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【ちりとてちん「時は鐘なり」#77】
遂にこの日が来ようとは・・・。いやもうホント、毎日毎日、ハラハラする思いで眺めていましたよ。
果てしなき闇の彼方には、いつかきっと明るい光が有ると信じていたのに。
嗚呼、君の恋は何処までも苦しくて、優しくて、切なくて。

今日の名シーンは、完全に失恋した小草若を「奢りますよ」と癒す四草。それに対し、フッと溜息混じりの小草若。
他に何処が有るってんの?え?まさか、壁の蹴破り&抱擁なんて事、アタシが言う訳ないじゃん(笑)
大体あの二人は何?空気読めって言葉知らんのか??大勢の前で、そんな痴話喧嘩なんかしてるんじゃないわよ全くもう。そんなにやりたきゃ先週みたいに、京都の北の方の廃屋にでも行って、二人の世界を繰り広げてくれりゃいいのによっ。

今日の喜代美見てたら、清海に八つ当たりした時の事思い出した。あの喜代美は好かんやったけど、今日の喜代美も好かんわ(一部分だけね)。
大体何だあの態度。皆が祝ってくれてるんだよアンタの事を。それを「落語家なんかならんかったら良かった」だと?はぁ?何言ってんの?
磯七なんて「若狭の独演会見るまでは死なれん」って泣いて喜んでくれてるのに。そういう人の気持ち、少しは解らんかね全くこのこのバカタレが。大体「人生のど真ん中歩いていきたい」っつーたの、喜代美やろうが。
アタシが正典なら、ブン殴ってるぞホントに。

恋に落ちると、その人の事しか見えないんよね、喜代美は。だから見当違いの子供レベルの八つ当たりをする。でも其処が喜代美らしい処でもある。
小動物みたいな可愛らしさもあるけど、言動も子供だから始末に終えない。
草々兄さんだって、此処に住めと言うたやないですか!それを今度は出て行けやなんて、ひどいやないですか・・・って、だからさ~兄弟子として言ってるっつーのに。
草々は「年季明けやからしゃーないやろが!」と言う。その通りだ喜代美。と言っても朝からどん底の喜代美には、そんな言葉なんか耳に入らない。

草々の所為で最悪の誕生日だと泣き叫ぶ喜代美。そんなん草々に八つ当たりしても困るやろ?
もう子供の癇癪みたいで、手が付けられない。
草々だって次第に頭に来る。っつか、こっちも子供みたいな処あるからなぁ。

座布団を捨てた事を詰る喜代美。捨てたのを勝手に拾って縫ったのはお前だ、と言う草々。それに対し、座布団は草々の"ふるさと"だと思ったからや!と更に泣き叫ぶ喜代美。

「お前が勝手に思ったんやろ」と言う草々。うん一理あるね。でも、あっさり捨てる草々も、どうかと思うな(笑)
要らないのなら、あの時そう言うてくれたら良かったんです。ワザと人の誕生日に捨てるなんて!と言う喜代美。

このバカチンに、張り手食らわせてもよかですか(笑)。

「お前の誕生日なんか知らんっちゅうねん!」と草々。
大体、喜代美は少し自意識過剰じゃないのか??喜代美の誕生日覚えていたのって、小草若だけじゃないの?後は皆、忘れているみたいだぞ(笑)

そして痴話喧嘩モードへと突入(笑)
喜代美が言う。「何で捨てたりしたんですか?」と。そこで遂に、草々が本音を吐き出し始めた。

「見たくないからや!」

喜代美、未だ理解してない。「はぁ?」

「お前が出て行ってしまうのに、お前が縫った座布団なんか見て暮らしたくないからや!」

ここで見せた、小草若の呆然とした表情にもらい泣きしそうになった。
自分の恋が終わった瞬間なんだよな・・・。好きな女の前で、自分じゃない他の男が、愛を告白してるんだもんね。

草々、もう止まらない。いそいそと引越しの準備なんかしやがって、と嫉妬剥き出し(笑)。
喜代美は答える。いそいそなんかしていない。私も見えない。壁の向こうで草々兄さんが何を考えてるのか。壁が邪魔で何も見えない。

草々は自分で「兄弟子」という壁を作って喜代美に接していたから、見える筈が無い。

ここから先は告白タイム(笑)でも除夜の鐘に邪魔され、全部言えない二人。
もうずっと鐘が鳴ってればいいのにフフ。

告白モードに、空気を読める大人達は徐々に退散。磯七はお暇しよ、と言い、草原は家族に初日の出を見せてあげなければと言い、菊江は鏡餅を飾らなければ、と退散。
四草は「平兵衛とカウントダウンしよ。」とボソリと呟き、咲は「ボチボチ片付けさせてもらうわ。」と。
四草の言葉に、ウチは家族で爆笑しましたわ(笑)

そして小草若は黙って出て行く。
何か、すっかり場が白んでいる様な・・・それぞれが空気読んで、その場から立ち去ったんだけど、これで祝賀ムードは吹っ飛んだわね。

最後に出て行く草若が「解ってると思うけど、内弟子期間中は恋愛禁止やで。」と二人に言い残し出て行く。
これがニヤニヤしながらならイイんだけど、何とも言えない表情だからな~。あの表情の裏に隠された意味は何だろ。息子を思って?それとも場を壊した二人への、戒めの意味を込めた表情?
草若は言葉にしないから、解り難いわ全く。

喜代美と草々も、自分の部屋でそれぞれ黙って除夜の鐘を聞く。
鐘の音が響く。

和田家の風景も描かれていたけど、コタツにみかん、紅白・・・って、古き良き日本の風景みたいで温かくてよかった。
「ひろし~ひろし~」と、出番を気にする糸子さんが超かわいい~♪

小草若は神社の鳥居の下にひとり座り込んでいた。
そこに現れる四草。小草若の隣に座り一言。

「僕の勝ちでしたね。」

小草若が答える。「年越し蕎麦やろ?」
小草若を見て一言だけ言う四草。

「おごりますよ。」

失恋した小草若に、余計な慰めの言葉なんか掛けない。そんな四草の気遣いにも泣けた。アンタ達本当は仲良しやろ。
"漢"同士の心の交流。今日一番の秀逸なシーンだと、本気(と書いてマジ)思った。
しかし賭けていたとは・・・賭けを先に持ちかけたのは、勿論四草だよな~。

壁をハンマーで壊し、終いには蹴破る草々。自分の家ならともかく、内弟子部屋って草若のモノだよね?破壊して大丈夫なのか??
まぁアレって、自分の心の壁を破壊する草々を比喩したものだろうけど、それにしても凄すぎる。
実の息子同然だから、家を破壊しても無問題・・・なんて思ってはいないよな、幾ら何でも(笑)
「今日からお前が、俺の"ふるさと"や。」と言い、喜代美を抱き締める草々。
ここでBGMに熊五郎さんの「寝床」を流してくれたら、神様と呼べたのに(笑)
朝っぱらから、最悪の誕生日や~と勝手に落ち込んでいたけど、結局喜代美にとっては、人生最高の誕生日となった訳だ。

しかしあれだけヒス起こす喜代美が、草々と一緒に暮らして穏やかな家庭を築ける・・・筈もなさそうな予感。
奈津子の「肉じゃが女」の指先は、喜代美?それとも誰?
小草若が「萌えるなぁ」とか言ってるけど、うん確かに(笑)アタシは隣の四草の礼服姿に萌えるよ~ん。

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半落ち
こっちは映画版。TBSで昨晩放送していたので観てみた。つい最近、テレ朝版を見たばかりなので記憶に新しい。寺尾聡(梶)、柴田恭兵(志木)、伊原剛志(佐瀬)というキャスティング。志木役と佐瀬役は、広告等で配役を見た時「微妙・・・」って思っていた。でも動く姿を見たら、これが実にハマっている。写真と映像は違うと、改めて思い知らされた。ゴメンナサイ・・・。
映画版だけあって面白い。小説を読んでると多少の物足りなさは否めないけど、それでもほぼ忠実に作られている。
新聞記者の中尾洋子が小説では中尾洋平だったけど、原作通りだと、女っ気が殆ど無い話になるから仕方無いのかな。でも佐瀬に夜討ち掛けるシーンで、酔っ払った佐瀬に「よし!入れ」と家に引き込まれる洋子を見た時は、どうしても妙な気を回してしまう。やっぱこれは、男の方が良かったなぁ。
骨髄移植を受けた青年・池上役は高橋一生。あれ、この顔見覚えがある・・・あっそうか、風林火山の駒井だ~なんて思いながら見ていた。ほんの数年前なのに、この頃は未だあどけなさの残る顔立ち。一生懸命に生き、梶に感謝する好青年を上手く演じていた。
キャスティングは良かったし内容もいい。でもやっぱりこれは小説を読むと、もっと泣けると思う。


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