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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#67】
2年前は高座で固まり、周囲をハラハラさせていた若狭(喜代美)。今ではすっかり話し方にも余裕が出ている。
寝床寄席、徒然亭一門会も大人気。ほぉ、今では5日連続公演なんて事やってるんだ。
年季明けは今年一杯、と思い込んでいた若狭に、それを決めるのは師匠だから、師匠がエエと言うまでは明けないと言う草原。
その言葉に驚く若狭。更に四草が追い討ちを掛ける。

「ま、お前の場合は10年掛かっても明けへんやろな。」
も~四草兄さんったら相変わらずですな(笑)若狭すっかり萎れてますぜっ。

今日は2年間の間にどんな変化が有ったかをダイジェストで説明。小浜では、正典の箸は相変わらず、糸子は魚屋食堂でパートを始め、正平は地元の大学に進学。
小梅はスペインに行ったまま、時折手紙をよこす。小次郎は奈津子の処に居候。完全ヒモ生活かと思っていたら、ちゃんと稼いでいるらしい。
お互いを「小次郎」「奈っちゃん」と呼び合う仲で、傍目から見ても結構仲良し♪
それでええのか~と思う喜代美だけど、それでいいんだよ。本人達は満足してるし、何より仲がいいではないか(笑)

5日連続公演の打ち上げはやっぱり寝床。皆が盛り上がってる中で、一人呑んだくれる小草若。
レギュラー番組がまたも減ったのだ。それを四草に言われ、周囲は驚く。
ヤサグレてる小草若のビールを取り上げ、精進せぇと怒鳴る草々。それを煩そうに見る小草若。
小草若が2年掛かって増えたレパートリーは2席、若狭でさえ5席出来るのに、何年落語やってるんだと言う草々。

あああ、アタシ駄目だわ。他人と比較して説教する手法って大嫌い。説教自体は悪いとは思わないけど、比べて怒られるのって、どれだけ自尊心傷つけられるんだろう。
「15年もやって、若狭ごときに負けてどないすんねん。」って・・・。若狭本人が聞いてるのに、比較対象として持ち出すのねアナタは。
草々ってストレートで陰日向の無いヤツだって判ってるんだけど、こういう風に言う処はやっぱどうしても好きになれん。
だから言われた方の小草若だって、当然面白くない。草々の大事にしている座布団を投げつける。
あのさ~草々、半分は自業自得だよ。

で、案の定いつもの様に喧嘩が始まる。草若に一喝され、二人の喧嘩は止まるが・・・。
少しは自制する事を覚えい!って言われる二人だけど、とりあえず草々は、相手の気持ちになって少しは考えようよ・・・。
小草若も、少しは聞く耳持とうよ~。そうは言っても、苛立つ気持ちを抑えられんのやろな・・・。

その時、「一門会すっぽかして逃げた、クサレ噺家の言う事とは思われへんなぁ~。」
と現れるのは天狗芸能会長、鞍馬だ。

こんな狭い店一杯にした位で復活したつもりか?安い看板やな徒然亭っちゅうのは、と笑いながら言う鞍馬。
草若は険しい表情をしている。
その時、鞍馬の前に歩み寄り、啖呵を切る喜代美。
「狭い店でも私共には大事な高座。それを愚弄する様なご発言許すわけには参りません。さ、出て行っとくんなはれ。」
若狭の態度に恐れをなした鞍馬、秘書共々慌てて出て行く・・・んな訳無いやろ。
途中から喜代美の妄想かいな。相変わらずねアナタも(笑)

しかし鞍馬会長って、究極のツンデレおっさんやね~。散々、徒然亭一門を貶める様な言い方をして、実は一門会を天狗座で開く要請、いや事後承諾だもんね。
「一門会で出した損害は、一門会で返せ。12月25日、天狗座、夜7時開演。カレンダーに書いとけ。」
そう言って店を出る鞍馬。その後ろ姿に向かって深々と頭を下げる草若。沸き立つ一門。
喜代美は訳がわからない。「何?ど~いう事?」と戸惑うが、磯七に、鞍馬の言っていたのは、天狗座からの正式な出演依頼だと言われ、やっと状況を理解する。

小草若は鞍馬を追いかけ、今回の件のお礼を言う。なのに会長、小草若に対し「知らんなぁ」と言い放つ。呆然とする小草若、遠くでサイレンの音が聞こえる。
小草若の心にも警報が鳴っているのだろうか。ふとそんな気がした。
立ちすくむ小草若を、じっと見つめるのは草々。

若狭の年季明けは、一門会の出来次第と言う草若。その言葉に驚きつつも、喜びを噛み締める喜代美。
席に戻った草々に早速報告する喜代美。それを聞いた草々も「すごいやないか、もうちょっとで一人前や!」と大喜び。
草々のこういう処はすごくいいんだよね。素直に喜び、素直にお祝いの言葉を言う。笑顔でいっぱいの草々、草原も喜び、「前祝やろう!」とジュースを勧める。

若狭にとっては、明るい未来を予感させるような状況なのに・・・草々が一門を去るってナレは、一体何なのよ?最近のナレーション、すご~く怖いです~。

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テーマ:ちりとてちん - ジャンル:テレビ・ラジオ


風林火山「決戦川中島」#50】
風林火山これで本編の風林火山を観るのも最後だと思うと、ワンシーンとも見逃したくない、集中して観たいという思いで臨んだ最終話。正直に言えば、回想シーンの多さに多少興ざめした感は拭えないが、それなりに上手くまとまっていたかな。
「なかなか死にたくないという思いで演じた」と言っていた内野聖陽さん演ずる勘助。本当に、なかなか死なない。普通だったらもうとっくに、死んでるだろうなと思える程の傷を受けて尚、生への執念を見せる山本勘助

その勘助が今際の際に見たのは孫子の旗。
風林火山の旗が見える・・・」
息も絶え絶えの状態なのに、旗を見て破顔する勘助。その時、上杉の兵の「武田軍師・山本勘助!御首級頂戴仕る!」と叫ぶ声。勘助の脳裏に焼き付けられた旗が反転し、そして永遠の闇が訪れる。妙な演出なんか無い、本当にシンプルな最後。
此処でもし、半透明の由布姫がお迎えにきたら、どんだけ陳腐なんだよ・・・とちょっと怯えていたけど、勘助が最後に見たのは霊でも幻でもない、現世の風景。
風にはためく孫子の旗だった。死んでいくシーンなのに、凄く嬉しかった。

由布姫は、単騎で特攻しようとする勘助の袖を引いていた。前に書いた様に、勘助が死ぬ前の幻で出たら嫌だったので、こういう出番ならいいです私。
墓前に参っていた勘助に「成りませぬ」と首を振っていたのは、勝頼を止める様に言っていたのではなく、勘助を制止していた訳か。でもやっぱ、由布姫の感情が判らず終い。どうみても「勘助大好き~」ってオーラしか出てなかったしなぁ。

最終回だからいっぱい出てくる出てくる。既に亡くなられた北の方様、板垣様、甘利様・・・小山田様のお姿が随分懐かしく感じてしまう。ああっミツも居るよ。
ミツの生き生きとした演技にはグッと引き込まれた。あれが見続けるキッカケになったので、貫地谷さんにはホントに感謝。願わくば、もう少しミツは長く生かして欲しかったけど。
於琴姫は三人目を身篭っている。その於琴姫を訪ねる三条夫人。
三条がイイ人キャラなので、見ていても安心出来た。女の嫉妬を全面に押し出したキャラだと、見ていてもツライので、これはこれで良かったと思う。

山本家を守るリツが目の当たりにしたのは、神棚に祀っていた筈の摩利支天。縁側に居る摩利支天の像に、はっと気付き茄子をバラバラと落とすリツ。全てを悟ったリツの目から溢れる一筋の涙。
勘助は約束通り、リツの処に帰ってきた。静かに泣くリツは、どこまでも武家の娘だ。
武田だけでなく、上杉側の女性もきちんと描かれていた。毘沙門天に手を合わせ、上杉政虎の武運を祈る姉、桃姫とその息子卯松(景勝)。静かに祈る桃姫様が凛として美しい。

政虎もまた、単騎で武田本陣に特攻をかける。盃の酒を飲み干し、「我に続けェ!」と戦いの場へ突進。飲酒騎乗ってマトモに乗れるんだろうか。政虎は毘沙門天だから大丈夫だろうけど、普通の人なら危ないんじゃないかと、つい思ってしまった。
政虎の馬が突進してくると、上杉側も武田側も、その進路を政虎の為に空けてしまう。
北条の前で不敵な笑みを浮かべ、一人酒盛りをしていた時と同様に超常現象が起きている。
政虎の目に映るのは、ただ武田信玄のみ。
信玄めがけて突進する政虎は、もはや完全に毘沙門天。その姿は咆哮する龍の如く。
本陣に陣取る信玄に太刀を浴びせる政虎。ものすごい形相でひと太刀、ふた太刀、三太刀・・・。政虎の太刀を全て軍配で受ける信玄。こちらもまた、威風堂々とした形相だ。
このシーンを見ていたら、亀信玄で良かったと思えた。
そしてGackt政虎もね。常人とは掛け離れた思考の持ち主なら、容姿も普通じゃない方がイイ。ただ、ブーツ履いてるのはどうかと思ったけど。
あの一騎打ちシーン、一気撮りだった事を知ったのは「龍の化身」を読んでから。
いやぁもう、素直に楽しめましたね。今迄、ミュージシャンのGacktには殆ど興味無かったけど、そんなGacktの上杉謙信がどんな風に演じられるのかは興味有った。それも観るキッカケのひとつだったので、今はガックンにも感謝してます。

つや消し黒の甲冑、全身黒装束の勘助が単騎で突っ込む姿に、どうしてもダースベイダーを連想してしまう。そして兜を取れば、やっぱり丹下段平だ。旗を見て笑顔になった勘助に、つい「ジョーーーーおおお」と、おっつぁんの台詞を被せてしまう私(ゴメンナサイ)。
そんな勘助に対し、越後の軍師、宇佐美定満は冷静だ。
このままでは共倒れになってしまう。無駄に死人を出すよりも、一旦は引いた方がお互いの為。だが宇佐美の声は届かない。
その目の前に現れる甲斐の軍師、山本勘助。勘助に呼びかける宇佐美だが、ニヤリと笑う勘助は宇佐美に太刀を浴びせる。応戦する宇佐美。

「愚か者!一国を滅ぼして迄、何の為に戦うのか!」
このシーンはすごく印象に残った。宇佐美様の言ってる事が正しいんだけど、勘助には強い信念がある。
「生きる為に、我が思うお人の為に」
過去や未来は考えない。その瞬間を全て燃焼し尽しているかの様な勘助だった。
己の命は御屋形様に捧ぐ。武田の為に自分の全てを燃やし尽くす。
義信を退けたのもその為。今迄散々、義信よりはむしろ勝頼の為に策してきた勘助だったけど、武田の血筋を引く者を少しでも残す為に、義信を諌めた勘助。

本陣の危機を救う為、妻女山より戻ってきた別働隊。真田の六連銭を染め抜いた旗が風にはためく。千曲川の向こうに待ち構えるのは村上義清の部隊。
川を挟んでお互いが睨みあい、そして戦いへ。
真田様を演じた佐々木蔵之介さん。あ~やっぱ、この人の時代劇の装束姿にはハマるわ。初めて知ったのは朝ドラ「オードリー」だった。ドラマは面白くなかったけど、佐々木さん観たさに毎朝見てたもんね(笑)毎回出てた訳じゃないのに。
この時は時代劇の映画スター役。あの姿にメチャハマりましたが、真田幸隆も良かった~。

リツの姿にも泣きそうになったけど、本当に泣けたのは伝兵衛と太吉。屍の平原で、勘助の姿を探す伝兵衛。その直ぐ傍に、摩利支天を握りしめ変わり果てた姿の勘助が横たわっていた。
勘助の胴体を引きずり、武田本陣へ向かう伝兵衛。一歩ずつ踏みしめ、よろけながらも「山本勘助に御座いまする!」と声を張り上げる伝兵衛。
別の方向からは、勘助の首を武田菱を染め抜いた旗に包み、大事そうに抱えた太吉が走ってくる。
伝兵衛と太吉が、勘助を連れ帰ってきた。
此処のシーン、二人の胸中を思うと、ただひたすら泣けた。二人とも最後までいいシーンを見せてくれた。時に笑わせてくれたけど、勘助に対する気持ちは葛笠村の頃と変わらないんだよね・・・。特に伝兵衛と葉月は最後に死ぬんじゃないかと思っていたので、生きていてほっとした。

となると、やっぱ平蔵の話題は避けて通れんか。死に掛けの勘助に槍を向ける平蔵。その平蔵に向かって、自分の首を獲れと言う勘助。勘助が持っていた摩利支天を差し出した瞬間、平蔵は農民だった頃の平蔵に戻っている。
ミツに片想いだった、何処か気弱な青年だった平蔵。勘助の考え方に惹かれ、ずっと憧れていた平蔵。
海ノ口辺りの回での平蔵は、そんなにウザくもなかったんだけど・・・。
平蔵は何の為に居たのか。何かを成し得るキャラとして存在してた訳ではないだろう。何も成し得ない、フツーの平凡な人として描かれる為に存在してたんだろうな。特別な才能が有る訳でもない、本当に普通の人間として。
「生きて帰る」とよろめく平蔵の向こうに、屍が身に付けた金目のモノを物色する白髪の老女は・・・おふく。
おふくに命を助けて貰える、という未来への予感。金もかなり取られそうだけどね(笑)それでも、生きてヒサや子供達の所に帰れるんなら安いものだろう。

激戦の後。
月の夜、静かに屍の山を青く照らす光。
上杉の、武田の旗を背負った兵の屍、その平原が果てなく続く。
勘助の眼帯が月の光に浮かび上がる。辺りには一面、白い花が咲き乱れている。
それはまるで、死人に手向けた花の如く。

白い花が、月の光で仄かに青く染まっている。

「勘助、わしには見えるだよ。勘助の中に咲いてる花が。だから勘助は怖くねぇだよ。」

最後に聞こえたのはミツの声だった。白い花は勘助の心。
勘助の偽りなき心が、白き花となって咲いているのだろう。

勘助、あの世でミツに会えたかな。会えたよねきっと。


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総集編観たら、また感想書こうかな。

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