。
落語再現シーンでの子供役の喜代美。あまりのコスっぷりに家では大笑いしてしまった。いや~可愛かったっすよ。
ねじりハチマキにヒゲの四草も。ちょっとドスの効いた声で演じる男役が、妙にウケてしまった。

清海に今後の事を相談する秀臣。あくまで娘の意思を尊重しようと、柔らかな物腰で言うのだけど・・・。
結婚を考えている相手はいるのか?と問われた時に清海の脳裏に浮かんだのは草々?
でも結婚してる事は知ってる筈だと思うが・・・。
能面の様な表情から、貼りついた様な笑顔で「ビーコ」と言う清海。眉が細いだけに、余計表情が無くて怖い。
サスペンスものに出てきそうなキャラになってるよ・・・。

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