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観たい歌い手のを全部見たのでカキコ。

Gackt・・・。いやもうアレは、上杉政虎のPVだと思って観ていました。
何が出てくるのかと思っていたけど、半端じゃない数の、大勢の兵に囲まれて歌う政虎様。しかも風林火山のシーンが沢山挿入されているよ~これはウレシイ。
昼間、風林火山の総集編見た時に、随分と景虎(政虎)のシーンが多いな~と思っていたけど、実はここに繋がっていたのかな。
私はドラマの景虎様が好きだったので、此処まで徹底してくれたのは良かったんだけど、逆にGacktそのものが好きな人はどうだったのか、余計な心配までしてしまいました。

音が聞え難い感じだったのが残念でしたが、ビジュアルは見事な迄に美しかったです。
いいもの見させてもらいました。ありがとう。

そして、「夜桜お七」で舞った早乙女太一も。うは~無茶苦茶綺麗~。
氏政様の女形、色っぽくて見とれていました。これは生で観れた人が羨ましいです。
あみんはすっかり大人ですね。落ち着いた雰囲気の白いドレスが素敵でした。
そして米米は・・・だいぶ印象が変わったな~と思いました。歌は変わってないのですが。

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ガックンと米米と、あみんが観れたらそれでイイや・・・と思っていた紅白だけど、坂本冬美の時に早乙女太一の出番があると知って「じゃそれも観なきゃ。」と、脳内で追加。

早乙女君は風林火山で知った。北条親子の舞うシーンはキレイだな・・・と思いながら観てたけど、「夜桜お七」で舞う姿はきっと、凄く華やかなんだろうな。普段、演歌は全く聴かないんだけど、この歌だけは好きなんだよね。
坂本冬美がその昔、ROCKIN'ON JAPANの表紙に、HISのメンバーとしてセーラー服姿で載ってた時は、流石にビックリしたが、それも懐かしい思い出だったりする。

話が逸れてしまったけど、これでまた紅白の楽しみが増えた♪

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【ちりとてちん「時は鐘なり」#77】
遂にこの日が来ようとは・・・。いやもうホント、毎日毎日、ハラハラする思いで眺めていましたよ。
果てしなき闇の彼方には、いつかきっと明るい光が有ると信じていたのに。
嗚呼、君の恋は何処までも苦しくて、優しくて、切なくて。

今日の名シーンは、完全に失恋した小草若を「奢りますよ」と癒す四草。それに対し、フッと溜息混じりの小草若。
他に何処が有るってんの?え?まさか、壁の蹴破り&抱擁なんて事、アタシが言う訳ないじゃん(笑)
大体あの二人は何?空気読めって言葉知らんのか??大勢の前で、そんな痴話喧嘩なんかしてるんじゃないわよ全くもう。そんなにやりたきゃ先週みたいに、京都の北の方の廃屋にでも行って、二人の世界を繰り広げてくれりゃいいのによっ。

今日の喜代美見てたら、清海に八つ当たりした時の事思い出した。あの喜代美は好かんやったけど、今日の喜代美も好かんわ(一部分だけね)。
大体何だあの態度。皆が祝ってくれてるんだよアンタの事を。それを「落語家なんかならんかったら良かった」だと?はぁ?何言ってんの?
磯七なんて「若狭の独演会見るまでは死なれん」って泣いて喜んでくれてるのに。そういう人の気持ち、少しは解らんかね全くこのこのバカタレが。大体「人生のど真ん中歩いていきたい」っつーたの、喜代美やろうが。
アタシが正典なら、ブン殴ってるぞホントに。

恋に落ちると、その人の事しか見えないんよね、喜代美は。だから見当違いの子供レベルの八つ当たりをする。でも其処が喜代美らしい処でもある。
小動物みたいな可愛らしさもあるけど、言動も子供だから始末に終えない。
草々兄さんだって、此処に住めと言うたやないですか!それを今度は出て行けやなんて、ひどいやないですか・・・って、だからさ~兄弟子として言ってるっつーのに。
草々は「年季明けやからしゃーないやろが!」と言う。その通りだ喜代美。と言っても朝からどん底の喜代美には、そんな言葉なんか耳に入らない。

草々の所為で最悪の誕生日だと泣き叫ぶ喜代美。そんなん草々に八つ当たりしても困るやろ?
もう子供の癇癪みたいで、手が付けられない。
草々だって次第に頭に来る。っつか、こっちも子供みたいな処あるからなぁ。

座布団を捨てた事を詰る喜代美。捨てたのを勝手に拾って縫ったのはお前だ、と言う草々。それに対し、座布団は草々の"ふるさと"だと思ったからや!と更に泣き叫ぶ喜代美。

「お前が勝手に思ったんやろ」と言う草々。うん一理あるね。でも、あっさり捨てる草々も、どうかと思うな(笑)
要らないのなら、あの時そう言うてくれたら良かったんです。ワザと人の誕生日に捨てるなんて!と言う喜代美。

このバカチンに、張り手食らわせてもよかですか(笑)。

「お前の誕生日なんか知らんっちゅうねん!」と草々。
大体、喜代美は少し自意識過剰じゃないのか??喜代美の誕生日覚えていたのって、小草若だけじゃないの?後は皆、忘れているみたいだぞ(笑)

そして痴話喧嘩モードへと突入(笑)
喜代美が言う。「何で捨てたりしたんですか?」と。そこで遂に、草々が本音を吐き出し始めた。

「見たくないからや!」

喜代美、未だ理解してない。「はぁ?」

「お前が出て行ってしまうのに、お前が縫った座布団なんか見て暮らしたくないからや!」

ここで見せた、小草若の呆然とした表情にもらい泣きしそうになった。
自分の恋が終わった瞬間なんだよな・・・。好きな女の前で、自分じゃない他の男が、愛を告白してるんだもんね。

草々、もう止まらない。いそいそと引越しの準備なんかしやがって、と嫉妬剥き出し(笑)。
喜代美は答える。いそいそなんかしていない。私も見えない。壁の向こうで草々兄さんが何を考えてるのか。壁が邪魔で何も見えない。

草々は自分で「兄弟子」という壁を作って喜代美に接していたから、見える筈が無い。

ここから先は告白タイム(笑)でも除夜の鐘に邪魔され、全部言えない二人。
もうずっと鐘が鳴ってればいいのにフフ。

告白モードに、空気を読める大人達は徐々に退散。磯七はお暇しよ、と言い、草原は家族に初日の出を見せてあげなければと言い、菊江は鏡餅を飾らなければ、と退散。
四草は「平兵衛とカウントダウンしよ。」とボソリと呟き、咲は「ボチボチ片付けさせてもらうわ。」と。
四草の言葉に、ウチは家族で爆笑しましたわ(笑)

そして小草若は黙って出て行く。
何か、すっかり場が白んでいる様な・・・それぞれが空気読んで、その場から立ち去ったんだけど、これで祝賀ムードは吹っ飛んだわね。

最後に出て行く草若が「解ってると思うけど、内弟子期間中は恋愛禁止やで。」と二人に言い残し出て行く。
これがニヤニヤしながらならイイんだけど、何とも言えない表情だからな~。あの表情の裏に隠された意味は何だろ。息子を思って?それとも場を壊した二人への、戒めの意味を込めた表情?
草若は言葉にしないから、解り難いわ全く。

喜代美と草々も、自分の部屋でそれぞれ黙って除夜の鐘を聞く。
鐘の音が響く。

和田家の風景も描かれていたけど、コタツにみかん、紅白・・・って、古き良き日本の風景みたいで温かくてよかった。
「ひろし~ひろし~」と、出番を気にする糸子さんが超かわいい~♪

小草若は神社の鳥居の下にひとり座り込んでいた。
そこに現れる四草。小草若の隣に座り一言。

「僕の勝ちでしたね。」

小草若が答える。「年越し蕎麦やろ?」
小草若を見て一言だけ言う四草。

「おごりますよ。」

失恋した小草若に、余計な慰めの言葉なんか掛けない。そんな四草の気遣いにも泣けた。アンタ達本当は仲良しやろ。
"漢"同士の心の交流。今日一番の秀逸なシーンだと、本気(と書いてマジ)思った。
しかし賭けていたとは・・・賭けを先に持ちかけたのは、勿論四草だよな~。

壁をハンマーで壊し、終いには蹴破る草々。自分の家ならともかく、内弟子部屋って草若のモノだよね?破壊して大丈夫なのか??
まぁアレって、自分の心の壁を破壊する草々を比喩したものだろうけど、それにしても凄すぎる。
実の息子同然だから、家を破壊しても無問題・・・なんて思ってはいないよな、幾ら何でも(笑)
「今日からお前が、俺の"ふるさと"や。」と言い、喜代美を抱き締める草々。
ここでBGMに熊五郎さんの「寝床」を流してくれたら、神様と呼べたのに(笑)
朝っぱらから、最悪の誕生日や~と勝手に落ち込んでいたけど、結局喜代美にとっては、人生最高の誕生日となった訳だ。

しかしあれだけヒス起こす喜代美が、草々と一緒に暮らして穏やかな家庭を築ける・・・筈もなさそうな予感。
奈津子の「肉じゃが女」の指先は、喜代美?それとも誰?
小草若が「萌えるなぁ」とか言ってるけど、うん確かに(笑)アタシは隣の四草の礼服姿に萌えるよ~ん。

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半落ち
こっちは映画版。TBSで昨晩放送していたので観てみた。つい最近、テレ朝版を見たばかりなので記憶に新しい。寺尾聡(梶)、柴田恭兵(志木)、伊原剛志(佐瀬)というキャスティング。志木役と佐瀬役は、広告等で配役を見た時「微妙・・・」って思っていた。でも動く姿を見たら、これが実にハマっている。写真と映像は違うと、改めて思い知らされた。ゴメンナサイ・・・。
映画版だけあって面白い。小説を読んでると多少の物足りなさは否めないけど、それでもほぼ忠実に作られている。
新聞記者の中尾洋子が小説では中尾洋平だったけど、原作通りだと、女っ気が殆ど無い話になるから仕方無いのかな。でも佐瀬に夜討ち掛けるシーンで、酔っ払った佐瀬に「よし!入れ」と家に引き込まれる洋子を見た時は、どうしても妙な気を回してしまう。やっぱこれは、男の方が良かったなぁ。
骨髄移植を受けた青年・池上役は高橋一生。あれ、この顔見覚えがある・・・あっそうか、風林火山の駒井だ~なんて思いながら見ていた。ほんの数年前なのに、この頃は未だあどけなさの残る顔立ち。一生懸命に生き、梶に感謝する好青年を上手く演じていた。
キャスティングは良かったし内容もいい。でもやっぱりこれは小説を読むと、もっと泣けると思う。


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(2005/09)
横山 秀夫

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紅白の曲順が発表された。
順番発表してくれるのは有り難い。どうしても見たくない歌手も居るしな~。
今年一番気になるのは、Gackt景虎様の順番。「何処だろう」と思ってたら、紅組の対抗馬は小林幸子。
何でだろう・・・と考えたけど、セットが凄いからなのか??
小林幸子のセットも凄いが、それに対抗出来る程凄いのか。
ニッカンの記事に「局内で最大級のスタジオに組んだ同ドラマのセット前で歌う演出」って記事が有った時は、流し読みしてたけど、本当なのかと思えてきた。
ドラマで使ったセットって?妻女山の上杉本陣?

ま、いいか。当日までのお楽しみやね(笑)
でも派手ハデなのよりは、渋めの色合いのセットで見てみたいものだ。

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【ちりとてちん「時は鐘なり」#76】
年末の徒然亭草若の家。弟子達は皆揃って大掃除。それぞれ手拭を頭に被り、草原と四草は雑巾がけ。二人で競うのだけど、草原が途中でダウン。それを見た四草が一言。

「勝った。」

この二人、何を賭けていたのか気になるんだが、やはりきつねうどんなんだろうか。草原は四草に奢ってばっかりなのか(笑)可哀想に。ところで草々は何処を掃除してるんだろう。

喜代美は窓ガラスを磨く。引っ越し先が決まらないので浮かない顔だ。そこへハタキを手にした小草若が。
これか~姉様被りの小草若は。赤地に白の水玉なんだけど、これは元は何の布地なんだろう。手拭ではなさそうだし・・・。
小草若も喜代美の住む所は気にかけている。まだ見つからないと言う喜代美に、自分のマンションに来ないかと言う。
変な意味は無いって言うけど、男女のルームシェア、しかも男は女に気がある・・・って状態で、単なるルームシェアとして成立するのか疑問。だけどそれは、小草若なりの親切心なのかな。
「ルームシェアなんて、外国ではあったりまえの話」と必死に、冷静な申し出を装う小草若がちょっと哀しい。本当に、喜代美の事が好きなのね。しかし小草若って、何気に色んな事を知ってるなぁ。
ベッドルームふたつある部屋?一体どれくらいの広さがあるんだろう。4LDKぐらいかな。多分、5人家族でも余裕のスペースかもしれない。

本心を言えば、マンションのローンが厳しいから、喜代美に負担してもらえると助かると言う小草若。確かにそういう風に言えば、喜代美の心の負担も少しは楽だ。
でも小草若の本当の"本心"は、喜代美と共に暮らしたい方が強いんじゃないか、と思えてならない。
変な意味じゃなくて、ただ傍に居て欲しいみたいな。喜代美が居るだけで気持ちが安らぐんだろうな、小草若にとっては。
まぁ本当に、ローンの件が小草若の本心なのかもしれないけど、更に裏を読んでしまうのは、私に奈津子並のウラ読み習性が有るので勘弁(笑)

菊江に小草若の申し出の件を相談する喜代美。草々の気持ちを確かめてみたら?と菊江は喜代美に言い、喜代美の事が好きだったら草々は慌てて止める筈、と咲が言う。
う~ん、これはどうかな、と見た瞬間思った。熊五郎みたいな人なら慌てて止めるだろう。でも今の草々なら止めないんじゃないか。己の気持ちを押し殺してでも、喜代美がそれでいいと思うなら、好きにしろ、って言うんじゃないかと思った。

夕方、台所に居る喜代美。そこに通りかかる草々。草々の姿に、咲に言われた言葉を思い出す喜代美。
「あの・・・」と言いかけた喜代美に草々が言う。

「どうするつもりや。」

住む所、未だ見つからないのかと訊ねる草々に、「ええ」と頷く喜代美。
そして喜代美は、小草若の処に来ないかという申し出の一件を草々に話す。草々の表情が驚きに変わる。
そりゃそうだわな~気になるあの子が男と同居だもん。いくら"下心は無い"って言い張っても、小草若が喜代美の事をどう思ってるか位は、草々も判ってるだろうし。

どうしたらいいと思ってる?と草々に訊ねる喜代美。目を潤ませる喜代美。止めて欲しいという思いが、全身から溢れる喜代美に背を向ける草々。

若狭も小草若も、二人にはいい落語家になって欲しい。その為にお互いが必要だと思うなら、いいのでは?

喜代美を見る草々。喜代美の心が激しく震える。泣き出したい思いを必死に堪える。
草々にとって自分は、何処までも「妹」・・・。

ただの妹なら、背を向けて言わないって。フツーに正面向いて、喜代美の目を見ながら言ってるよ~。背中を向けてないと、自分の表情を見られるのが怖いんだよ草々。
昨日だって、草原や四草に不審がられていたじゃん。草々って隠し事が出来ない。スグ顔に出るでしょ(笑)

草々兄さんっていつでも、誰に対しても同じ。落語と結婚してるみたい・・・喜代美は精一杯の思いを隠しつつ草々にぶつける。
こんな事言われたら、鈍くない男なら気付きそうだが草々じゃあな・・・。

「ご意見、ありがとうございましたっ」と、ワザと馬鹿丁寧に礼を言う喜代美の目は、赤くなってる。草々の横をすり抜け外に出る喜代美、
戸惑う草々だが、何と言えばいいのか言葉が見つからない。

外に出た喜代美は、マンホールのふたに躓いて転ぶ。「痛・・・」
草々は自分の事をただの妹としか思っていない。そう思い。涙が頬を伝う。
そこに現れたのは小草若。
小草若は喜代美の姿に驚きつつもしゃがんで、地面に転んだままの喜代美と同じ視線でハンカチを差し出す。
「別嬪さんが、台無しや。」と優しく笑う小草若。

でも、そんな小草若にキュンキュンしてるのは視聴者だけなのよねェ。

喜代美を追って、草々が門の処まで来た。だが喜代美と小草若の姿に、思わず足を止めてしまう。
喜代美は涙に濡れた目で、小草若を見上げる。
「小草若兄さんの処に、お世話になってもいいですか?」と言う喜代美。その言葉に戸惑い、複雑な表情の小草若。
小草若は喜代美の心が自分に無いのを知っている。知っていて尚、同居を申し出た。
その喜代美が一緒に住んでもいいと言う。でも泣いている。泣いている理由は恐らくアイツ・・・。

小草若は判ってるから、その表情も複雑なんだ。

地面に座り込み、胡坐をかいてワザと陽気に言う小草若。
「アタリマエやがな。いつでも来たらエエ、なんぼでもおったらエエがな。」
小草若兄さん、優しすぎるよ・・・。

荷造りをする喜代美の処に現れる草若。師匠ったら、ホント面白がってるでしょ(笑)当事者の喜代美は必死なのに。大人の余裕で見つめないで下さいよ師匠。
この苦しい時期を、どんな風にジタバタして笑わせてくれるのか楽しみにしてた。でも笑えない。想像がつかない。苦しんだ先の笑顔が。

ぎょうさん笑って生きていけ―――そう言い残して正太郎は逝った。喜代美は笑って生きる為に、あれこれと奮闘し、ようやく此処まで来た。
でも今、喜代美の選ぼうとしてる道は、果たして自分の為になるのか?
草若は面白がりつつ、喜代美の道を照らしてるのではないのだろうか。道を間違えそうになる喜代美に「ちゃうで若狭、そっち行ったら笑えん。こっちがアンタの笑い道や」って。

草々は商店街の駄菓子屋でイカ串を買う。500円玉で一瓶も買うから、お花さんもびっくりしてるやん。
イカ串を齧りつつ、離れに戻れば丁度風呂から帰った喜代美と遭遇。夕方の事があるから、お互い気まずい。
草々に軽く目礼をしつつ喜代美は部屋に。草々も部屋に入り、灯りをつける。
が、二人の頭の中はお互いの事でいっぱい。壁を挟んで寄り添う二人。

喜代美が先に口を開く。「何しとんなるのですか?」と言う喜代美に、イカ串食いよると答える草々。
当て布だらけの座布団をぎゅっと抱き締め、草々が逆に訊ねる。

「オマエは?」

喜代美は草々をただひたすら想う。けどそれは決して言葉に出来ない。
「私は・・・引越しの準備してます。」

「そうか」と言う草々、座布団を抱えたまま、二人の長い夜が更けて行く・・・。


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【どうでもいい余談】

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最近じゃ審査員も事前に発表するのか、と妙な感心をしてしまった。いつからだっけね?まぁ別に良いのだけど。
紅白が楽しみだったのはいつ頃迄だったかな。Xが出てた頃までは観てたけど、あれ以降見なくなった。
自分の音楽の趣味が変わったので、紅白に出てくる歌手への興味は失せていた。

そんな紅白を久しぶりに観てみようと思ったのも、風林火山のお陰でございます。
殺陣は無くて良いのですが、景虎様の御姿で歌うガクトは是非拝見したいですね。

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【ちりとてちん「時は鐘なり」#75】
「年季が明けたら出ていかな、アカ~ン。」と草若に言われ、年季明けの喜びも何処へやら、すっかり不安の塊と化す喜代美。だが、動揺しているのは喜代美だけでなく草々もだった。
部屋に戻り、灯りをつける喜代美は、隣の部屋と繋がった壁を見つめる。壁の向こうには草々が居る。

草々の隣に住めなくなる寂しさと、一人立ちへの不安で心配そうな喜代美、でも同じ様に壁の穴を見つめて、いずれ喜代美が居なくなる事への寂しさを感じている草々。同じ時、同じ事で互いを思う二人。
あ~もう、若者は楽しそうでいいねっ(笑)
草々にもようやく火がついたかいな。切ない気持ちを抱えた二人の、クリスマスの夜が更けていく。
そういえば、あの「愛宕山」のカセットテープはどうなったんだろう??

翌日の夜も寝床で弟子達が集まり、呑み&食事。話題は専ら、喜代美の年季明けだ。昨日の夜、草若はあんな事言ってたけど、そう言えば草々だって内弟子部屋に住み続けている。
咲が疑問をぶつける。それに答えたのは草原と草々だった。年季明けで一度は部屋を出たけど、おかみさんの具合が悪くなった時に戻ってきた。

磯七が喜代美に、脅かすような面白がるような口調で言う。年季明けの噺家程、貧乏なものはない、と言う言葉に、最初は冗談だと思う喜代美。
だが、磯七の言葉に昔を思い出した兄弟子達、全員首をうなだれている。ええっ、そんなに悲惨なのか…!?店内のBGMが「神田川」で、一層侘しさを醸しだしてるのが笑える。
重苦しい雰囲気の兄弟子達、一番上の草原が口を開く。
「金は無い、仕事も無い。けど暇だけはある、あの辛さ。」
それでどうやって生活するのかと訊く咲、基本的には落語会の手伝いと草々が言うが、賃金が一回500円ぐらいだと。95年だよね。それだけじゃ足りなさそう。バイトしないと生活出来ないじゃん。
「勝手に女が貢いでくれるから。」とさりげなくモテ自慢?な四草は、全く参考にならんけどねフフ。

草原の話が徐々に深い処まで展開し、喜代美が怯える表情と、周囲が聞き入る様子に笑った。草原兄さん、途中から創作してるな。人里離れた村の辻・・・って、此処大阪の街中やろ???
お地蔵さんが「あと10円で電車乗れる~」と喋った、な~んて冗談も、今の喜代美には真実に聞こえてしまうのか。余裕無い状態なんだよね・・・。
大声で驚く喜代美と同時に、飛び上がるかの様な勢いで驚く草々、小草若、四草。
以外だったのは四草。こういう話には動じないと思っていたのだけど。腕組んで、どっしりと座っていそうな感じなんだけどな。

草原の話にすっかりビビって小さくなる喜代美、小草若がすかさず「神隠しは冗談やで」とフォローするが、四草が現実に引き戻してくれる。

「貧乏はホンマやけどな。」

これで喜代美、再び奈落の底へ。不安が更に大きくなり、泣き出しそうな表情の喜代美。そんな喜代美を、明らかに兄弟子とは違う目線で見る草々。

怒った様な表情でも、今迄とは違うんよね草々。前は喜代美に対し、全く"女"を意識してなかったけど、今の草々って、喜代美の事を、自分の意識の何処かで愛しく思ってる。けど、自分でも何故そう思うのかが判らない。そんな風に見える。

座布団を干す草々の処に草若が来る。繕った座布団を見て「若狭が縫うたんか?」と問う草若に「はい」と頷く草々。
座布団を見ながら、「アイツ出て行ったら淋しくなるな」と呟き、「な?」と同意を促すかの様な草若。
若狭の年季明けを聞いてから、草々の様子が何処かおかしい事に気付いてるね師匠。それを再確認する為の「な?」だろう、って思えた。

喜代美の部屋探しに付いて来てる草々。以前ならそんな事考えられなかっただろうに、今は喜代美の動向が気になってしょうがない。だから一緒に、新しい部屋を見ておきたいという気持ちが表れているのか。
でもしかめっ面だから、喜代美の脳内では、草々兄さんを自分の部屋探しに付き合せているから、兄さんすっかり不機嫌なのかも・・・と怯えている。怯える喜代美もメチャ可愛い♪
でもねぇ・・・草々は怒ってるんじゃなくて、喜代美が居なくなった後の、自分の気持ちの行き場所が何処なのか想像がつかないので、しかめっ面なんだと思うよ~。
エエから早よ探せ!と一喝されて、喜代美半べそで部屋を探す。そのページには賃貸マンション・2LDKの物件が。
2LDKの文字に、喜代美は妄想の世界へ飛ぶ(笑)
ああっまた新婚さんかいな~。朝食の支度をする喜代美は白いオーガンジーの襟?のブラウス、バラ色エプロン、キレイにメイクしてピアスも装着済(笑)。朝陽が差し込むダイニングテーブルの上には、いっぱい料理が並んでいる。(朝からそんなに食うのか?)で、その傍らに、青いガウン姿(バスローブにも見えるがどっちだろう?)で胸元をはだけさせ、新聞を読んでいる草々。何じゃこりゃ(笑)ガウンの下はハダカかいな。

2LDKの文字に、妄想を膨らませた喜代美が現実に引き戻される。こんな処に住める訳がないやろ、と言われ、すいませんと謝る喜代美。
でも月2万、トイレは共同という部屋を見に行けば、そこはボロボロで電車の音が激しい。高架下なのかな。
ガラスはヒビ割れをガムテープで修復してるし、襖はボロボロ、畳の上には新聞紙。喜代美よりもむしろ、草々の方が熱心に部屋をチェックしてるんだけどさ~(笑)喜代美、アンタの住むところやろ???自分も、もっと真剣にチェックしなさいよ~。
一通りチェックを終え、「次行くで」と部屋を出る草々、慌てて後を追う喜代美。

大またでザクザク歩く草々に、ちょこまかと付いていく喜代美。何か小動物系の風情なんだけど(笑)
兄さん~待って下さい~と半分ベソかいてる喜代美に、草々、険しい顔で「あんな物騒な処、住まわせられるか!」と鼻息も荒い。うんうん、一生懸命見てたもんね草々。

喜代美は草々の言ってる真意がわかっていないから「へ?」となる。草々慌てて、喜代美の親が心配するだろうからとごまかすが、本当は自分が心配なのだよな。
駄菓子屋で「年季明け祝いに奢ったる」と草々に言われ、「え、これが?」と一瞬思いつつ、草々の怖い表情に「どれにしようかな~やっぱイカ串かな~」と、愛嬌たっぷりに駄菓子を物色する喜代美。やっぱり今日は、愛玩小動物みたいな可愛らしさ全開。

ゴソゴソとイカ串を取り出し、一口かじった途端に「舌噛んだぁ」と半べそ。コドモですかアナタは(笑)
でも美味しい~と喜ぶ喜代美に、草々の心もグイと引き付けられた模様だ。奈津子が見てたら「狙ってるやろ、喜代美ちゃん」って、言い出しかねない気がしてきた。いや絶対言う筈(笑)
純真無垢な、あどけない振りをして男をなびかせようとしてるやろ?とかね。でも喜代美に、そんな狡猾な手を使う能力は無い筈。

稽古場で草原に相談する草々。予算内では厳しそうだ、と言う草々に、草原の後ろに居た四草が言う。
「適当なオトコ掴まえて、貢がせたらエエのに。」
だから貴方の意見は例外ですがな~。どうでもいいけど「みつがせ」を変換したら「ミツが背」と出てきた。そう言えばミツの時は、もっと顔が丸かったな貫地谷さん。

このまま離れにおいておく訳にはいかないか、と草原に相談する草々。それって自分の為だよな。自分の感情が表に出てしまったな草々。
師匠の傍から一度は離れた方が若狭の為、と言う草原に「それはそうですけど。」と語尾が強くなる草々。
それだけ思いが強いから言葉に出てくるんだよ。四草がこっち見てるやん。そして草原も草々を見てる。
草原はどうだかワカランけど、四草は完全に、草々の気持ちに気付いたと思うな。

奈津子に相談する喜代美だが、奈津子の独立直後の話に、更に愕然としてしまう。
空腹は我慢出来る、でも暇な時間は耐えられん。暇な時間に悪い事ばかり考えてしまう。
このまま食べていけるのか、と怖くなり布団にもぐるけど寝られない。ろくでもない事ばかり考えてしまう。
この奈津子の話、すごーく良く判る。

奈津子の話が脳裏に残っていたのか、喜代美は夢をみてしまう。
ボロアパートで毛布にくるまって仕事の電話を待つ喜代美。灯りも無く、寒さだけが身に染みる。仕事の電話が掛かってきた。受話器を取り、天狗座の仕事が入った事を喜びつつ倒れる喜代美。
後日、喜代美が孤独死した新聞記事が見出しに。「止められた電話握りしめ」って事は、あの電話は喜代美の幻想か。夢の中で幻想を見つつ死んでる喜代美・・・。

そんな怖い夢だから、いきなり飛び起きた喜代美。大きな声を出すから、隣の草々もビックリして心配する。
「大丈夫か、若狭。」と言う草々。フフ、以前と違うね。前なら絶対、「オマエ夜中何やってんのや」とか「何時やと思うてんのや」とか言いそうだけどね(笑)気になるんだね。

喜代美は言う。家賃は払うから、此処に居ては駄目だろうか。一人になるのが怖い。
一人が怖い、は草々もうわ言で言ってたな。喜代美は一人暮らしの経験が一度も無いから、不安が大きいんだろうね。
でも草々は兄弟子として言う。一人前の落語家になりたいのなら誰もが通る道だ、と。
兄弟子として言うてる、と言いつつ、複雑な感情を抑えている草々。喜代美は未だ、草々の気持ちに気付いていない。
兄弟子と妹弟子、果てしなく遠い距離に感じているけど、遠くに思えていても、実はすぐ其処まで近づいているのよホホホ。いいわね若者は(笑)

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【ちりとてちん「時は鐘なり」#74】
若狭の高座も無事に終え、次は四草。
いきなり中国語で挨拶。戸惑う客席を尻目に「今日は中国語で、崇徳院と言う話をやらせて頂きたいと思います。」と言う四草。
客席騒然、だが四草は顔色ひとつ変えず、マイクに顔を近づけ、上目遣いで観客を見ながら一言。

「嘘やっちゅうねん。」

うは~やられた。これには朝から騙された(笑)。中国語版の落語を聴いてみたいとは思ったけど、それはTVだからであって、ナマで聞く現場ならサッパリ判らんよねぇ。
そして「嘘やっちゅうねん」と、観客を相手にしても"しれ~っ"としてる四草に笑った。

小草若が「鴻池の犬」をやると聞いてザワつく客席。それにすかさずツッコミを入れる小草若。
「何ビックリしてはりまんねん、寿限無だけやと思うたら大間違いでっせ~」と客を笑わせる。枕の話し方の流暢さを見てると、本物の落語家に見えてしまう。本職は狂言師、伝統芸能の世界は共通性が有るのでしょうか。
枕の流暢さは何処へやら、下手に演じる「鴻池の犬」だったけど、フツーにやったらかなり上手いだろうなと思えた小草若兄さんでした。

小草若の落語を聴きながら、涙で顔がグシャグシャの草々。草々は言い方はキツイし偉そうに言ってばかりで、すぐに小草若と喧嘩になっていた。けど、一番近い"兄弟"だから、草若師匠の実の息子だったから、それだけ気になる存在だった。
そんな小草若が「寿限無」以外の落語を、下手ながらも一生懸命に話している。弟の奮闘振りを見て、色々とこみ上げる思いがあるからこそ大泣きしていたのかもしれない。

草々の出番が近づく。
座布団が取り替えられるのを見て、はっとする喜代美。自分が繕ったけど、草々に渡しそびれたあの座布団が其処にある。草々の背中を見る喜代美。
ヒグラシの紋が入った羽織の背中が、出番に向け気持ちを集中させる。
ピーンと張り詰めた様な空気に包まれ、高座に向かう草々の背中を、小草若がポンッと叩いて気合を入れる。
おお、これは何ていいシーンなんだ。目から汗が出てくるよ。さっき泣いてた草々、背中叩く小草若。喧嘩ばかりの関係から、変化してきたって事なのかな。

草々の演目は辻占茶屋。六年前、師匠の穴埋めをしようと試みた時は失敗したけど、今日は違う。
堂々と話している草々。陰で心配そうに草々を見守る、柳眉と尊建。尊建が拳をぎゅっと握りしめ、口を一文字にして見守る。柳眉は兄の様な眼差しで草々の高座を見守る。
ライバル二人の、それぞれの思いが垣間見える。

中入り。楽屋でお茶を入れる喜代美に草々が言う。
「待ち針刺さってたぞ!」と言う草々に、狼狽する喜代美。
すいませんと謝る喜代美に「ウソや」と笑顔の草々が礼を言う。「ありがとう。」

その言葉に、喜代美の顔が笑顔になる。貫地谷さんの満面の笑み、この表情って愛嬌あって好きなんですよねぇ。

中入り後、草原の演目は「蛸芝居」だ。思う存分演じる草原に客席は大笑い、緑は夫の姿に目を潤ませつつ、笑顔で小さく何度も頷き、拍手を送る。
これは泣けた。サラリーマン時代、暗い顔をしていた草原が今、大好きな落語を演じ客席を沸かせている。何度も映る緑さんの表情が、本当に嬉しそう。そんな姿を見ていたら、またも目から汗が出そうになった。今週は面白いぞ「ちりとてちん」。

最後は草若。袖で見守る草若のライバル、柳宝と尊徳。
草若の枕は6年前の志保の件だった。当時、一門会をすっぽかした事を詫びる草若。
話の内容にしんみりする客席、鞍馬の眉がピクリと動く。
枕が深刻なネタで、客が笑っていないからだろうか。でも草若の枕は其処では終わらない。
余命三ヶ月と聞かされビックリ、一刻も早く嫁さんにパンツの置き場所を聞かなあかん、通帳、印鑑・・・へそくりが有るなら、その場所も・・・という内容で客を笑わせ、「愛宕山」を話しはじめる。
一門会は大成功、拍手の嵐の中、5人の弟子達と草若師匠が深々と頭を下げる。
幕が下りて袖に下がると、其処には鞍馬が居た。

鞍馬が草若に向かって、黙って頷く姿にジーンと来た。この人ってホント、口は悪いが、徒然亭一門の事は気にかけてはいたんだな。
ものすごく判り辛い、年季の入ったツンデレなんだよね鞍馬会長(笑)

寝床での打ち上げ。ご馳走が並んでるよ~。鶏の丸焼きもあるよ~(笑)クリスマスらしい演出だ。
そんな席で、糸子が草若に年季明けを迫る。正典が「コレで明けなければ、師匠に闇討ち仕掛ける」と言った事まで暴露する糸子。
当然、大慌てな正典(笑)まぁ、勢いで言ったジョークなんだよね。嫁さんだけに聞かせたつもりだったんだろうけど、糸子さんがそんな面白い事、黙ってる訳ないじゃ~ん☆

「恐ろしい家族やな~」と笑う磯七。草若は「闇討ちされたらかなわんな~年季明けや。」と喜代美に言う。
喜代美愕然。待ちに待った年季明けなのに、勢いで明けてしまった。もっと感動的な気分を味わいたかったつもりなのか。
なし崩し的に明けてしまった年季に、グズグズ言う喜代美。複雑な表情の喜代美を他所に、周囲は盛り上がる。
奈っちゃん、決定的瞬間やっ、と小次郎が奈津子を急かす。
その言葉に、草若に向かって、再度年季明け宣言をリクエストする奈津子。草若もノリノリ(笑)
アクション付きで「年季明けやっ!」と楽しそう。

大晦日、除夜の鐘が鳴り終わったら年季明け、と改めて草若が言う。その言葉に糸子が「大晦日は喜代美の誕生日」と言いだす。
えええ、そうなの?知らなかったよ。じゃもうすぐ22歳か。

大晦日が誕生日なんて、ひとつもええ事無かった・・・とグチる喜代美。あっこれは、この空気感は、あわれの田中と対決した時の喜代美みたいだ。
夏休みとか冬休みとかに誕生日あると、学校の友達に祝って貰えないよね~。正月近くの誕生日なんて、プレゼントとお年玉が一緒だったり、クリスマスが近ければ、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒だったり。クリスマスケーキが誕生日ケーキだったりね。
子供の頃って、こういう些細な処が気になるんだよな。大人の目で見れば、一回で済ませたい処なんだけど(笑)

喜代美の話を受けて、糸子が話を始める。
大晦日の晩、すでに陣痛は始まっていたんだけど紅白を見ていたという糸子。大好きな五木ひろしの出番まで堪えていたけど、「ふるさと」の途中で生まれそうになった。
あ、アカン、産まれるう~と分娩室に運ばれる糸子の耳に、五木ひろしの歌声が響く。

子供が産まれるまでの出来事が、やっぱり糸子さんらしくて笑った。でもその後の糸子さんの話は、すごく印象に残った。

喜代美が生まれてきたお陰で、正典と糸子はようやく本当の家族になれた。二人の故郷が出来た。二人の血を受け継いだ喜代美は、正典と糸子の心の拠りどころ、ふるさとだと言う事なんだろう。
生まれた場所だけじゃない、自分で作っていくものでもある・・・って言う糸子さん、ステキだ。
磯七さんも「えらいええ話、聞かせてもろうた。」って拍手してるし。と言うか、いつの間にか糸子が話題の中心になってる(笑)喜代美ったら、すっかり拗ねてるよん(笑)

と言いつつ、一門会も成功し、年季明けも約束され、繕った座布団は草々に使って貰えてサイコーな夜だと喜ぶ喜代美。だが草若の次の言葉に、一気に動揺する喜代美だった。
年季明けたら内弟子じゃないから、部屋を出ていかなければならない。しかも動揺するのは喜代美だけでなく、草々もだった。
さっきまでの笑顔が消えた、草々の心中や如何に。

草原のトナカイ姿、小草若のサンタ姿に笑った。進んで着てるのか、賭けでもやって負けたのか。でも体格だけで言えば、草原がサンタの方が似合いそう。トナカイは四草でもいいじゃん。
普段クールに澄ましてる人の被り物姿、見てみたいなぁ。


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【ちりとてちん「時は鐘なり」#73】
座布団に亡き父の姿を重ねていた草々。今迄ずっと大事な座布団だったけど、草若の親心がようやく理解出来た草々には、もはや必要の無い物となったのだろう。
これからは草若を実父と思う決意の表れか。だから「捨てといてくれ。」と喜代美に言ったのかな。
でも喜代美は、草原から聞いた話が強く心に残っている。草々の「父の記憶」をそう簡単には見過ごせない。

自分の部屋で破れた座布団をを繕う喜代美。そこに飛び込んで来たのは奈津子。
小次郎から「若狭破門?」の話を聞いて、慌ててやってきたのだ。だが事の顛末を聞き、なぁんだ、という表情。
「ほな"破門を乗り越えて"いう小見出し、無しやね。」と手帳の見出しを消す奈津子。
モノ書きの習性だよね奈津子さん。破門の話を聞いて心配する気持ちも有っただろうけど、ネタ拾いに行かなきゃ、って気持ちで飛んできたんでしょ~(笑)。奈津子さんは波乱を期待してるんだろうな(笑)。

喜代美が座布団を繕う姿に、「わかった。作戦やな。」と、何やら一人で作為的な匂いを感じ取る奈津子。
いやいや、喜代美にそんな算段は出来ませんってば(笑)

学生時代にソーイングセットを持ち歩き、制服のボタンが取れかかった男子を見つけては、ボタン付けをして女らしさをアピールする女を思い出した奈津子。
「ボタン付け女~」と繰り返し繰り返し、メジャーをムチの様にしならせてビシバシ叩く叩く叩く(笑)
これで思い出したのは出会ったばかりの清海と草々。そういえば草々のスーツのボタン付けしてたよね。
清海も持ち歩いていたんだ~。でも私が学生だった頃も、大抵の女生徒は持ってたけどな。ボタン付けをした記憶は殆ど無いけど、スカートの裾がほつれた時には重宝したわね。
私は"肉じゃが女"には100%同意したけど、"ボタン付け女"への同意度は60%位かなぁ。
我を忘れた奈津子に「今は幸せでしょ」と言う喜代美。その言葉に自分を取り戻す奈津子。そうだよ小次郎が居るじゃん。

一門会当日。
沢山の客席を物陰から眺め怖気づく若狭(喜代美)。無理、絶対無理、年季なんか明けなくていい~とヘタレているんだけど、先週のを見なかったらフツーのビーコだと思えた。
けど先週のを観た後だと、またブレてる様に見えてしまう。もう先週の喜代美は「なかったことに~♪」と抹消しておけばいいか。

そんな若狭に優しいのは小草若だけ。小草若ってば、どんだけお人よしやねん、と思ったけど、そこは惚れた者にしか判らないか。四草なんて「鬱陶しいやっちゃ」だもんね。
でも、若狭の高座を見守る四草は、やっぱりいい兄さんの表情だった。

ヘタレる若狭を含め、弟子達を集め、草若が思いを語る。
喜代美が来なかったら、自分は今でも呑んだくれているおっさんやった、と若狭を見ながら草若は言う。
ああそうだよね、喜代美と出会わなかったら変化しなかったかもしれない。
不器用ながらも一生懸命生きる喜代美。その喜代美が起こす波風に、皆が動かされ、また集まり、色々有ったけど皆、徒然亭を守る為に頑張ってきた。
寝床寄席が評判にならなけりゃ、鞍馬会長が足を運ぶ事もなかっただろう。
喜代美に感謝する師匠の笑顔が、とても温かくて・・・観ていてすごく嬉しく思えた。

そして若狭は、大勢の人が集まる天狗座で、初めての高座に挑む。

よどみなく、流れる様に出てくる枕のネタも笑える。
年季明けが掛かってる、炊事・洗濯・掃除と、人使いの荒い師匠と兄弟子達から解放されるか否か、皆様に掛かっています。だから、面白くなくても笑ってください。

若狭の枕に「アイツ何言うてんのや」と微笑む師匠。見守る兄弟子達。これを観るだけで、いかに若狭が成長したかよく解る。
喜代美の高座を聴きながら、高校を卒業した直後の喜代美を思い出す、正典と糸子。
ヘタレだった喜代美が、大勢の人の前で「徒然亭若狭」の名前で落語をしている。額に汗を滲ませ、一生懸命に人を楽しませている。
娘が成長した姿に、二人の胸がいっぱいになる姿に同化しそうになった。

ところで今日は順子居ないのか。見せてあげたかったね、順ちゃんにも。

そして楽屋。
喜代美が繕って、草々に渡すつもりだったあの座布団を草々が見つけていた。開演前に渡すつもりだった喜代美。でも草原と草々のやり取りを聞いてしまった為に、渡しそびれた物だった。
見つけたよ草々。どう反応するんだろう。ちょっと楽しみ~♪

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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#72】
草々の大事な座布団をボロボロになるまで食いちぎっていたのは茶色い犬・・・。犬を追い払い、座布団を抱き締める草々。破門され、全てを失った草々には座布団だけが肉親の絆。ぎゅっと座布団を抱き締めて、雨に打たれている草々。
座布団から出ている中綿が、草々の本心みたい。薄い外布みたいに精一杯、小草若の前で虚勢を張っていた草々。でも本当は脆く儚い。
草々、雨で身体が冷えたから熱出してるのかな。廃屋で、ボロボロの座布団を枕に横たわる草々。
あまりにも淋しすぎる。

その頃、小草若は草若の前で頭を下げる。尊建を殴ったのは自分だと。破門は取り下げて欲しいと深く頭を下げ、草原、四草も共に頭を下げる。
あ~いいシーンだ。昨日、喜代美が真実を暴露しなかったらもっとよかったのに。あれを観てしまったから、じゃあ喜代美が言わなかったら、ずっと黙ったままだったんだろうか小草若・・・と思ってしまう。それとも良心の呵責に耐えかね、真実を告げたんだろうか。
正直言って、何とも言えない。

熱を出して寝込む草々の姿と、「鴻池の犬」の稽古をする小草若の話がオーバーラップ。テーブルの上に並べられたご馳走。
昔の事を思い出し、夢を見てる草々。初高座のお祝いをしてもらった時か。これ全部、志保さんが作ったのかな。草若も志保も嬉しそう。
遠慮せず食べる様にと勧められ、感謝する草々。そこへ、鯛のお頭付きに箸を突き刺す小草若。
「何すんねん!」と小草若を組み伏せる草々。
ふたりを怒る草若、「エエ加減にせぇ!破門するぞ!」の言葉にビクッとする草々。

これは草々が可哀想。行儀悪い小草若が先に叱られるのが筋だと思うんだけど。勿論、すぐ手が出る草々も悪いから、両方を怒らないとな~。
「二人とも破門するぞ。」なら未だ判りやすかったけど。
草若師匠にとっては二人とも同じ扱いのつもりだから、破門って言ったのかもしれないけど。勿論本心からじゃない。でも中学生レベルの草々に、本気なのか否かは判断出来ないんじゃないかな。大人になった今でも、言葉の裏を読む事は出来ないしね草々は。
草々が一歩引いた様な遠慮がちな態度なのは、こういう処もあるんじゃないのかな、って気がする。

喜代美は地図を片手に、かつて落語会が開かれていたという民宿を探す。寄席会場だった離れの建物を見つけ、中に入る。
其処には雨に濡れ、熱を出して横たわった草々が居た。驚いた喜代美、草々を起こして病院に連れて行こうとするが、身体の大きい草々を上手く起こせない。
崩れ落ち、喜代美の膝を枕に横たわり、うわ言を言う草々。

「おかみさんから、師匠に謝って下さい・・・小草若は本当の子供だから、きっと許してもらえる・・・」
子供の頃、草若に怒られた時の事を夢に見ている草々。
「でも俺は違うから、追い出されてしまうかも判らへん。そうなったら俺行くとこあらへん。」

やっと見つけた自分の居場所。それを失う事への恐怖。志保に一生懸命訴える、子供の草々・・・。これはかなり泣けた。
喜代美の膝で「また一人になってしまう・・・怖い・・・」と泣く草々に、大丈夫、一人にはさせない、私が傍に居るからと言う喜代美。
すごくいいシーンなんだけど・・・過去2年間の喜代美を見てみたい。喜代美がこういう風に変わったのは何故なのか、色々考えてみたけど、どうも上手く補完出来ない。
恋愛シーンは嫌いじゃない(っつか好き)なので、こういうシーンは有ってもいいんだけど、何かしっくりこない。
純情きらりで例えてしまうと、観てなかった人には悪いんだけど、桜子が戦争のトラウマにうなされる達彦に「私がついてる」って言うのなら、すごく納得出来る。お互い愛し合う二人だからだ。
草々が喜代美の気持ちに気付いてなくて、この時点では喜代美の一方通行だから、違和感があるのかな。
一人にはさせない、草若師匠だって居るし、草原兄さんも小草若兄さんも四草兄さんも、私も居る、草々兄さんの帰る場所は徒然亭一門の処ですよ、なら少しは同感出来るんだけどな。

病院に行くほどの熱じゃなかったのか。しかし一晩、どうやって面倒見たの喜代美?
と思ったら、近所の人に毛布借りた、だと。雨で身体冷えてたと思うけど、草々を着替えさせなかったの?
此処ってかなりツッコミ入れたいシーンだ。近所に人が居るのなら、毛布借りたついでに電話で連絡ぐらいしておけばいいのにな。

前日、喜代美が飛び出したから、今朝は四草が庭の掃除。草原の「若狭から連絡は?」の問いに「無いですね」と言う四草。
そこへ「ごめんください~」と現れたのは柳眉。
草原と四草が言葉の端々に「柳眉」を付けていたのが笑えた。尊建みたいに出番多くないから、サービスなんでしょうか。連呼しないで下さいという柳眉に笑った。
万葉亭一門は穏やかだ。

面倒見のいい柳眉兄さんが連れてきたのは尊建。申し訳なさそうな表情の尊建の姿に、さっきまで歓迎ムードだった草原と四草の表情が一気に険しくなる。そりゃそうだ。草々破門の遠因はこの男だからなぁ。
でも尊建は草若に詫びに来たのだ。そして草々の破門取り消しを願う尊建。
柳眉が事情を全て話す。柳眉と尊建は、草々を良きライバルとして認めていたのに、草若の例の一件で、草々が高座に上がれなくなった。

「僕は大人ですが、コイツは未だ子供ですさかい」と言う柳眉。
騒動の原因となった草若師匠を恨んでいたんです、とサラリと言う柳眉に「ぶっちゃけすぎや」と言う尊建。実はアナタもツンデレだったんですね尊建(笑)
素直になれない尊建も、悪いヤツではないと言う事か。でもその酒癖の悪さはどうにかならんかね。酒を呑むと人に絡みたくなるんやろ?それって、酒に呑まれているんだよな~。昨日迄、尊建に対しては散々言ったが、今日は詫びたのでもういいです。

三年前、寝床での高座を観て本当に嬉しかった、また競い合えると思った。
草々とまた競い合いたい。
「お願いします」と頭を下げる尊建と柳眉、困惑する草若。

「人の弟子どついて、ケガをさせた奴をな。」と言う草若に、堪えきれずに小草若が叫ぶ。
だからどついたのは、俺やて言うてるやろ、と言う小草若に「オマエやったんかぁ」と立ち上がる尊建。
どーも血の気が多いね尊建って。瞬間湯沸かし器?

草若は言う。「破門の取り消しは出来ん。」
その頑固さに、いつもは穏やかな柳眉がつい声を荒げる「頑固オヤジ!」。
でもその後直ぐに「すいません」と詫びる柳眉。なんだか性格がよく判る。
頑固と言うか、相当の覚悟をして言い渡した事だから、簡単にはひっくり返せないって思ってるんじゃないかなぁ。
男に二言は無い、みたいな感覚なのかな。

その頑固な草若に揺さぶりをかけたのは・・・やはり四草、アンタですか~。
草原兄さん、と声を掛け、いきなり草原を殴る四草。草原唖然、「何すんねん!」と四草を睨むが、その四草は・・・。
草若に頭を下げ「僕も人をどついてしまいました。破門ですね?」と言う四草。
その言葉に草原も、四草の真意を理解した。
四草を殴り倒し「僕もどついてしまいました、破門ですね?」と草若の前で頭を下げる草原。
弟子達の突飛な行動に、草若唖然。尊建呆然「何や、この一門」と目を白黒。

兄弟思いなんですよ、この一門は。
お互いの結束が強い。誰が欠けても駄目。そう思ってるから、こういう行動に出るんじゃないのかな。

そこに「師匠!」との声が庭から聞こえる。喜代美だ。
草若険しい表情で、「何で入って来てんねん、破門言うたやろ!」と喜代美を怒る。
そのやりとりに「ええ?若狭も~」と驚く柳眉。

テンポ良くなってきたのでちょっと期待。

喜代美の後ろには草々が居る。座布団を背中に括り付け、とぼとぼと庭に入る草々。
身体は大きいのに、中学生の草々とダブって見える。ショボ~ンとした姿が子供みたいだ。

草々の姿に、靴下のまま庭に駆け下り、その頬を平手打ちする草若。
草若は草々を怒った。
「ど阿呆!何であんな嘘つくのや!」
俺がどんな思いでいたのか解るか?いつまでも他人みたいな遠慮して、と草若の言葉は続く。
「ちったぁ親の気持ち考えェ!」と言う草若の言葉に、一気に涙が溢れだす草々。

草若にとっては小草若も草々も大事な息子。どちらも同じくらい大事なのだ、という気持ちが草々にも伝わる。
俺も殴ってしもうた、と草々を抱き締めて泣く草若。

後ろで見ている弟子達と柳眉、尊建。皆、感極まった表情だ。
「そやから、どんな一門やねんって。」そう言う尊建の目も潤む。

皆が揃って一門会が出来る事になって良かった。
草若師匠の元、草々の居場所は決して無くなる事は無い。それをやっと草々も解った事だろう。
本当に良いシーンでした。

1週間の感想を言えば・・・。
鴻池の犬みたいに「にいさ~ん」「おとうと~っ」を、草々と小草若で観れるのかなと思ってたのだけど、ハズレたなぁ。
それぞれのエピソードは秀逸だし、確かに泣ける。けど通して見た時に、やっぱどうしても矛盾を感じてしまった今週。特に喜代美。
先週迄はそう思う事もなかったんだけど。まぁ、こんな週も有るのか、って事なのかな。いつまでもヘタレじゃないのはいいと思う。だけど、いつの間にそんなに自信に溢れる様になったのか謎。ヘタレがどうやって進歩していくのか気になってたので、いきなり変わられると「?」って思う。
でも今週の喜代美は、今迄の朝ドラヒロインの流れを受け継いでるんだよなぁ。それが好きな人にはいいんだろうけど、ヘタレなヒロインの成長過程が観たかった私にはガッカリだった。
何だかんだ言ってるけど、今後どんな展開になっても、四草観たさに多分ずっと観続けると思う。

来週の予告、小草若の姉様被り姿が気になるんだけど(笑)そして壁ぶち抜き。何だか随分と豪快なシーンが用意されてるんですね~。


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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#71】
「何するんですか!出て行って下さいっ!」喜代美は小草若を突き飛ばす。
「ゴメンな、喜代美ちゃん」と俯きながら謝る小草若に、喜代美も動悸を抑えられない。
「出て行ってくださいっっ」

え~そんなに邪険にしなくても・・・そりゃいきなり抱き締めたらビックリするかもしれんけどさ。それともアレって朝ドラだから抑えてたけど、実は小草若がいきなり押し倒したとか??だったら「出て行って」と二度も言うのは判るけどね。キレまくる喜代美に「ホントごめん」と言って、ヘナヘナと崩れる小草若が気の毒になってしまった。ただでさえ細いのに、このまま風に吹かれて飛ばされそうなくらいに頼りなさげ。

師匠は居ないし、離れの草々の部屋に電気が付いてるから、もしかして帰って来たのかと思って、と言う小草若。あ~あ、泣いてるじゃないのよ可哀想に。

そしてふたりは寝床でゴハン。
どうでもいいけどさ~重要な話をするのに、野次馬いっぱいの寝床か??清海が東京の仕事の話を草々に打ち明けたのも寝床。あの時も少し違和感あったけど、今日もやっぱり違和感ある。

「イライシャ・グレイって知ってる?」と言う小草若。電話機を発明した人だが、特許の出願がグラハム・ベルより2時間遅かった為に発明家として名を残せなかった、間の悪い人だと言う。
小草若って伝記物とか結構読んでるんだろうか。それとも仕事絡みで覚えているんだろうか、と色々想像してしまった。

草々が来てから、自分はずっとイライシャ・グレイの気分だったと言う小草若。
中学2年の時、終業式が終わったらオヤジに弟子入りして喜ばせてあげようと思った。でも草々が、1日早く弟子入りしていた。
「散々お祝いやった次の日にそんなん言うたかて、出がらしや・・・。」
小草若の偽りのない心境なのだろう。いつもの調子よさは影を潜め、自分の本当の気持ちをポツリポツリと喋っている。
これが小草若の本当の姿か。底抜けにぃ~ってやってる小草若は虚像。自分を良く見せる為の演出にすぎない。本当はいつも、草々に対して劣等感を抱いていた。初高座も草々の方が先だった。何をやっても負けっぱなしや・・・。
小草若は草々の才能に引け目を感じ、草々は小草若の家庭環境と自分を比べ、こっちもまた引け目を感じる。お互いが、自分の持っていないものを持つ相手に対し、心の底では憧れていた。
草々と小草若、表面ではケンカばっかりしていたけど、自分が持っていないものを持つ相手が、本当はすごく羨ましかった。

咲が、ああやって同情引く作戦に出たんやろか、と言ってたけど、小草若にそんな気は無いんじゃないかな。全然無いとは言えないかもしれないけど、同情買おうという算段は殆ど無いだろう。だけどあれがもし四草なら、同情作戦の可能性はかなり高くなるだろうな(笑)

俯き加減の小草若が顔を上げ、喜代美に向かって言う。
「喜代美ちゃん、俺の気持ち知ってるんやろ?」真っ直ぐに喜代美を見る小草若。おお、本気モードだよ。直球勝負に出たか小草若。
でも喜代美は「えっと・・・」とお茶を濁す。

小草若が草々と違うのは、言葉で表現しなくても、相手の様子で察する事が出来る、空気が読めてしまう処なんだよね・・・。なんか見ていて可哀想でたまらんのですが。
「でも喜代美ちゃんはやっぱり、未だ草々の事が好きなんやろ?」
喜代美、返答に困る。そういう曖昧な態度は、小草若みたいな人には余計辛いと思うんだけど。うなずくだけでもいいから、肯定してほしい。
小草若が「こないだ草々が俺の処に来てな。」と言う小草若の言葉に、一気にヒートアップする喜代美。
「いつですか?」
その声の大きさに、"喜代美ちゃんは草々が好き"ってのを再認識させられる小草若が切ない。

草々が来た時の経緯を話す小草若。だからそういう話は、寝床じゃなくて違う店でやろうよ・・・。菊江さんもビックリ「仁志、あんたが殴ったん?」と言う。

これだけ徒然亭に関わる人々の居る所で、"草々が殴った事にしといて"と言うのも何だかなぁ。っつか喜代美が仕切るんじゃなくて、先ずは草原に相談するべきだと思うんだけど。
磯七が「しっかりしたな若狭。」って呟いてるけど、アタシにはお節介にしか見えんのだが。まだ内弟子なんだから、自己判断せずに草原に相談しようよ~。小草若も妹弟子の言う事に、そのまま押されてるんじゃないわよ全く。
翌朝、草原が「そやなぁ。」と納得してるのも何だかな~。まぁ、草々の分まで頑張らなきゃいかん、って気持ちは筆頭弟子らしくまとめようとしてるので、それは良く判るけど。
小草若に「鴻池の犬」をやるように勧める草原。こういう処は草原兄さんらしくてイイな、って思えた。

小次郎は、ホントに京都の北の方まで来たのか。例の物件見にいったんだろうけど、収穫無かった訳ね。儲ける夢も露と消え・・・。
工事現場の前を通りかかる小次郎、ふと見覚えのある人影が。「そんな訳ないか」と通り過ぎる小次郎だけど、そんな訳あるんですってば~。

草若を訪ねる尊徳。いつぞやの不機嫌さは何処へやら、尊建の顔の腫れも引いたし、日付は変更したけど、二人会は改めて出来る様になったと言う尊徳。
「年甲斐もなく騒いで悪かった。」って言う尊徳だけど・・・あ~やっぱり私は、尊徳への違和感は拭えない。自分が騒いだ事を詫びるより先に、弟子の無礼な発言を詫びるのが先だと思うんだけど。
身を引きちぎられる様な思いの草若に対し、尊建が詫びるシーンでもあれば少しは違和感無くなるんだけどな。

稽古する小草若だが、全然気持ちのこもらない「鴻池の犬」をやっている。物陰から様子を伺い、苦い表情の草原と無表情の四草。
四草に「あれを中トリにするわけにはいかん。俺がやって中入り後に小草若でどうや。」と順番の相談をする草原。
それに対し、草原兄さんが中トリやるんですか?と、明らかに不服そうな四草。

「華が無いなぁ、思うて。」
四草、それはストレートすぎるよ~。草原キレ気味「誰が華無いねん!」と四草に食って掛かるが、四草しれっと「草々兄さんにはあって、草原兄さんに無いのはそれでしょう」と言う。あ~あ、草原、完全にキレたよ。

「ほんならオマエはどうやねん!」
四草動じず「やってもいいですよ、中トリ。」としれっと言う。
「誰がオマエにさせる言うた。百万年早いわ!」
草原、遂に大噴火。草原自身が感じている事だから、四草にほじくり返す様な事を言われて余計に頭に来たんだろう。
険悪な雰囲気の草原と四草を止めに来たのは喜代美。
「どないしたんですか!やめて下さい!何でケンカなんかしとるんですか!」
草々兄さんの分まで、頑張ろうって言ったじゃないですか、と二人に向かって言う喜代美。
今の喜代美って、93年頃の喜代美と違うね。これって成長の証なの?何だかブレてる様に見える。いきなり夏美が乗り移ったみたいに見えて、ちょっと気持ち悪い。「doんdo晴れ」みたいな作品に方向転換してるんですかね?

しれっとしていた四草が、ボソリと言う「無責任や。」
その言葉に「え?」と言う喜代美。
「草々兄さん、僕等の事呼び集めといて・・・なんで草々兄さんが居らんねん。」
四草も感じていたんだ。草々が居ないままやる一門会への不安。四草にとって、草々も大事な兄弟子だった。
アタマ悪いですね、なんて事言い放ったりもするけど、草々の落語に対しては、尊敬の念を抱いていたのだと思わせてくれた四草。草若師匠が自分達を捨てたんじゃないか、と言って泣いてた時の四草を思い出してしまった。
滅多に剥き出しの心を見せない四草なのに、こんな風に本心を見せる処がイイんですよね。こういう感情表現って難しそうだけど、上手く演じてるなぁ。つい四草の気持ちに感情移入してしまった。
四草にとっては、落語をするのならこの徒然亭のメンバーと一緒じゃなきゃ駄目なんだ、と思わせてくれた。

草々の寝る所って、中学時代、初めて草若の落語と出会った離れの建物なのか。今じゃすっかり廃墟と化して、ホコリが積もったその部屋で寝起きしてるのか。
大事な座布団を枕にして横になる草々の姿が、何処か淋しげだった。

何だか重苦しい展開ばかりの中で、一筋の光を放つ小次郎叔父ちゃん(笑)。
「皆さ~ん、温泉まんじゅう有るさけぇなぁ~」と呼ぶ小次郎の声に、ワラワラと集まる兄弟子達(笑)。
そうか、饅頭がそんなに好きなのかおまいら(笑)縁側に並ぶ兄弟の姿に、ちょっと和んでしまった。

草々が居ないのを不思議に思う小次郎。そう言えば草々に似た人を見た、と言う小次郎の言葉に喜代美の顔色が変わる。

「何処で?」
問いかける喜代美に、例の京都の北の方の町、寄席会場だった処の近くで、と言い、地図を取り出す小次郎。
小次郎は地図の一点を指差す。「此処や。」

喜代美は何かを決意した様な表情。小次郎に「代わって。」とホウキを差し出す。行くつもりなのか喜代美。

草若が中から出てきた。
「何処へ行くんや。」と喜代美に言う草若。
「草々兄さんのとこです。」とキッパリと言う喜代美。

居場所が判ったから連れ戻す、と言う喜代美に「アイツ破門やで」と草若が言う。
そこで喜代美が言う。
殴ったのは小草若、草々はそれを庇っただけ、と草若に言う喜代美。兄さん達ビックリ。
「そりゃ無いでぇ~」と言う小草若。「オマエが言うな、って言うたやないか。」と四草。
その発言に「気が変わった」と言う喜代美。は?そんなに決断力良かったっけ?随分と人格変わったのね。

草々が居ないと駄目じゃないか。絶対イヤだ、草々が居ない一門会なんか意味が無い。
そう言うのは、喜代美もうすうす、華が無い事への不安を感じているからなのだろうか。
草若は言う。「草々じゃない事ぐらいわかっていた。けどアイツ、俺に嘘をついた。この俺を騙した。」と。

「いずれにしても破門や。」と言う草若を見据える喜代美。
え~こんなん喜代美じゃない。なんか変。前向きに突き進む性格になったのか?
ヘタレが直ったと思ったら、夏美が憑依してるよ・・・。こうしないと視聴率が上がらないから??
草若を見据えながら「誰が何と言っても草々兄さんを連れ戻します。」と言う喜代美。
草若の「行ったらアンタも破門や」の言葉を振り切り、突き進む喜代美。

今日の喜代美の性格には全く同感出来ん。アタシは夏美みたいなのはもうお腹いっぱいなんですが。
NHKさん見てますか?見てますよね?毎日「ちりとてちん」をキーワードに検索されてるんですから。
もしも今日の最後のシーンが、「俺が行く」と喜代美を制止した小草若が飛び出したのなら、その展開にも期待するんだけど。何だか夢から醒めた様な気分。

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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#70】
小草若の部屋が出てきたのって初めてか。意外と片付いている様に見えるけど、ちょっと微妙。
インテリアはいかにも"男の一人暮らし"って感じで、黒×メタリックな印象だ。等身大POPは「なにわ情報局」の宣伝広告用に作られたものかな。部屋中に貼られた自分のポスターと、吊るされた沢山の衣装が、片付いてるけど何処か雑然としてる印象だ。
とりあえず服はクローゼットに仕舞おうよ~。それじゃ女の子もビックリだよ~。
でも奈津子の部屋の方が、もっとビックリするか(笑)

マンションを訪ねた草々を問い詰める小草若。何故、草々が殴った事になっているのか。「殴ったのは俺や。」と言う草々。小草若は訳がわからない。
小草若は「ええカッコ」なんて言ってたけど、草々はカッコつけてる訳じゃない。

そもそも草々って、他人の目はあまり気にしてない。他人の目を気にするような男なら、丈の合わないスーツなんか着やしないと思う。モッサモサの頭のままでいたりしないんじゃないか。スーツは「ずっと着ていたい」と思うから着てるのだろうし、モジャモジャ頭は願掛けだった。
尊建の件も「こうするのが最善」って直感的に思ったから、自分がやった、って言ったんだろう。

真実を伏せてまで、草若と小草若の絆が落語でより一層結ばれる事を願う。家族の居ない草々にとって、両親の愛に包まれて育った小草若は羨ましい存在。
草々の本心を理解した小草若の大きな瞳が潤む。どこへ行く、と言う小草若の問いに、これまた目を潤ませた草々が「オンナのとこや。」と虚勢を張る。
草々、本気で泣いてたよね?目が赤くなってたよ。演じていて、気持ちが本当に高ぶったんだろうな。
どこまでも意地っ張りの次男と三男。あんた達、ホントはお互い大好きなんやろ~?そう思ったら涙が出てきた。

草々が居なくなって気が抜けたような喜代美。掃除も進まず、縁側で物思いにふける喜代美の姿に、「大丈夫か」と声を掛ける草原。
草若や草々が居なかったら、落語の道を選ぶこともなかったもんね喜代美。特に草々の、落語に対する熱すぎるくらいの情熱を見てるから、炎の塊みたいな男がいきなり消えたら、火が消えた様な気分なのか。

何故小草若の代わりに罪を被ったのか判らない、と言う喜代美に、草原は、判らなくもないと言う。草々なら身代わりをやりそうだと。
16年前、草々と出会った頃の事を語りだす草原――――。

中学生時代の草々って、以前草々も言ってたけどフツーのサイズだ。でもなんか、大きな草々と雰囲気似ているわ。
座布団に頬擦りしたまま眠りこけてる姿が、初々しくてかわいいではないか(笑)
あの座布団は草若から譲ってもらったのか、と納得。その時の嬉しそうな笑顔が、実にカワイイ。武士のコスも似合いそうだよ(妄想ワールド突入中)。
しかし草々って、相当記憶力良かったのね。それが父親の作った座布団だと判ったのは何でだろう。何か特徴があるのかな。

草原の落語「鴻池の犬」をたった一度でほぼ暗記してしまう草々。本来は頭が良いのだろうね。以前、喜代美に「辻占茶屋」の下座やらせた時も、喜代美のミスに機転利かせて話をつないでたし。

草若に乞われて弟子となり、大阪に出てきた草々。家族が出来て嬉しかっただろう。特に志保さんの姿に、殆ど記憶の無い母親の温かさを感じる事が出来てね。
そして昔の小草若。こっちもまた、雰囲気良く出ている子だ。草々と同じくらいの背丈、ちょっと生意気そうな態度。草々と共に、いいキャスティングだと思った。

草々と小草若、出会った頃からそんな風だった、ってのを聞いた喜代美も、思わず笑ってしまう。
落語に一生懸命だったのも、そうしないと自分の居場所がなくなるから。そう思って必死だった草々、何であんな言い方をするのか、やっと理解出来た。
自分の気持ちを上手く言葉に出来ない。勿論お世辞とかも言えない。素直な気持ちの人間だけど、上手く言葉に表す事が出来ない。
だからあんな風に、上から目線の暑苦しい言い方をするのかもしれない、って気がしてきた。草々本人には、偉そうなモノ言いの自覚なんかは無くて、ただ必死に訴えてるんだろうね。

草々のスーツ、あれは初高座祝いとして、志保に買ってもらったものだった。母親代わりの志保さんに買ってもらったスーツだから、丈が合わなくなった今でも、大事に着続ける草々。まったく、どこまでまっすぐな奴なんだろう。名は体を表す、って言うけど、一(はじめ)という名の通り。ちなみにステラに書いてあった・・・青木一ってね。風林火山目当てで買ったステラだから"ちりとてちん"のネタバレ、読まないつもりだったのに~。

尊徳に謝る草若のシーンがあったけど、一緒に柳宝も居るから、殴った理由は尊徳も判ったんよね。
よく判らないんだけど、弟子が礼儀を欠いた発言したのを知った上でも尚、そういう態度ってアリなんだろうか。なんだか、尊徳の器の小ささばかりが強調されていて、すごくイタイ人に見えるんだけど。
確かに、弟子が怪我して高座に上がれないのは悔しいし、怒る気持ちも判るんだけどね・・・。
芸さえ出来れば礼儀知らずでもOKなのだろうか??

草々の部屋、片付けられた荷物の中に、愛用のスーツを見つける喜代美。思わず胸に抱く喜代美。
草々を実感したかったんだろうか。
ガタガタと物音がする。「草々兄さん・・・?」の声が期待で大きい喜代美。
なのに、そこへ現れたのは小草若。「小草若兄さん・・・。」一気にトーンダウンする喜代美。
すまん、その落胆っぷりの激しさに笑ってしまった。ところで何しに来たんだろ小草若、と思ったら・・・。
「喜代美ちゃん・・・。」思わず抱き締める小草若。
いや、それより先にすることあるんじゃないの小草若よ。喜代美は驚いた表情で、固まっているよ・・・。

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16日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「風林火山」。ドラマで上杉謙信(作品中では上杉政虎まで)を演じたGackt写真集。
和の色合いの中に、静かに佇む景虎の姿が美しい。また、劇中の様々な風景も散りばめられていて、より一層、風林火山"長尾景虎の世界"を醸し出している。
要するに、長尾軍の騎馬武者の姿や、巴九曜紋の幟、北条の足軽勢、武田軍団等の写真もしっかりあるって事なのだけど。
勿論、Gackt演ずる長尾景虎上杉政虎)の姿も沢山あるので、このドラマでハマった人にはオススメの一品。
緒形拳のプロローグ、Gacktの考え方、若泉プロデューサーのエピローグ等、読ませる部分も結構有る。
若泉さんの"イチローや中田英寿と何処か似ている"の一文は私も納得。
「出来ると思うから出来る」と言うGacktの姿勢は、かつて高校時代に「センター返しならいつでも打てる」と言って実際に打ってみせ、監督を驚かせたイチローの話を思い起こさせる。
何かを成し得る人には、その考え方にも共通性があるのだろう。
緒形さんも書かれていたけど、もしいつか、Gacktが何かを演じる事が有れば、安倍晴明なら私も見てみたいと思った。
Gackt 龍の化身Gackt 龍の化身
(2007/11/28)
撮影 野村誠一

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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#69】
「これでオヤジにも見捨てられ、全部終わりや・・・。」そう言った小草若の表情は、いつも草々に突っかかっていた時の様な勢いが全然無かった。
トボトボと歩く茶色い弟犬みたいに、何処か頼りない。そして厳しい表情で小草若を見つめる草々は、リーダー犬のクロみたい。

小草若が鞍馬に相手にされず、呆然と立ちすくむ姿や、仕事が減り、人気が衰退していく先の見えない不安から酒に逃げる姿、自分の力の無さを父・草若に問い詰める姿に、お前には才能があると励ます草若師匠の姿・・・草々は小草若の色んなシーンを見ているから、自分が尊建を殴った、と言った様に思えてならない。

柳宝師匠や草若師匠に問われても、「自分が殴りました」と言う草々。それは草若を侮蔑した尊建が許せなかったからだと言う。だが、それ以外は何も語らない。
若狭にどれだけ責められても、草々は何一つ反論しない。草々の中で覚悟は出来ていたのだろう。
実際に殴ったのは小草若、でも小草若の殴るタイミングが少しだけ遅かったら、殴り倒していたのは草々かもしれない。
あの瞬間の気持ちは、草々も小草若も一緒だった。ただ二人の殴るタイミングが、少しだけずれていた。身代わりになって庇うと言うよりは、共犯・・・みたいな感覚かな。
その後で、小草若の弱気な姿が次々に浮かび、俺だってあの時殴るつもりだった。だから咄嗟に「俺が殴った。」という言葉が口をついて出たのかもしれない。

尊建の怪我は大した事はない。でも顔が腫れている為に、尊徳師匠との二人会に出られる様な状況ではない。
人気も実力もあり、採算が見込める人材なのにどうしてくれるんや?と言う鞍馬。草若はただ、深く頭を下げ詫びる。
尊徳に義理立てして、一門会を中止にすれば、もう決して天狗芸能には戻られない。
落語で借りを返す為に、廃業していた弟子を集め、新弟子まで取った草若の覚悟を見せろ、と言う鞍馬。
草若、険しい顔のまま黙って頭を下げるのみだ。

尊徳は何故、草若が詫びる為に訪問しても会おうとしないんだろう。柳宝が代わりに来た時は、まだ尊建が殴られた理由を知らなかったのかもしれないけどさ。
そもそも先に、草若一門及び草若師匠を侮辱したのは尊建なんだけどね。だからと言って殴っていいとは言わんけど、理由を聞いた上でも尚、草若一門に対して一方的に腹を立てているのだとしたら、尊建が何であんなに芸以外は駄目な人間なのか、少し判った様な気がした。

稽古場に弟子達を集める草若。小草若だけは連絡がつかず、4人だけが草若の前に正座する。
そこで再度、草々に念を押す様に訊ねる草若。
「ホンマにお前が殴ったんか?」と言う草若の目を真っ直ぐに見ながら、草々が答える。
「はい。私が殴りました。」
草若は草々に向かって言うのだった。

「お前、今日限り、破門や。」

黙って聞いていた草々は深々と頭を下げる。
「長い間、お世話になりました。」険しい顔で、何か堪えつつ覚悟もした様な表情。

「考えは解りますがそれは・・・」と呆然とする草原。「破門なんて・・・そんな!」と言う喜代美に、草若は「一門会は直ぐや」と言い残し、襖をピシャリ。
草々以外に残された弟子達は、ただ呆然とする。

部屋で荷物をまとめる草々に、喜代美は必死で訴える。早まらないでほしい。
一門会で上手くいけば年季が明ける、一人前の落語家として認めて貰える。そしたら、草々兄さんと一緒に師匠の落語を伝えていける。そう思って頑張ってきたのに。
「なんでこんな事になってしまったんですか!」と一生懸命の喜代美に、草々は何も反論する事はない。ただ「一門会頑張れよ。」と言い残し、姿を消した。

皆を守る為に、草々を破門にせざるを得なかった草若。真実はうすうす感づいているのかもしれない。だが自ら「殴った」と言う草々を、このままには出来ない。それは徒然亭復活の為に選んだ、草若の苦渋の決断。

台所で厳しい表情で水を飲む四草に、小草若がこっそりと様子を聞きにきた。
「大変だったんですよ。草々兄さんが破門されて。」
四草の言葉に仰天する小草若。

草々が出て行った部屋で、小草若から真実を聞いた弟子達。草原は怒りながら「何で草々に罪かぶせたりしたんや。」と小草若を詰問。
更に四草、「何生意気に算段してるんですか。」あの~、君も十分生意気な弟ですよ(笑)

でも小草若だって知らなかったのだ。何で草々が自分の身代わりになったのか、小草若には草々の心境が理解出来ない。
連絡もつかない状態で、一体何をしてたのか小草若は。今週の小草若、ずっと現実逃避ばかりしているが、事態は悪化していく一方。
でも小草若のナカノヒト、こういうシンドイ状況での演技が、実にいい味出てるので感心してしまうよ。草若と和解の時も大泣きさせられたけど、今週末にどんな状況になっているのか、ちょっとドキドキ。

喜代美は部屋を飛び出し、草々の姿を探す為に街を彷徨う。
橋の上、自分の浅慮に後悔する喜代美。真実を知らないまま、一方的に草々を責めてしまった。
草々を思い、夕暮れの街にひとり佇む喜代美だった。


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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#68】
冒頭からキツイ展開だ。二日酔いの小草若に水を持ってくる師匠。

「ホンマは俺なんか売れん様になって当たり前や、って思うてるんやろ?」そんな小草若に、「思うてへんって。お前オモロイやがな。これからもっと、お前のエエとこ出てくる。ええ落語が出来る様になる。俺にはわかる。」と励ます草若。
師匠の顔が父親になってる。息子を案じる父、本当に信じているのだというのがよく解る。
そんな父と息子の姿を、黙って見つめる草々。言葉には出さないけど、家族の温かさを羨ましいと感じている様に見えた。

15~6年前、京都の北の方で開かれていた落語会。民宿の離れの小さな建物で、定期的に開かれていたその落語会で、草々は初めて落語に触れた。

当時の話をする草原だが、草々の過去を語るのに少しだけ躊躇の色が見える。言えない"何か"が隠されている。
その民宿はもう潰れた、と話を終わらせようとする草原。そこに突然現れる小次郎。
草原に場所を教える様に迫り「その物件に手を加え、高く売ったら大儲け~」と楽しそうな小次郎だ(笑)

買うお金も無いのに、と現状を指摘する喜代美に、それは後で考えると言う小次郎。
それに対して「儲ける事考えんのが楽しいだけでしょ。」と言う四草。
そうそう、その通りで御座います。宝くじ買って「イヤ~ン当たったらどうしよう~♪」と妄想するのと一緒ざんすよ(笑)

友春ったら一日二回も魚屋食堂に現れるのか。こりゃ相当の鯖好きなんだな(笑)しかし今の所、まだ順子と何か動きが有る様には見えんね。動きは無くても、いつも会っていれば気づかないうちに縮まる距離、そのうちに何か起こるのかな。
単純作業の仕事がツマラン、正典みたいな小さい工房なら楽なのに・・・って、友春、アンタ仕事ナメとんのか全く。それを嗜めようとする松江に、子供に親のゴタゴタまで継がせたら可哀想、と言う糸子。

糸子さんって突飛な事も言うけど、こういう処って常識人なんよね(そこが好き)。
しかし人の話を聞かず、週刊誌読んで笑う友春って、やっぱりア○ボン。
友春に清海の近況を聞く順子、あまり連絡無いな~と言う友春。清海を女子大生キャスターに据えた番組は、始まって半年で終わったと言う。
大阪の草々にも、2年前に別れて以来、連絡は無い。清海、大学はどうしたんだろう。未だ休学してるんかな。大阪に帰らず、東京で一体何をやってるのか、ちょっと気になる処ではあるんだけど。と言っても、想像の行き着く処は"お水"しか無い。

草々の落語「辻占茶屋」の稽古を手伝う為にお囃子を買って出る若狭。ほぉ~上手くなったもんだね~精進したんだね。三年経ってこんなもん、って言うけど、稽古しなけりゃ三年前と一緒だよ。えらいよ喜代美。それだけ三味線も使い込んでいるのなら、小梅さんも喜ぶだろうね。

寝床で二人、ゴハンを食べる草々と喜代美。ちょっと何かイイ感じじゃないの(笑)後ろでニヤニヤとしつつも温かく見守る咲と菊江、熊五郎、磯七。あ~いいなぁ、私もニヤニヤの仲間になりたい(笑)。
そこに現れる、昨日の酔いが醒めていない小草若。仕事が減るのが相当堪えている様子だ。このまま見捨てられるのではないか、という不安な気持ちが大きくなっている小草若なのだろう。
心配する喜代美にも、キツイ口調で当たっている。喜代美に対し、そんな口調だなんて珍しい。相当余裕が無い、シンドイ状況なのだろう。
草々のぶっきらぼうな口調の忠告も、今の小草若の耳には届かない。

「鴻池の犬」を稽古する草原、それを聞きながら庭先で掃除する喜代美。どこかショボ~ンとしてる。そんな泣かせるような演出してないで~と言う草原兄さん。だけど犬を使っての再現シーンは泣けたぞ。
「にいさぁーん」「おとうとぉーっ」でクロと弟犬が再会する処。
うわ~ん、声優が草々と小草若なのがまた泣ける。わんこも可愛くて、朝から何回も観てしまった。この兄弟犬と、ケンカばっかりの徒然亭次男・三男の姿がダブって見えた。

小草若の事が心配なのだろう、なにわ情報局の打ち上げ現場まで来た草々。何だかんだとキツイ事言っても、その根っこは心配してるからって事はよく判る。
表に出てきた小草若に、草々が言う。
「ちゃんと稽古に来い。師匠が待ってる。」

どうでもええわ、と返す草々。自制せぇ~と思ったら、小草若に先に言われた。
「師匠に言われたやろ、自制する事覚えい。」
ちょっと待ってよ小草若。草々ばかり責めたけどさ、アンタも少しは考えい。仕事が減る恐怖感は解るけど、ただ呑んだくれて不貞腐れていても、未来は何も変わらんのやけどね。

その時、表に現れたのは尊建。ハァ~またアンタですかい。そしてまた酔っ払ってんのか?尊建ときたら散々、徒然亭の悪口を言いまくる。
尊建って草々と同じ年ぐらいだよね。普段から、誰に対してもあんな調子なんだろうな。言ってる事が子供のケンカ並で幼すぎる。だからナンパも下手なのだな。しょぼ~い挑発なんだが、言い方が嫌らしいのでムカツク奴だ。
「落ち目のお前が出て下手な落語やってみぃ、ホンマのドツボにハマるでぇ。」と小草若に言う尊建。
草々の握りこぶし、脳裏に浮かぶ「自重せえ」と言う師匠の声。だが尊建、草若の悪口まで言い出した。
「草若師匠も落ちぶれたもんやな。」
草々、もはや耐えられそうにない。
握りしめた拳を振り上げそうになった草々。その瞬間、目の前で倒れる尊建。
草々よりも先に、小草若が殴り倒していたのだ。声を震わせ、情けなさそうな瞳の小草若は「これで親父にも見捨てられ、全部終わりや。」と言い残し、その場から逃走した。
残された草々、ただ呆然と立ち尽くす。
やがて、気を失っている尊建の周りに人が集まる。一体何が・・・驚く喜代美。

「俺が殴った。」と言う草々。この大事な時なのに、徒然亭の行く末はどうなるのだろう。
ところで喜代美は、小草若の付き人としてTV局に出入りしてたから、打ち上げにも参加してたのかな。今では小草若よりも人気者になっているんだが・・・。
っつか、若い女の子、しかもカワイイから「若狭ちゃ~ん」と持てはやされているのかもね。


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【ちりとてちん「一難去ってまた一男」#67】
2年前は高座で固まり、周囲をハラハラさせていた若狭(喜代美)。今ではすっかり話し方にも余裕が出ている。
寝床寄席、徒然亭一門会も大人気。ほぉ、今では5日連続公演なんて事やってるんだ。
年季明けは今年一杯、と思い込んでいた若狭に、それを決めるのは師匠だから、師匠がエエと言うまでは明けないと言う草原。
その言葉に驚く若狭。更に四草が追い討ちを掛ける。

「ま、お前の場合は10年掛かっても明けへんやろな。」
も~四草兄さんったら相変わらずですな(笑)若狭すっかり萎れてますぜっ。

今日は2年間の間にどんな変化が有ったかをダイジェストで説明。小浜では、正典の箸は相変わらず、糸子は魚屋食堂でパートを始め、正平は地元の大学に進学。
小梅はスペインに行ったまま、時折手紙をよこす。小次郎は奈津子の処に居候。完全ヒモ生活かと思っていたら、ちゃんと稼いでいるらしい。
お互いを「小次郎」「奈っちゃん」と呼び合う仲で、傍目から見ても結構仲良し♪
それでええのか~と思う喜代美だけど、それでいいんだよ。本人達は満足してるし、何より仲がいいではないか(笑)

5日連続公演の打ち上げはやっぱり寝床。皆が盛り上がってる中で、一人呑んだくれる小草若。
レギュラー番組がまたも減ったのだ。それを四草に言われ、周囲は驚く。
ヤサグレてる小草若のビールを取り上げ、精進せぇと怒鳴る草々。それを煩そうに見る小草若。
小草若が2年掛かって増えたレパートリーは2席、若狭でさえ5席出来るのに、何年落語やってるんだと言う草々。

あああ、アタシ駄目だわ。他人と比較して説教する手法って大嫌い。説教自体は悪いとは思わないけど、比べて怒られるのって、どれだけ自尊心傷つけられるんだろう。
「15年もやって、若狭ごときに負けてどないすんねん。」って・・・。若狭本人が聞いてるのに、比較対象として持ち出すのねアナタは。
草々ってストレートで陰日向の無いヤツだって判ってるんだけど、こういう風に言う処はやっぱどうしても好きになれん。
だから言われた方の小草若だって、当然面白くない。草々の大事にしている座布団を投げつける。
あのさ~草々、半分は自業自得だよ。

で、案の定いつもの様に喧嘩が始まる。草若に一喝され、二人の喧嘩は止まるが・・・。
少しは自制する事を覚えい!って言われる二人だけど、とりあえず草々は、相手の気持ちになって少しは考えようよ・・・。
小草若も、少しは聞く耳持とうよ~。そうは言っても、苛立つ気持ちを抑えられんのやろな・・・。

その時、「一門会すっぽかして逃げた、クサレ噺家の言う事とは思われへんなぁ~。」
と現れるのは天狗芸能会長、鞍馬だ。

こんな狭い店一杯にした位で復活したつもりか?安い看板やな徒然亭っちゅうのは、と笑いながら言う鞍馬。
草若は険しい表情をしている。
その時、鞍馬の前に歩み寄り、啖呵を切る喜代美。
「狭い店でも私共には大事な高座。それを愚弄する様なご発言許すわけには参りません。さ、出て行っとくんなはれ。」
若狭の態度に恐れをなした鞍馬、秘書共々慌てて出て行く・・・んな訳無いやろ。
途中から喜代美の妄想かいな。相変わらずねアナタも(笑)

しかし鞍馬会長って、究極のツンデレおっさんやね~。散々、徒然亭一門を貶める様な言い方をして、実は一門会を天狗座で開く要請、いや事後承諾だもんね。
「一門会で出した損害は、一門会で返せ。12月25日、天狗座、夜7時開演。カレンダーに書いとけ。」
そう言って店を出る鞍馬。その後ろ姿に向かって深々と頭を下げる草若。沸き立つ一門。
喜代美は訳がわからない。「何?ど~いう事?」と戸惑うが、磯七に、鞍馬の言っていたのは、天狗座からの正式な出演依頼だと言われ、やっと状況を理解する。

小草若は鞍馬を追いかけ、今回の件のお礼を言う。なのに会長、小草若に対し「知らんなぁ」と言い放つ。呆然とする小草若、遠くでサイレンの音が聞こえる。
小草若の心にも警報が鳴っているのだろうか。ふとそんな気がした。
立ちすくむ小草若を、じっと見つめるのは草々。

若狭の年季明けは、一門会の出来次第と言う草若。その言葉に驚きつつも、喜びを噛み締める喜代美。
席に戻った草々に早速報告する喜代美。それを聞いた草々も「すごいやないか、もうちょっとで一人前や!」と大喜び。
草々のこういう処はすごくいいんだよね。素直に喜び、素直にお祝いの言葉を言う。笑顔でいっぱいの草々、草原も喜び、「前祝やろう!」とジュースを勧める。

若狭にとっては、明るい未来を予感させるような状況なのに・・・草々が一門を去るってナレは、一体何なのよ?最近のナレーション、すご~く怖いです~。

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風林火山「決戦川中島」#50】
風林火山これで本編の風林火山を観るのも最後だと思うと、ワンシーンとも見逃したくない、集中して観たいという思いで臨んだ最終話。正直に言えば、回想シーンの多さに多少興ざめした感は拭えないが、それなりに上手くまとまっていたかな。
「なかなか死にたくないという思いで演じた」と言っていた内野聖陽さん演ずる勘助。本当に、なかなか死なない。普通だったらもうとっくに、死んでるだろうなと思える程の傷を受けて尚、生への執念を見せる山本勘助

その勘助が今際の際に見たのは孫子の旗。
風林火山の旗が見える・・・」
息も絶え絶えの状態なのに、旗を見て破顔する勘助。その時、上杉の兵の「武田軍師・山本勘助!御首級頂戴仕る!」と叫ぶ声。勘助の脳裏に焼き付けられた旗が反転し、そして永遠の闇が訪れる。妙な演出なんか無い、本当にシンプルな最後。
此処でもし、半透明の由布姫がお迎えにきたら、どんだけ陳腐なんだよ・・・とちょっと怯えていたけど、勘助が最後に見たのは霊でも幻でもない、現世の風景。
風にはためく孫子の旗だった。死んでいくシーンなのに、凄く嬉しかった。

由布姫は、単騎で特攻しようとする勘助の袖を引いていた。前に書いた様に、勘助が死ぬ前の幻で出たら嫌だったので、こういう出番ならいいです私。
墓前に参っていた勘助に「成りませぬ」と首を振っていたのは、勝頼を止める様に言っていたのではなく、勘助を制止していた訳か。でもやっぱ、由布姫の感情が判らず終い。どうみても「勘助大好き~」ってオーラしか出てなかったしなぁ。

最終回だからいっぱい出てくる出てくる。既に亡くなられた北の方様、板垣様、甘利様・・・小山田様のお姿が随分懐かしく感じてしまう。ああっミツも居るよ。
ミツの生き生きとした演技にはグッと引き込まれた。あれが見続けるキッカケになったので、貫地谷さんにはホントに感謝。願わくば、もう少しミツは長く生かして欲しかったけど。
於琴姫は三人目を身篭っている。その於琴姫を訪ねる三条夫人。
三条がイイ人キャラなので、見ていても安心出来た。女の嫉妬を全面に押し出したキャラだと、見ていてもツライので、これはこれで良かったと思う。

山本家を守るリツが目の当たりにしたのは、神棚に祀っていた筈の摩利支天。縁側に居る摩利支天の像に、はっと気付き茄子をバラバラと落とすリツ。全てを悟ったリツの目から溢れる一筋の涙。
勘助は約束通り、リツの処に帰ってきた。静かに泣くリツは、どこまでも武家の娘だ。
武田だけでなく、上杉側の女性もきちんと描かれていた。毘沙門天に手を合わせ、上杉政虎の武運を祈る姉、桃姫とその息子卯松(景勝)。静かに祈る桃姫様が凛として美しい。

政虎もまた、単騎で武田本陣に特攻をかける。盃の酒を飲み干し、「我に続けェ!」と戦いの場へ突進。飲酒騎乗ってマトモに乗れるんだろうか。政虎は毘沙門天だから大丈夫だろうけど、普通の人なら危ないんじゃないかと、つい思ってしまった。
政虎の馬が突進してくると、上杉側も武田側も、その進路を政虎の為に空けてしまう。
北条の前で不敵な笑みを浮かべ、一人酒盛りをしていた時と同様に超常現象が起きている。
政虎の目に映るのは、ただ武田信玄のみ。
信玄めがけて突進する政虎は、もはや完全に毘沙門天。その姿は咆哮する龍の如く。
本陣に陣取る信玄に太刀を浴びせる政虎。ものすごい形相でひと太刀、ふた太刀、三太刀・・・。政虎の太刀を全て軍配で受ける信玄。こちらもまた、威風堂々とした形相だ。
このシーンを見ていたら、亀信玄で良かったと思えた。
そしてGackt政虎もね。常人とは掛け離れた思考の持ち主なら、容姿も普通じゃない方がイイ。ただ、ブーツ履いてるのはどうかと思ったけど。
あの一騎打ちシーン、一気撮りだった事を知ったのは「龍の化身」を読んでから。
いやぁもう、素直に楽しめましたね。今迄、ミュージシャンのGacktには殆ど興味無かったけど、そんなGacktの上杉謙信がどんな風に演じられるのかは興味有った。それも観るキッカケのひとつだったので、今はガックンにも感謝してます。

つや消し黒の甲冑、全身黒装束の勘助が単騎で突っ込む姿に、どうしてもダースベイダーを連想してしまう。そして兜を取れば、やっぱり丹下段平だ。旗を見て笑顔になった勘助に、つい「ジョーーーーおおお」と、おっつぁんの台詞を被せてしまう私(ゴメンナサイ)。
そんな勘助に対し、越後の軍師、宇佐美定満は冷静だ。
このままでは共倒れになってしまう。無駄に死人を出すよりも、一旦は引いた方がお互いの為。だが宇佐美の声は届かない。
その目の前に現れる甲斐の軍師、山本勘助。勘助に呼びかける宇佐美だが、ニヤリと笑う勘助は宇佐美に太刀を浴びせる。応戦する宇佐美。

「愚か者!一国を滅ぼして迄、何の為に戦うのか!」
このシーンはすごく印象に残った。宇佐美様の言ってる事が正しいんだけど、勘助には強い信念がある。
「生きる為に、我が思うお人の為に」
過去や未来は考えない。その瞬間を全て燃焼し尽しているかの様な勘助だった。
己の命は御屋形様に捧ぐ。武田の為に自分の全てを燃やし尽くす。
義信を退けたのもその為。今迄散々、義信よりはむしろ勝頼の為に策してきた勘助だったけど、武田の血筋を引く者を少しでも残す為に、義信を諌めた勘助。

本陣の危機を救う為、妻女山より戻ってきた別働隊。真田の六連銭を染め抜いた旗が風にはためく。千曲川の向こうに待ち構えるのは村上義清の部隊。
川を挟んでお互いが睨みあい、そして戦いへ。
真田様を演じた佐々木蔵之介さん。あ~やっぱ、この人の時代劇の装束姿にはハマるわ。初めて知ったのは朝ドラ「オードリー」だった。ドラマは面白くなかったけど、佐々木さん観たさに毎朝見てたもんね(笑)毎回出てた訳じゃないのに。
この時は時代劇の映画スター役。あの姿にメチャハマりましたが、真田幸隆も良かった~。

リツの姿にも泣きそうになったけど、本当に泣けたのは伝兵衛と太吉。屍の平原で、勘助の姿を探す伝兵衛。その直ぐ傍に、摩利支天を握りしめ変わり果てた姿の勘助が横たわっていた。
勘助の胴体を引きずり、武田本陣へ向かう伝兵衛。一歩ずつ踏みしめ、よろけながらも「山本勘助に御座いまする!」と声を張り上げる伝兵衛。
別の方向からは、勘助の首を武田菱を染め抜いた旗に包み、大事そうに抱えた太吉が走ってくる。
伝兵衛と太吉が、勘助を連れ帰ってきた。
此処のシーン、二人の胸中を思うと、ただひたすら泣けた。二人とも最後までいいシーンを見せてくれた。時に笑わせてくれたけど、勘助に対する気持ちは葛笠村の頃と変わらないんだよね・・・。特に伝兵衛と葉月は最後に死ぬんじゃないかと思っていたので、生きていてほっとした。

となると、やっぱ平蔵の話題は避けて通れんか。死に掛けの勘助に槍を向ける平蔵。その平蔵に向かって、自分の首を獲れと言う勘助。勘助が持っていた摩利支天を差し出した瞬間、平蔵は農民だった頃の平蔵に戻っている。
ミツに片想いだった、何処か気弱な青年だった平蔵。勘助の考え方に惹かれ、ずっと憧れていた平蔵。
海ノ口辺りの回での平蔵は、そんなにウザくもなかったんだけど・・・。
平蔵は何の為に居たのか。何かを成し得るキャラとして存在してた訳ではないだろう。何も成し得ない、フツーの平凡な人として描かれる為に存在してたんだろうな。特別な才能が有る訳でもない、本当に普通の人間として。
「生きて帰る」とよろめく平蔵の向こうに、屍が身に付けた金目のモノを物色する白髪の老女は・・・おふく。
おふくに命を助けて貰える、という未来への予感。金もかなり取られそうだけどね(笑)それでも、生きてヒサや子供達の所に帰れるんなら安いものだろう。

激戦の後。
月の夜、静かに屍の山を青く照らす光。
上杉の、武田の旗を背負った兵の屍、その平原が果てなく続く。
勘助の眼帯が月の光に浮かび上がる。辺りには一面、白い花が咲き乱れている。
それはまるで、死人に手向けた花の如く。

白い花が、月の光で仄かに青く染まっている。

「勘助、わしには見えるだよ。勘助の中に咲いてる花が。だから勘助は怖くねぇだよ。」

最後に聞こえたのはミツの声だった。白い花は勘助の心。
勘助の偽りなき心が、白き花となって咲いているのだろう。

勘助、あの世でミツに会えたかな。会えたよねきっと。


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総集編観たら、また感想書こうかな。

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12/15の土スタは、「風林火山」で武田信玄を演じている市川亀治郎さんがゲスト。土スタは今年三度目の出演だそう。
晴信~信玄の変遷として、ドラマでのシーンをまとめたものを流していたのですが、ま~一気に見ると随分変わったなぁ、って印象です。木曜の、内野勘助の時も同じ事思ったけど(笑)。
最初の頃は若々しく、そして今はゆっくり重々しく喋る信玄。正直に言うと、最初の頃の晴信はなかなか見慣れなかったんですよ(スイマセン)。と言うのも、自分の中では中井さんの信玄の印象が強すぎて、亀治郎晴信にどうしても違和感を感じていたんですね。
でもね~今は好きですよ。板垣が死んだ時の晴信の姿には本当に泣けました。

木曜スタパで、内野さんが亀治郎さんに宛てた手紙が披露されてたけど、あれは内野さんが了承済だと思っていた、と亀治郎さんは言っていました。そういう事だったのか~。
それから長尾景虎(上杉政虎)役のGacktさんと一緒に演技したのは、一騎打ちのシーンが初めてだった、と語っていました。一騎打ちのシーンを一気に撮った話では、「Gacktさんを信頼していましたから」とサラリと語っていました。

舞台「晴信燃ゆ」では晴信と勘助の2役を演じる亀治郎さん、板垣役は勿論、千葉真一さん。千葉さん、いえ板垣様から御屋形様宛ての御手紙も披露されてましたが、手紙を読むのも板垣様の声だったのでビックリ(笑)。書いた本人だと、よりリアルに伝わっていいですね。

今日で最終回、亀治郎さんの信玄もTVでは見納めです。
でもいつか、この「風林火山」の出演者達が再び集結した、続編とかサイドストーリー等をスペシャルドラマ枠で観てみたいです。


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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#66】
美人で賢く、スポーツ万能。学校一の人気者で社長令嬢。そんなエーコは私の憧れだったと言う喜代美に「ビーコには叶わんって思う事、いっぱい有るよ。」と微笑む清海。
傍目から見ていて幸せそうに見える人でも、本人にしてみれば全く意識がない人って居る。
知り合いに、とても綺麗な女性が居るけど、その本人全く、自分の事を綺麗だという意識が無い。謙遜ではなく本当に。
清海もそんな感じなのかな。キレイだと周囲から言われて、いつも微笑む。けど、決してその言葉に甘えてはいない。内面から溢れる美しさだから、誰もが彼女の周りに集まっていたのだろう。
そんな清海でも、喜代美の事を羨ましいと言う。喜代美自身が気付かない良さを、清海は感じ取っているからそう言うのだろうね。

幼い頃からいつも貴女が居た。そんな貴女が居たからこそ、私は自分の道を見つけられた。
「ありがとう。」
喜代美が清海に向かって言う感謝の言葉。自身の言葉、飾らない言葉で言うからこそ、清海の心にもしっかりと刻まれる。

清海は東京行きを決めた。喜代美に向かって大きく手を振る清海。
私の憧れのエーコ。そんなエーコらしいエーコに会ったのが、この日が最後・・・って、ソレ何?
東京で、キャスターとして花が咲いたかどうかも判らない。実家の会社に何か有ったのかもしれない。清海自身に何か大きな変化があったのかもしれない。
それが語られるのは、もっとずっと先だろう。いい事ばかりは続かない事を暗示させる様なナレーション、気になるなぁ。

正典は糸子の願いを聞き入れ、秀臣の店に箸を卸した。「二度とやらない。」と渋い顔の正典に、深く頭を下げる糸子。妥協するのは職人としては我慢出来ないだろうけど、家族の為と言われると、父親としても辛い処だ。
そして小次郎は「さがさないで下さい。」と書置きを残して姿をくらます。
行く所ってあそこしか無いよなぁ・・・と思っていたけど予想通りだった(笑)。
奈津子の部屋に転がり込む小次郎。笑顔になる奈津子見てたら、何だかすごく安心した。

先日の寝床寄席で「算段の平兵衛」を無断でかけた四草。その四草に対し、何故受けなかったのかを諭す草若。
草若に説教される四草の様子を覗く、草原と小草若。そこに現れる若狭(喜代美)。
テープを聴くだけでは判らない落語の"腹"。どんな間で、どんな仕草で、どんな表情で客が笑うのか。

人から人へ伝えられてきた落語。その流れの中に四草も居る。そして四草も、伝えていく役目を担っている。
草若に説教され、うなだれる四草。そんな四草に「ちょっと痛快ですねぇ」と言ってしまう小草若の本音(笑)
ま、いつも生意気な事ばかり言うてるからね四草君。それにしても今週の草若師匠、本当に格好イイ処ばかりだ。弟子達を諭し、温かく見守り・・・。復帰するまでかっこ悪い酔っ払いオジサンだったから、これでいいのかも。でもアタシ、よれよれの草若師匠割と好きだったんよね、エヘヘ。
草若が部屋から出て行った後、草原達の方を向き直る四草に、慌ててアサッテの方向を向く草原、小草若、若狭。
何そのワザとらしい動作(笑)何度見ても笑えましたよっ。
稽古見てやると言う四草、おお、顔が本気(マジ)になってる。こういう表情も実に良いのよ。

「オマエ、俺の事好きなんか?」と喜代美に訊く草々。何だその直球(笑)。草々もホント、バカ正直な位真面目な真っ直ぐな男だ。この男も小細工とは一生無縁だろうな(笑)。
そんな事訊かれて、「ハイそうです」とは勿論言える筈も無い喜代美。いきなり核心を突かれて、どう答えていいか判らずに見せていた表情が、すごく上手い。
実際にああいう経験をしたら、やっぱり誰だって答えに窮してしまうだろうね・・・。そんな微妙な心の動きを、表情だけで見せる貫地谷さんに感動しました。

そんな訳ないじゃないですか~内弟子修行中ですよ私、と笑顔で本心を誤魔化す喜代美。その言葉にホッとする草々。いや君が悪いわけじゃないのは判ってるんだよ。鈍いのはどうにかならんのか、とは思ったけど、ウラを読む、駆け引きするなんて器用な事が出来る男じゃないから仕方ないよね。
「ホンマやったら、ひどい事したなぁと思うて。」と言う草々。これが草々の本心なんだろうね。素直すぎる位素直。鈍くて不器用で、そして優しい。
これが草々の魅力なんだろう。そこに惹かれた喜代美だけど、恋する心を内に秘め、修行に励む事を改めて決心する。

95年夏。
寝床寄席は大人気。それぞれのファンが実に判りやすい色分けだ(笑)。四草は予想通りだが、小草若はオバサマのアイドル(笑)。草原噛んでないよ~。草々は正統派か。師匠はファンも渋い年齢層だ。
そんな寝床に現れるのは・・・鞍馬会長だ。
さっき土スタで、亀ちゃんの「お~の~れ~ぇ~あ~ま~り~ぃ~」の顔芸を、木曜のスタパに続き、またも見てしまったので、やっぱりゴリさんよりも甘利様の御姿とダブってしまいます。
で、会長が現れた真意は?
予告で「破門」って言われたの、草々??喜代美を抱き締めてるのって、小草若?
あああ、はよ来週になればいいのに(笑)


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ステラ4週分。
右上にこっそり「龍の化身」が有るんだけど、感想はそのうちに。
アナウンサー特集で、地元局の某アナが、痩せてた時の写真載せてるのでビックリ。
最初誰だかワカランかったよ(笑)

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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#65】
内弟子修業中は恋愛禁止と言われてるのに、草々兄さんに恋してるんです、と泣きながら草若の前で言う喜代美。
草若はとっくに知ってる事を、何故わざわざ・・・と思った。けどあれは、喜代美の懺悔だからいいのかな。
自分の未熟な心、醜い心を全て言葉に出して言う事で、改めて自分の弱さを再度認識しているのだろう。喜代美のこういう処は、本当にバカ正直な素直さだ。この子は基本的に、狡猾な事は出来ないだろう。
裕福ではなくても、温かい家庭に恵まれて育ったからなぁ。でも、喜代美はまだ子供だから、その本当の良さには気付いていない様に見える。
清海の家庭もいいけど、私はやっぱ喜代美の家庭の方が好きだな。だってメチャメチャ笑えそうだ(笑)。お祖母ちゃんはスペイン行ったけど、お父さんとお母さんと叔父さんと弟。それぞれが個性的で、実によく会話する。いいお家だよ~喜代美の実家。

性根の腐った嫌な人間だから破門に、と言う喜代美を草若は一喝する。
「軽々しく破門なんて言うな!それこそ最低最悪やっ!」と叱る草若の姿に、喜代美は大泣き。草若すっかり困っている。
女の子が目の前で大泣きしていて、困る師匠の顔が実にいいです~(笑)。自分が原因じゃないのは判っていても、目の前で泣かれるとやりにくいだろう。
「恋愛禁止に耐えられない」と破門を申し出たのなら「なんて甘ったれ」と私には思えた。そんな根性では続かんから、早よ辞めれば?ってね。
けど、自分の弱さを告白し、こんな最低の人間なんだから破門にして下さい、と言う喜代美を、草若はちゃんと諭す。

どうしようもない思いを抱きながら、嫌な自分、醜い自分を見つめるシンドさ、苦しさ。でも、その先に見えてくる"何か"が有る。そうやって人の気持ちが段々判る様になる。
優しい気持ちが持てる様になれば、それが若狭の落語を、更に楽しいモノにしてくれる。
小さくてズルイ、セコイ人間でも、一生懸命生きて自分を見つめ直す。その先に見える何か、って何だろう。
草若師匠の言葉を聞きつつ、そんな事をフッと考えた自分。まだまだアタシは修行が足りません。

受験勉強の夜食の準備をする正平を、励ます小次郎。「ハーバードでもケンブリッジでも、何処でも行けるわ。」と笑顔の小次郎に正平が言う。
「おっちゃんのアタマん中は、いつも世界旅行やの~」
その言葉に「頑張れよ、おっちゃんも祈ってるから」と、胸に掛けたお守りを見せる小次郎。
あの小次郎のお守りって、何か深い意味でも有る?有りそうな気がする。そして小次郎、もしかして和田家から居なくなるのかな??何だか正平に、別れの挨拶をしてるみたいだった。

一門会の日、若狭は高座を欠席した。喜代美として、清海に自分の胸の内をさらけ出しに行く覚悟でいたのだ。
天災と決着つけない事には、「天災」が出来ない、と言い残したのが喜代美なら、成長したなぁ、って思えるんだけど。
草若が少しアレンジしてたのかな?でも首かしげていたから、やっぱ喜代美本人が言い残したんだろう。
なかなか洒落た比喩じゃないの喜代美、いや若狭ちゃん。

清海のマンションで、喜代美は自分の胸のうちを全て話す。小学校の時から抱いてきた清海に対するコンプレックス、嫉妬心・・・聞いている清海の表情が、次第に重くなってくる。
話の出来る「天災」で良かったね喜代美。清海は全然気付いていなかったけど、ちゃんと喜代美の言葉を受け止めている。

エーコが好きになるより、もっと前から草々兄さんの事が好きだった。
草々兄さんの前で、胸を張って生きられない人間にはなりたくない。
今は悔しい。永遠に立ち直れないかもしれない。でも、エーコが草々兄さんの傍に居てあげて。

「お願いします。」と頭を下げる喜代美と、しっかりと受け止める清海の姿に、観ていて鼻の奥がツーンとなる。
喜代美と清海を見ていたら、「このふたり、こうやってちゃんと心の交流が出来るのなら、これからもずっと友達で居られる。」って思えてしょうがなかった。

小草若の"キヨミ"は喜代美。清海はエーコ。
草々の"キヨミ"は清海。喜代美は喜ィ公、若狭。

お前の法則なんか知るか~と言う草々。
小草若が喜代美の事を好きなのって周知の事実と思ってたんだけど、違うのかな。
そんな小草若、草々に「喜代美ちゃんはお前の事が好きなんや」と言ってしまう。小草若ソレ言うの、辛くね?
アンタだって好きなんやろ??どこまでもイイ奴で泣けてくる。
小草若の言葉に驚いた表情の草々。でも底抜けにアホや~と振り付きで言われ、火がつく草々は、やはり沸点の低い男だ。

取っ組み合いの喧嘩の余波で草原兄さんまで吹っ飛ばしてしまい、兄さんカンカンに怒ったっ。
お前ら出るな!と怒り心頭の草原、草若にも「三人でお客さん、感動させたらエエんです」と四草の肩をポンっ、と抱くが、四草何故かフリーズ。

その理由はすぐに判明。
四草、勝手に「算段の平兵衛」をやっている。草若はしかめっ面で場を離れる。「あいつ勝手に・・・」と草々が言う。高座の四草の額に汗がにじむ。客席は冷たい空気が流れ・・・。
「算段の平兵衛」はウケず大失敗。
稽古場で草原に怒られる四草、あなたやっぱ紫色の龍ね、着物も淡い紫色だしね(笑)。

続いて草原。上々の滑り出しで、客席にも笑いが聞こえてきた。
今日の兄さんは噛まない。噛まない草原は別人みたいで何か変、って表情の草々と小草若。

帰ってきた喜代美は草若の隣へ。その耳元に囁く草若。
「頼りない弟や妹の為に、一生懸命頑張ってる。身近な者のお陰で成長出来る者もいる。」
「何ぼでも迷惑掛けてエエんやで。アンタ一番下の末っ子や。内弟子修業中の身や。」
と、喜代美の顔を見て言う草若。
今日の師匠の言葉は、どれも温かい。こんないい師匠なんだから、しっかり修行しなさいよっ(笑)。
そして高座では、最後の最後に噛む草原。その姿に安心する弟達(笑)。喧嘩すれど、やっぱ仲良し兄弟だ。

草原に「今日の風呂はよう温もってる。火傷しそうや。俺も気合入れてやらんとな。」と言う草若。
その言葉に、昔を思い出した草原の表情が実にイイ。喜代美の成長と共に、兄は更に、兄さんらしく成長していく。

草若の高座を見つめる喜代美の横顔を、そっと見る草々。ちょっとだけ視線の色が変わったね。

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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#64】
東京でキャスターの話が持ち上がっている清海。その話を受ければ、生活の中心は東京になる。草々とは離れる。
「遠距離恋愛という手もあるし」と清海に対し、東京行きを性急に勧める喜代美。
夢実現のチャンスとか、小浜の皆も喜ぶとか、そんな気なんて毛頭無いのが見え見え。
ただ、邪魔者は消えてくれという一心で言う喜代美。その言葉を疑う事無く、本気で心配してくれていると思っている清海。

キャスターの件を草々に話す清海。でも、耳がダンボな状態の人達ばかりの「寝床」で話してたら、皆が気になるのもしょうがないよ。チラリチラリと目線だけを動かす磯七、全身耳状態の草原、ふたりが気になる喜代美等など、周囲の動きも気になる。
ところで四草、何で遊んでるんよ?その黒いの、北海道土産によくある"クマが鮭を咥えてる置物"かい(笑)

清海が去った後で、いっせいに草々を取り囲む寝床常連メンバー。やっぱオクテの草々の恋愛進捗状況って気になるのか。
小草若に至っては「何で引き止めんねん、今すぐ引き止めぇ、今すぐ結婚しろ、なっ。」と草々をけしかける。「何でそない性急やねん。」と訝しげな草原だが、小草若の理由は喜代美と同じですがな兄さん。こっちの失恋には、未だ気付いてないのね。
草々が清海と結婚→喜代美、草々に完全失恋→そこで小草若の出番・・・大体こんな感じでしょ、小草若ちゃんの脳内。

どんなデートしてんの?と野次馬状態の菊江。しょっちゅう清海の家に行っても、泊まった事もキスした事もないと知り、な~んだと言う表情の面々。
「19歳の堅気の娘にそんな事出来ない。」と言う草々。何処までも正直で真面目な男だ。
でも菊江の「抱き締めた事は?」の質問に、テヘヘ笑いでデレ~ッとなる草々。その表情に一同納得。草々の表情見なくてよかったね喜代美。だって喜代美はその時、外で清海に東京行きを必死に勧めていたもんね。

ふさぎ込む草々に「遠距離恋愛でもいいと思う」と言う喜代美。心にもない事を言うのって、相手には伝わらない。草原にはしっかり見抜かれているし。
でも草原、喜代美を諭した後で、「次の寝床寄席、頑張ろうなっ」って言ってくれる。本当に面倒見のいい長兄だよ。それなのに・・・。
「ええ家庭作りたい、いう気持ちが人一倍強い。」と、草々の気持ちを代弁する草原を見てたら、「白線流し」で似た様なセリフが有ったのを思い出した。名前忘れたけど、原沙知絵さんが演じてたキャラだったと思う。
自分の家族に憧れる草々の気持ちが、少しだけ見えた様な気がした。

草原が若狭の周囲で、草々と清海の話題をする事を避けようとしていたのは、「失恋した若狭が可哀想」ってだけが理由じゃなかったのか、と今日は思った。
まだ内弟子期間中なのだから余計な邪念を捨てて、もっと落語に集中してほしい・・・そう思ったんだろう。だから「稽古に集中出来ていないお前を見てると腹立つ」って言ったのかな。

そうは言ってもなかなか邪念を捨てられない。薄い壁の向こうで聞こえる草々と清海の会話、気になって聞き耳を立ててしまう。
その壁の向こうでは、草々が「好きだから一緒に居たい。それだけや。」とストレートな想いを清海にぶつけている。
そんな草々の言葉に、喜代美はひとり、声を殺してすすり泣く。声を立てまいと必死に堪えている喜代美の姿が、本当に辛そうで・・・。

草々の清海への想いを隣の部屋で聞いてしまい、やっぱり集中出来ない喜代美、ついに草原からも「もうエエ。今度の寝床寄席出るな。」と叱責される。
そんな喜代美は自ら草若の元を訪れ、破門にしてください、と頭を下げる。
草若は驚いたような表情だが・・・。

小浜では正典と小次郎がまたも反発。小次郎なりに家計を心配して、アウトレット販売なんて事を考えたんだろうけど。でも職人としてのプライドが許さない正典。
正典の気持ちは良く判る。伝統を受け継ぐ者として、決して妥協したくないんだ。だけど小次郎の言う様に、正太郎の域に達していない自分の塗箸。それに関しては正典も自分で判ってるんだろう。
プライドだけじゃ生きていけないけど、どう折り合いをつけていくのか気になる。
そして今日の糸子さん。
「たった一人で塗箸守って、家族食わしていくのはどんだけ大変やったか。ワシにはよう分かっとんのや。」と言う小次郎に「見とっただけなんやねぇ。」とキツイ一言。
いや~私でも同じ事言うわ。何で小次郎が今まで何もしてこなかったのか??今後何か、小次郎の過去が明かされるのかな??

今日は冒頭の小草若ちゃんの、喜代美に対するさり気ない気遣いにやられました。
ああいう事をサラリと出来る男の人って、すご~くイイ。でも小草若だけじゃなく、他の兄弟もそれぞれに良い所があるんだよねぇ(笑)


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12/13のスタパ、ゲストは「風林火山」で山本勘助を演じた内野聖陽さん。眼帯をする為に少し剃っていた左側の眉は、キレイに生え揃っていました。
スタジオの背景には、武田の家紋を染め抜いた幟がいっぱい並んでいて、"勘助へのインタビュー"みたいな雰囲気を演出していました。
勘助のの待ち受け画面が、NHK風林火山の携帯サイトにて本日24時迄、無料でダウンロード出来るそう。ちなみに絵柄は晩年の勘助です。スキンヘッドのヒゲ面、オヤジ勘助もカッコいいのですが、アタシにはやっぱり"イケメンの丹下段平"に見えてしまう・・・。

武内アナから、この一年間を振り返っての感想に、「こんなに濃度の濃い一年間は無かったですね。」と答える内野さん。ドラマで使った様々な衣装や小道具が披露されていました。甲冑は20キロ以上も有り、着ただけで地面にめり込んで行く様な感覚だとか。その格好で動き回らなければならないから、かなり身体を鍛えたそうです。スタイル良くて颯爽として、一瞬細く見えるけど、でも良く見るとガッチリしていました。
眼帯も初期のものから今に至るものまで数種類有りました。up用とロング用で使い分けていたとか。やはり片目だと、遠近感が掴めないのが使い分ける理由だそう。
眼帯をずっとして演じている役だった所為か、右目と左目の大きさが微妙に違う内野さん。ずっと覆っていたから左目がイジケちゃったんですよ、と笑顔でジョーク。
でも本当は「右目に神経を集中させていたので大きさが変わったのでしょう。」と語っていました。

30代から60代までの勘助を演じる為に、大雑把に自分で決めた上で、演じ分けたそうです。撮影は必ずしも、順番通りではないので細かく演じ分けるのではなく、年代毎にある程度分けていたとの事。
若い勘助は情熱の塊、年を経た勘助は感情を秘め、重々しく・・・という具合にですね。
殺陣の稽古で真剣を使ったのは、立ち廻りを重厚にする為、チャンバラでなく本当に命のやり取りをしている訳だから、それが伝わる様に、と。見えない所で様々な事を考える俳優って、やっぱりスゴイな~と、和久井さんのスタパ見た時と同じ感想な私・・・。

勘助の最後のシーンでは「なかなか死にたくなかった」と言う内野さん。でも「武田の御屋形様に会えて良かった。」そう思いながらラストを迎える勘助、日曜日は必見です。
御屋形様と由布姫が選ぶベストシーン、先ず亀治郎さんよりコメント。
「信玄誕生」で出家の決意をする晴信が、亡くなった由布姫に生前、つれなくした事を悔いるシーン。後ろで泣いていた勘助の涙はホンモノの涙。「自然と涙が溢れてきた」と言う内野さん。
亀治郎さんへの私信も公開されていました。墨で書いた手紙は、勘助として御屋形様に「がんばりましょうぞ」という思いをしたためたもの。
いい香りがする~お香の香り、と言って匂いをかぐ武内アナ、「え、ボク何もしてませんよ」と言う内野さん。
お香の香りは亀治郎さんが持っていたから?と二人納得(笑)。
そういえば劇中で、「勘助、板垣に似てきたぞ」って晴信が言ったシーンがあったけど、あれは亀治郎さん、本気で言ってたそうです。「本番は抑えてたけど、カメリハはもっと似てた」とか。
それに対し「あの時は、千葉真一さんが取り付いたかのような感覚だった」と笑顔の内野さんでした(笑)

そして由布姫役、柴本幸さんが選んだシーンは、雪のお堂のシーン。このシーン、リハーサルでも上手くいかなくて、どうしようかと思っていたそうで。
「あれは演じたと言うよりも、もうドキュメンタリーみたいな感覚だった」と内野さんは当時を振り返っていました。もう役になりきっていた、という感覚ですね。

今年一番の失敗は、眉毛をそり落とした事。坊主頭を剃っていて、そのまま眉を落とした事に気付かないで、撮影現場で指摘され初めて気付いたとか。晩年の勘助の眉毛は付け眉、と披露してくださいました。
最後の晩餐では「世界の宮廷料理の一番いいやつ、普段食べられないようなのを食べたい。」と言う内野さん。
今後挑戦したい役は、壮大なアクション活劇みたいな やはり立ち回りがあるようなのを演じてみたいそうです。

最後は視聴者のメッセージ。その中でも私が印象に残ったのは「結婚式の入場曲に風林火山のBGMを使った」と「我が子に勘助と名づけた」かな。
日曜日の勘助が楽しみだけど、チラ見せしてくれた「風林火山」最終回の映像見てたら、泣きそうになる自分・・・。

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BS2で1969年の映画「風林火山」をやっていた。勘助役は三船敏郎。
初めて見たけど、勘助が渋い。そして、この勘助は隻眼でなく、両方見えている。
緒方拳が若い。この映画では勘助の部下役、大河ドラマで言えば伝兵衛のポジションか。でも年齢的には平蔵だな。今じゃ越後の老練な軍師だが、この頃はまだまだ若者だ。

内容としては、ふ~ん、ってな感じかなぁ。淡々と進んでいく感覚がする。
劇中で、長尾景虎が改名後、いきなり上杉謙信になってたのにはビックリしたけど。ちなみに謙信役は石原裕次郎。

でも川中島のシーンは迫力あった。モブシーンが見応えある。映画だから当然なのかな。淡々とした印象だったけど、勘助の最後のシーンには、つい見入ってしまった。
大河ではこのシーン、内野さんがどんな風に演じているのか楽しみでもあるんだけど、別れのシーンだから見たくない様な・・・そんな相反する気持ちになってしまった。

風林火山風林火山
(2004/12/23)
三船敏郎、中村錦之助 他

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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#63】
草々と清海、二人が付き合っている事は、やがて周囲の知る処となる。
「寝床」でも磯七を筆頭に、その話題で持ち切り。
過去にも小草若に対抗して付き合ってた経験は有るらしい。でもその辺の公園に行ったり、お好み焼き屋に行ったり。彼女と手も繋いだ事すら無い、と菊江は言う。

あの・・・やっぱ草々って、●貞疑惑が拭えんのですが私・・・。咲さんだって「そんなん、付き合ってるとは言わへん」と言ってるけど、スゴク同意。
いずれ草々も弟子を取って、一門を構える時が来ると言う磯七。でもなぁ・・・自分が興味ある人の気持ち以外は、全く無神経な男が「師匠」と呼ばれる姿なんて、想像出来ないんですけど。
「いずれ清海がおかみさんに・・・。」と言う熊五郎に、真剣に嫌そうな表情で「えええ、あのコがぁ~。」と言う咲。あ~その気持ち、よく判りますわ(笑)。多分、奈津子さんも同じ事を言いそうな気がする。
若狭が草々の事を好きだった、と話す磯七。それを聞いてビックリする熊五郎。でも、若狭が内弟子期間中じゃなくても、清海とは勝負にならんと言う熊五郎。
う~ん、それは失礼な。清海は何でも出来るし美人だけど、人の気持ちに鈍いよ。
「未知の生物みたいに」なんて言ってる熊はん、さっきから店内に喜代美ちゃん居るんやけど(笑)。
気まずい雰囲気の中、出前の器を返しに来た喜代美。「修行中だから気にしていない」と精一杯虚勢を張ってみるものの、店を出てひとりになると、「ふぅ~」と大きな溜息。

小浜の和田家では、金策が上手く行かず思案顔の正典と、心配そうな糸子とが話し合う。正平の進学資金、喜代美の為の貯金、もしもの為にお金が居る。今回は秀臣の申し出を受けて欲しいと頼む糸子。
能天気に見える糸子でも、こういう時は真剣に子供を心配する母の顔になる。
そんな夫婦の会話を、小次郎も心配そうに聞く。しかし小次郎も、自分の食い扶持ぐらいどうにかならんのかな~。

草若邸では、掃除をする若狭(喜代美)の後ろで、小草若が草原に「草々とエーコちゃんが付き合ってる」と大声で報告。その話止めておけ、と小草若の話を抑えようとする草原の思惑に全く気付かず、更に話を続ける小草若。
「ホンマ、ムカつくわ~。俺のアシスタントまで手出しよってからに。」って言う小草若、そういう問題かいな(笑)。若狭にこれ以上聞かせたくない草原、まだ喋り足りない小草若を宥め、稽古場へ引きずっていく。

稽古場で小草若に、清海と草々の話はするなと言う草原。何故なのか、訳がわからない小草若。
「可哀想やろうが。失恋したのに。」と言う草原の言葉に、ギャグマンガ的表現で、目が飛び出しそうな勢いで驚く小草若。
「そ、そんなぁ~。まさかそんな~。」ってアンタ・・・(笑)。熊五郎同様、此処にも気付いていなかった人が居たよ(笑)。
稽古場を出た草原の目に飛び込んで来たのは、若狭の耳元で囁く四草。
「草々兄さん、取られたんやってな。」と無表情で、若狭の失恋の傷口に塩を擦り込む四草。
その時の、アチャ~って表情の草原兄さんに爆笑してしまったよ(笑)。
四草、お構い無しに、若狭に向かって更に塩を擦り込む。

「お前の年季が明ける迄に結婚するかもな。」

どうして其処まで鬼、悪魔になれるのですか四草兄さん(笑)。大人の現実を突きつけられては、若狭、もはや言葉も出ません。
慌てて四草を稽古場に引きずっていく、草原兄さんの苦労はホント耐えませんな(笑)

そんなドン底状態の喜代美に対し、すっかり浮かれモードの草々。今日は清海のマンションで手料理をご馳走になっている。
メニューは鶏の唐揚げ(フライドチキン?)冷凍食品を揚げたと思われるフライドポテト、グリーンサラダか。
「うまい!」と笑顔の草々に、沢山あるから食べてと言う清海。喜代美の事を思うと、この二人の事はもう放置しておきたい。

同じ頃、喜代美が夕食の準備。茶碗を並べる喜代美。あら草々の分も準備してるのね。
ん、ちょっと待て。メシ要らんのなら連絡ぐらいしろよ草々。自分の事しか見えてない今の草々には、どうも共感出来ない。(ゴメンな、中の人を責めてる訳じゃないのよ。)

「出来たか~」と席に着く草若にご飯をよそう喜代美。草々が居ないのを喜代美に問う。
「出かけています。」と喜代美。
草若「デートか?」と問うが、それに対し、少し不機嫌な色で「そうやと思います。」と答える喜代美。
更に「気になるか?」とさり気なく探る草若に、「いえ別に」と、あくまで平静を装う喜代美。
そんな喜代美をからかいたくなったのか草若、喜代美の耳元で「草々、もうプロポーズしたみたいやで。」と囁く。
その言葉に「ええっ!?」と仰天する喜代美。そんな喜代美に「ウソや~」と笑いながら否定し「まだまだ修行が足らんなぁ」と言う草若だが、喜代美はすっかり不機嫌になっていた。
山盛りの喜代美のご飯をチラ見し、ちょっと怖気ついたかのような声で「ゴハン済んだら稽古しようか。」と言う草若の言葉に、それまで不機嫌だった喜代美の表情が明るくなる。
草若は年長者の余裕でからかかっていたが、四草もあんな言い方しかしないけど、実は若狭をからかっていただけかもしれない(笑)。

草若が若狭の為に選んだ次の話は「天災」。
「テンサイ・・・バカボンですか?」お約束やな、若狭よ(笑)。

再現シーンは喜代美と正典。気の短い男を喜代美が演じ、先生を演じるのは正典。
草若の話を聞きながら、順子に言われた「何があっても天災。天から降ってきた災いや思うて乗り越えや。」という言葉を思い出す。
それからは「天災」の稽古に集中しようとする喜代美。家事をしながら練習するが、その後ろでは電話を待って行ったり来たりする草々。
ああもう、ホンマ観ていて鬱陶しい男や。(中の人ゴメンよ。)
清海の電話に表情を崩す草々、その想いを振り払うかの様に、大声で稽古する喜代美。
「おい!どないなってんのや。」と怒鳴る草々だが、喜代美の心中など判るまい。

喜代美の稽古を見る四草。と言うか見てないし(笑)。横になって頬杖ついて、拗ねた様な表情。
草原にちゃんと稽古見てやらんかい、と怒られても、しれっと「何で僕が見てやらないかんのですか。」と言い放つ。
兄弟子なら当然と言う草原。それに対し「草原兄さん、僕に平兵衛の稽古つけてくれはるように師匠に言うてくださいよ。」と四草は言う。
それは出来ない、と言う草原に「僕も若狭の稽古見ません。」と出て行く四草。

ああもう、まるで子供やね四草。日曜朝の特撮の紫色のヤツみたいに。
残された若狭の面倒を見るのは、やっぱり草原兄さんなのだ。その兄さんの、"もうひとつの才能開花"って・・・何?

奈津子から、小浜の事情を聞き驚く喜代美。またも小次郎さんから聞いたのね(笑)。
このふたり、周囲にはまだ知られていないのだね。
正典と秀臣、喜代美と清海。親子共々、もうひとつの和田家に悩まされる。

「天災や。」
喜代美は厳しい表情で、ひとり空を見上げる。


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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#62】
清海が草々に恋をした。「自分から告白なんてした事無い」と言う清海。
言い寄られた経験なら山ほどある。でも今回は違う。
初めての経験に戸惑う清海。「振られた経験も無いからどうしていいか解らない。」と言う清海に、「振られた経験も無いと。」と、こっそり毒づく喜代美が笑える。喜代美の方が経験積んでるからね。
喜代美本人にとっては、こんな経験積んでるからと言って、嬉しい訳ではないだろうけど。

「いつから?何で?どのへんが好きになったん?告白するん?」と、ちょっとミーハーな傍観者を装いつつ、根掘り葉堀り質問を投げる喜代美。でも決して、第三者にはなりきれてない。
だって自分がずっと好きだった草々を、清海が「好きになった」って言ってるんだから。
でも今の喜代美は、自分の本心を清海には言えない。清海よりも長い間、草々の事を見てきたのに、後から出てきた清海が今、草々の事を好きだと言う。そして草々は、喜代美がオムライスを奢って貰ったあの日以来、ずっと清海に惹かれている。
そして喜代美がいくら草々を想っても、肝心の草々は喜代美の事を妹弟子としか思っていない。
草々が異性として、恋愛の対象として見ているのは清海。その清海とはずっと前から知り合いだった喜代美。
子供の頃からずっと、自分の嫌な部分を強く感じてしまう。それは同じ名前故に比較されてしまう、清海の存在の所為。
清海にそのつもりが無くても、喜代美にとっては最大の壁。その清海と草々が、両思いになりつつ有る。
喜代美の心中、穏やかじゃないだろう。

「まわりに流されんと、前を向いて歩いて行かないかん、と思う男の人に会えたのは初めて。」と言う清海に心の中で『ほな、会えただけで終わってくれ。』と毒づく喜代美に、観ていてつい頷きたくなる。アンタの気持ちはよう判った、ってね。
でも今はまだ、どうしようも無いんじゃないかなぁ。恋の始まりってお互いハイテンションだしね。

秀臣が百貨店大口注文の件を和田家の人々に明かした理由は、自社との合併提案だった。正典の箸を広告として、小浜の塗箸とはこういうものだと宣伝する。そして工場生産の箸を売る。小浜ブランドを全国区にする為に。
箸は生活用品、消耗品に万単位の金額を投じて買う人など居ない、という秀臣。でも伝統の若狭塗箸は、いい宣伝になる。
つまり正典さんの箸は、"飾り物"だと言ってるんだよね、秀臣さん。
でも正典も言ってたけど、だったら何故、秀臣は自分で作らないのだろう。塗箸職人としての修行を積み、正典にも教えた腕があるのなら、何故自分で作らないのか?
伝統の塗箸を正典に作って欲しいと要求する秀臣には、何か深い理由があるのだろう。今の秀臣には、どうしても自分が作れない、"何か"が。
この話は無かった事にしてくれ、と険しい表情の正典。頑固な処はやはり父譲りだ。
でも、前金どうやって返すんだろう??先日は芸者遊びに使ったりもしていたけど。

寝床寄席の評判がいい、最近問い合わせが多くあるという熊五郎に、草若始め徒然亭一門の弟子達は喜びに沸く。
次の会は気合入れて頑張らな、と言う草原。その時、次の寝床寄席に「算段の平兵衛」をかけさせて欲しいと草若に頭を下げる四草。
だが草若は「あかん、それよりも若狭の面倒を見てやれ。」とピシャリ。
草若の言葉にうな垂れる四草。
追い討ちを掛けるかの様に草々が言う。
「止めい!師匠がアカン言うてはんねん。オマエには未だ無理やと言う事や。」
その言葉に四草はじっと草々を見る。普段は斜に構えた様な物言いの四草の表情が、今日は真剣だった。視線を草々から離し、黙ってその場を離れた四草。
そんな草々に対し「ストレートすぎるやろ。」と嗜める草原。

草原の言葉に少しだけ救われた気分だ。草々の言う事が何れも正論なのは良く判る。でもやっぱ、言われた方の気持ちを考えないで、モノ言ってるんだよね。
小草若に向かって「寿限無とフリートークみたいな落語ばっかりやってられんやろ。オマエの恥は師匠の恥や。」って言うのもね。
そんな風に言われたら、事実だとしても小草若だって不愉快だろう。俺は売れてる、寝床寄席はお前らの広告塔として出てやってるんだろうが、と怒る小草若。
怒るのも当然。そりゃそうだよ。今、一門がゴハン食べられるのは、小草若の稼ぎがあるから。
売れっ子芸人としてTVを賑わしていたら、新しい落語覚える暇も無いのかもしれないし。
小草若の子供じみた言葉のウラに、草々に対するコンプレックスが仄かに見える。本当はこんな、負け惜しみみたいな事を言いたくなんかない筈だと思う。

小草若にとって"落語一筋、自分と同じ様に考えろ"という姿勢の草々の姿は、鬱陶しさすら覚えるのだろうが、清海には「落語にひた向きで真っ直ぐな草々さん」に映る。
同じ事柄でも、人によってこれだけ捉え方が違う。

草々を探しに外へ出た喜代美の目に映るのは、草々が清海を思いっきり抱き締めるシーン。よりによって一番見たくないものを見てしまう羽目になろうとは。
抱き締められ、一瞬驚く清海。でも草々の大きな腕の中で、清海も黙って自分の想いを伝えている。それが、清海の手が草々の肩をぎゅっと掴む処なのかな~と思えた。

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【ちりとてちん「天災は忘れた恋にやってくる」#61】
「お、お前いつの間に大人の階段を?」
上半身裸の草々と部屋着姿の清海。そんなシーンを見てしまえば、フツー誰もが男女関係を連想してしまう。しかし友春君、「大人の階段」とは、コレまた実に文学的(笑)。
大学もそっち方面なのかな?でも、社長継ぐなら経営とかの勉強やってるんだろうな~と想像してみるが、どうだろう。
しかし間の悪い処に客が来てチクショウ、と草々は思ってるかもしれないねぇ。いや待てよ、あの時の草々にそんな余裕は無かったか。でも喜代美にしてみれば「二人ともグッジョブ」だよな、当然。もし放っておいたら、勢いで清海を押し倒していたかもしれないから、やっぱり友春ナイスアシストだ。
出来れば、草々は上半身ハダカよりも、花柄バスローブを身にまとった処で友春&順子が来て欲しかったわ。だったらかなり笑えるのに~っ。
この時の、探るような順子の目が印象的だった。すっかり見透かされてるよ。

清海って相当鈍い、とずっと思っていた。だから清海を嫌いとは思えなかった。天然ちゃん相手に怒りをぶつけてもしょうがないもんね。喜代美は未だ、ソレをいまいち判ってないから、以前寝床で「アタシの居場所取らないでよ!」と怒ったんだろうけど。此処まで天然の相手だと、怒るのがバカらしくなるよ(笑)
でもまさか、友春が喜代美の事を好きだった事まで全く気付いていない、とは思わなかった。こりゃ重症だわ(笑)。
「超完璧美少女・清海」だと思っていたけど、人の気持ちにはとことん鈍い。これなら草々が自分をどう思ってるかなんて、今まで全く想像もしなかっただろう。
今までの無邪気な振る舞いを見てると、清海も未だ大人じゃないんだよね。

でも、草々と雨に濡れて恋に目覚めてしまった。肉体的はとりあえず置いといて、精神的には清海も大人の階段を上ったのだ。
草々のジャケットを抱きしめ、草々を想う清海。
そして喜代美は、草々の座布団を抱き締め、密かに草々を想う。二人の"キヨミ"の対比が面白い。
二人に想われて、何と幸せモノなのだ草々ってば。
ところで草々がいつも愛用している地味な座布団。これって何か深い意味があるのだろう。丈の合わないスーツと同じ様に、愛用するのは何かがあるとしか思えない。

和田家の人々は、もうひとつの和田家の人々に衝撃的な事を告げられる。
ひとつは小浜。堂島百貨店の件は、実は秀臣が絡んでいたのだ。それを知り、呆然とする正典を始めとする和田家の人々。
何で秀臣は、わざわざ自分が画策した事を明かしたんだろう。乾燥機の時は竹谷に、黙っておくようにと口止めしていたのに。

そして大阪。
草々にジャケットを届けにきた、清海の様子がおかしい事に気付いた喜代美。自分が返しておく、と手を出す喜代美の手を払いのける清海。
「まさか・・・。」
喜代美の嫌な予感が次第に膨らむ。うつむく清海。そして清海は、意を決したかの様に、喜代美に告げる。
「草々さんの事、好きになってしまった・・・。」

先日、喜代美を訪ねてきた順子の言った「何があっても天災。天から降ってきた災いや思うて乗り越えや。」の意味って、こういう事なのよ、喜代美ちゃん・・・。


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【風林火山「死闘川中島」#49】
海津城。
上杉との決戦を前に、勘助はそれまでを振り返る。
某は蒼き月影の如く、
御屋形様は燃ゆる日輪の如し、
恋は散り降る花の如く、
心はほの暗き森の如し、
宿敵は天翔ける龍の如く、
戦は我が人生の如し。

丁寧すぎる位に描いていたと思う。戦闘シーンに入る迄が長いとは確かに思えたけど、それは様々な人の心の動きを描きたかった為だろう、と思って観ていたので、結構のめり込んで観た今回の話。

武田方と上杉方の心理戦。お互いがいつ動くか。少しだけ描かれていた"情報戦"。それがおふくの存在なのかと思えた。
おふくは勘助に情報を売った。「川中島に霧が出るのは明日。」と言うおふく。
そのおふくが、わざわざ自ら、妻女山に陣取る越後勢の前に出向いている。しかも宇佐美に会う為にだ。
宇佐美は、おふくを丁寧に出迎える。宇佐美はおふくの事を良く知っている。二人は顔見知りなのだ。
それは今迄も、宇佐美はおふくから情報を得ていたという事を意味するのだろう。
戦闘で傷ついた多くの武将を助け、傷を癒していたおふく。ただの人助けではなく、敵の武将の動きから様々な情報を得ていた。
傷を癒した武将達からは褒美を貰い、それらの情報を宇佐美に売って報酬を得る。したたかに生きる老婆おふくは只の情報屋なのか、それとも軒猿なのかは判らない。どっちかと言うと、後者の様な気がするんだけど・・・。ところでこのおふく、最終回にも出るのだろうか?
結果的に勘助は、金を渡した上に、敵に武田の動きを売ってしまった事になるのだが・・・。

宇佐美は、勘助の霧を利用して挟み撃ちという「啄木鳥の戦法」を見破っていた。それはおふくから得た情報がいかに大きかったかと言う事だ。
更に海津城で兵糧の準備をする煙が立ち昇る風景を見る。政虎も武田の動きを確信。
上杉陣の方向は決まった。

海津城での戦いを前にした、それぞれの食事風景。
二人の武将に酒を勧める大熊朝秀。やたらと強調されたシーンだけど誰?と思ったら、この二人は音楽担当・千住さんと題字担当・柿沼さん。公式見るまで気付かなかったけど、何で強調されていたのか、やっと理解出来た(笑)。
戦いを前にしたシリアスな話でも、やっぱり小ネタは挟んでいるのだな~と思うと、ちょっと笑いましたよハイ。
勘助は真田、相木と共に膳を囲む。食事をしながら、それぞれが思いを噛み締める。
勘助と相木の出会いは海ノ口だった。そして真田と勘助が出会った時も、共に武田の敵としてだった。
人の縁とは不思議なもの。そんな武田の敵だった三人が、今は武田の為に戦う。
「全ては、あの御屋形様に出会う為。御屋形様の存在が我らの運命を変えた。」

一人食事をする信玄の前に現れる信繁。兄と杯を交したいという信繁。しんみりとした信繁、兄の視線で信繁を見つめる信玄の目が、穏やかで温かい。
信繁は信玄に言う。息子信豊に残した家訓が、書き連ねるうちに99か条にもなった。
その一文に、御屋形様に逆らう心を持つ事はならない、と書いたという信繁。
父を廃し、家督を継いだ信玄。父に溺愛されながらも、兄の策に同意し、兄に従い、ずっと支えてきた信繁。
「こんな一文を書かなくてもいい世の中になれば良いのに。」と、戦国の世を憂う信繁の心が垣間見えるかの様なシーンだ。

酒を酌み交わすシーン、兄と弟、お互いを思う気持ちが上手く描かれている。信玄は総大将故に、信繁と揃って戦う事は出来ないが兄として弟の身を案じ、幌を作った。
それは亡き母の衣に、信玄自ら法華経の陀羅尼をしたためた物。これを持っていけという信玄。

その夜、上杉軍は戦いに備えて動いた。霧に紛れ、静かに山を下りる。
朝、八幡原で待つ8000の武田本陣。
霧が晴れた武田軍の目の前に広がる、上杉の軍勢13000。
「見破られたっ」と狼狽する勘助に信玄が問う。敵の陣形は車懸りの陣。それに対し味方の陣形は鶴翼の陣。
とにかく、妻女山の別働隊が戻って来るまで持ち応えさせなければ。銃声を合図に始まる戦闘。
武田の別働隊12000が、妻女山の上杉陣営がもぬけの殻である事に気付いた時は、麓の銃声が聞こえた。
急いで下りる飯富、馬場、真田、香坂、相木の部隊。

武田本隊は上杉の攻撃に必死で耐える。味方の不利に狼狽し、信玄に謝る勘助。だが信玄は動じない。
狼狽する勘助を一喝する信玄。
「そちがうろたえて何とする。そちは武田が軍師ぞ。敵は車懸かり、味方は鶴翼。」
信玄は勘助を見据える。

「如何にすれば良い。軍師、山本勘助!」
勘助の脳裏に、今は亡き板垣信方の言葉が甦る。

「勘助、そちが月影になれ。そちが軍師となって、御屋形様を照らし続けるのじゃ。甲斐の国の真の軍師となれ。」かつて板垣に言われた言葉に、勘助は再び己の闘志を甦らせ、すかさず自軍の体勢を立て直す為に指示を出す。
だが上杉軍の容赦ない攻撃に、武田本陣は崩壊の危機に晒されていた。

上杉本陣では政虎を始め、戦況をじっと見守る宇佐美。
宇佐美は言う。ふた時で決着がつかなければ、速やかに撤退する事だ。武田の別働隊が妻女山より下山し、武田本隊と合流した暁には、今度は人数で遥かに劣る上杉軍が劣勢になる。

母の衣で作った幌を付けた信繁が信玄の元に来た。これから上杉陣に突入すると告げる信繁。
その幌が必ずお前の身を護ってくれるであろう、と信繁に言う信玄。
兄は弟を気遣い、そして弟は馬を走らせる。

上杉陣に向かう信繁と部下達。途中馬を止めた信繁は、春日源之丞を呼び、幌を手渡す。これを息子・信豊に渡して欲しい。己の命は惜しくないが、幌を奪われる事は口惜しい。だからこれをお前に託す。
「必ず生きて渡すのだ」と言う信繁。春日は泣きながら信繁達を見送る。
「御武運を。」
死を覚悟した姿を見るのは、ドラマと判っていても辛い。春日の涙に自分も泣きそうになる。

武田信繁は敵陣に突っ込む。敵は柿崎率いる部隊。激しい戦い。その凄惨な風景に、信繁の守役だった諸角虎定が救援に駆けつける。
信繁は戦う。全ては別働隊が戻るまでの時間を稼ぐ為に。

戦う姿を見ていたら、板垣の最後のシーンを思い出した。刀で切られ、槍で刺され・・・。
信繁の悲壮な決意。懸命に相手に向かう信繁、それを助けようと必死な老将、諸角。
この二人の絆の強さがよく判る、最後まで一緒に戦うのだと。

柿崎にとどめを刺され、息絶える信繁。信繁の首を争い、蟻の様に群がる越後の兵。
そして諸角も倒れ、もの言わぬ死体となっていた。

信繁と諸角、二人の死を聞く信玄。
命を賭けて武田の為に散った二人。信繁は37歳、諸角81歳。
二人は川中島に散った。

来週は拡大版56分だ。政虎の太刀を軍配で受ける信玄。リツの涙。
勘助は死の間際、何を見るのだろう。尽くして尽くして・・・ただひたすらに尽くした由布姫の幻影を見ても構わない。でも出来れば、連れていくのはミツであって欲しい。
勘助に人を愛する心を目覚めさせたのがミツであり、由布姫を助けたのもミツの叫びが勘助の心に響いたから。それなら、勘助を連れて行くのは小説とは違い、ミツしか居ないんじゃないのだろうか。

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テレ朝で昨夜放送されていたドラマ。映画は観ていないが、横山秀夫の原作は読んでいたので、かなり期待していたのだけど・・・。
正直言って微妙。悪くはないんだけど、原作を読んだ時の揺さぶられる様な感動がいまひとつ感じられない。
俳優陣は良かった。が、強いて言えば、佐瀬はもっと眼光鋭い感じの人の方がいいな、と思えた。個人的感想だが、椎名桔平が佐瀬の方がイメージ的には合うんだけどな。
後は、梶が男前すぎる感じがする。渡瀬恒彦はすごく良いのだけど、梶にはもっと小動物系の印象を持った人の方が合うんじゃないかな。まぁここの処、ずっと草若師匠の姿で観てるから、そう思えたのかもしれないけどね。
原作読むよりもドラマを先に観ていたら、素直に感動したかもしれない。

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