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鈴村と杏子の結婚の宴の最中に、ヤスジに遂に赤紙が来た。
何故、今まで来なかったのか疑問に思っていたが、何処か具合が悪かった(フリをしていた)か定かでない。が、とうとう来てしまった。
狼狽すると妙に饒舌になるヤスジ。
何だか、妙にリアルで・・・。滑稽なフリしている姿が、とても物悲しくて見ていて辛かった。
杏子さんに抱きしめてもらいたい、と言った後、「ウソです・・・ウソ」と慌てて弁解するものの、それが真実だった事は、誰もが知っている。
杏子はそんなヤスジの手を握り締め、「生きて帰って。」と力づける。
ヤスジには是非、生き延びてもらいたい。
だって居なくなったら、メリハリ無くなってしまうやん。

ヤスジへの赤紙が、冬吾を「巣篭もり」へと駆り立てる。
こういうシーンを見ると、桜子が必須とは思えないんだが。
なんで桜子が傍に居ないと駄目なんだ?単なる男のエゴにしか見えん。

男は「多くの遺伝子を残す本能が備わってる」って解釈でイイのか?
その昔、会社の先輩(男)が言ってた言葉だけどね(笑)

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桜子の中で達彦は、かねと共に死んだ、と今日改めて再認識した。
沈められた想いは浮かぶ事は無い。達彦はもう過去の人なのだ。

冬吾に無性に腹が立った。傍に居て欲しい、という事は、自分の芸術活動の為には、桜子が不可欠だという事なんだけど。
なるほど、やっぱ結婚に向いてない人だ。一箇所に落ち着いて、絵を描き続けるのが無理な話。
家庭を築いて、新境地開拓か?と思わせたが、所詮根無し草は何処までも流れていく。
桜子は、もう誰とも恋愛はしない、と言っていたが、今までの経過を見る限り、それは無かろうと思う。
達彦はいずれ帰る。で、その時桜子は、自分の気持ちにどうケリをつけるのか。
冬吾を好きになったのは(認めたくないが)仕方ない。だが、その感情を押し殺してまで達彦と一緒になるような桜子ではなかろう。
冬吾と桜子が、宗方仁と岡ひろみ(エースをねらえ)の様な関係なら良かったのに。

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でも今の冬吾と桜子、恋愛感情にしか見えない・・・。言葉で語れないような思い、と言われても、残念ながら理解出来ない。男と女を超えた、人と人との友情なら解るんだが。
でも今の冬吾と桜子の間に有るのは「恋」だよね。

笛子ならどう思うんだろう。桜子への愛が、画家としての冬吾を甦らせるのなら、容認するんだろうか。
絵描きである事を望むのか、子供たちの良き父親である事を望むのか。
どちらに比重を置くかで変わるんだけど。

桜子の代用教員としての赴任先は遠方だ。冬吾への思いを振り切る為に、桜子は承諾するんだが、桜子の中に、達彦への思いは沈められているんだろうか。それとも完全に消え去ってるんだろうか。
でも自分には、「冬吾一辺倒の桜子」しか伝わらない。

今の展開、好きじゃない。
早く達彦が帰ってくればいいのに。あともう少しの辛抱か。

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絵が描けない冬吾は、一睡もせずに座ったままだった。なにも描かれていない白い紙。
白い紙・・・随分白いなぁ。こんな上質の紙、戦中に手に入れられたのか~、なんて思いながら観る位だから、今日は話に集中していなかった私。

東京からの疎開児童の為に、紙芝居を作る桜子。そしてそれに刺激された冬吾が、紙いっぱいに描いた大きな太陽。
亨が太陽の上に、そっと手を置く。
亨くんは2歳くらいかな。2歳加寿子役の詩月ちゃんもだけど、この年齢なのに、すごく演技上手いなぁ、って感心してしまった。厳しい競争を勝ち抜いて選ばれた子役、さすがですね。

ついにマルセイユ閉店。それよりも、それまで営業続けられていた事に驚いた。いつも暇そうな店だったのに。
しかし、閉店したところでヒロは只のマスターじゃなかった筈。あらゆる手段を講じて食っていくに違いない。

今日のラストシーンの月明かり、二人並んで空を見上げる。
月の光が、どこまでも青くて綺麗だった。
月が綺麗に照らす夜って、最近じゃ街の明かりの所為で、なかなか経験出来ないもんなぁ。

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絵が描けない冬吾。それは初めてといってもいい位の大きな壁だった。
水を求める子供を助けようとした時、更に瓦礫が降り注ぐ。
それっきり、子供の声は止んだ。

冬吾は心を閉ざしている様に見えた。
今までは、突き動かされる衝動に、本能の赴くままに、寝食を忘れ、ただひたすら絵に没頭した。
だが、その衝動が今は無い。
子供の声が響く。何も出来なかった自分の非力さを呪い、絵を描く事を止めてしまった。
冬吾自身、絵の情熱へのキッカケが欲しいとは思っている。
そんな冬吾を、桜子が揺り動かす。
亨みたいに、ただ心から生きてる事だけを感じ、笑う。
余計な事は何も考えず、ただ描く。
生きている人を感じて、描いてみればいい。

桜子の言葉に、冬吾も腰を上げる。
桜子が方向性を見失った時、道を照らしたのは冬吾だった。
そして今、絶望感にさいなまれる冬吾の道を、桜子が照らす。

今日の二人を見てると、愛とか恋とかいう次元を超えた、人と人との繋がりを感じる。
今後もそうあってほしい。不思議な胸の痛みなんか要らない。
桜子は本当に達彦を諦めたのか?
口だけなのか、内心もそう思うのか、いまいち解らない。
達彦を諦めたと言いつつ、諦めきれずに悶々と苦悩する桜子であって欲しい。
冬吾に傾いていく桜子って事は、達彦の存在は既に、桜子の中で過去の人なんだろうか。
桜子の恋心に気付いてるとしても、女としての桜子を、冬吾は受け入れて欲しくない。
人生の師だけでいて欲しいと切に願うんだが、来週の予告も重そうだった。
こんな画像でも観て、ちょっとほのぼのしよう(笑)

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秋には徴兵される。僅かな時間しか残されてないけど、産みの母に孝行したい。
そう言って、磯に同居を求める和之。

実父は出てくるが、育ての母は画面には出てこない。
だが和之を見ていれば、育ての母がどれだけ愛情を注いだか、磯には解る。
だからこそ、おせっかいな磯おばさんでいようと決めたのだ。

母だと名乗れないもどかしさは、もうそこには無い。
実の我が子を、息子として抱き締められる。
叶わないと諦めていた夢だった。だが目の前に居る和之は、自分の事を何度も「母さん」と呼んでくれる。
その言葉を聞くだけで、磯の胸は喜びに満ち溢れる。

最上の幸福。観ていて磯に同化してしまった自分がいた。一緒に泣いた。
和之のひたむきな訴えが、磯は心から嬉しかった筈だ。

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子を宿した、と言ってた八重が、いつの間にかマロニエ荘から消えていた。
誰も八重の事を口にしない。まるで初めから其処に居なかったかの様に、皆が振舞う。
神隠しにでもあったの?疎開したの?八重さん何処に居るの?

実は、今日の放送観てません(泣)
仕方ないので、BSで観てから感想書こうかと・・・。

JAZZの話題は、戦争が終わらないと出てこないんだよね。
まさか八重と同じ様に、JAZZも消えたりしないよね。

JAZZには詳しくないけど、聴いてると落ち着く。
だからmp3プレーヤーに数枚のアルバム落としては、夕暮れ時の快速で聴いてる。
曲を聴きつつ、このキーボードは桜子で、このサックスは秋山さんの演奏・・・などと、妄想するのは結構楽しい。

放送で、もう残された時間は少ない。
起伏の激しい展開で視聴者を引きつけよう、という意図なのかもしれないけど、
朝ドラで複雑な心の動き、って必要なのかなぁ。

そりゃ確かに、今までの朝ドラは成功話ばかりだった。
今回が違うのは、最初から知っていた。でもね~。
エピソードの多さを見てると、1時間ドラマだったらな、と思ってしまう。
そしたら、「桜子の心理」も伝わりやすくなったかもしれないが。

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岡崎で暮らした四人のきょうだい。それぞれが大人になり、今は別々の道を歩んでいる。
笛子には新しい家族がいる。だが、生まれ育った有森の家族も同様に大事にしている。
大事にしすぎて、気苦労ばかり背負い込んでしまう。
岡崎に帰ろうという姉の提案に、杏子は家族と一緒に居る事よりも、仕事を選んだ。
だが、遠く離れて暮らしても、家族の絆は揺らぐことはない。
河原との結婚に失敗し、出戻ってきた時は自分の道を模索していた。
でも今は、多くの人が自分を必要としている。杏子は確信した。
遂に、自分の進むべき道を見つけた。

一人になった鈴村は、同じく親を失い、一人になった少女と共に暮らそうとしている。
少女の耳に、炎に巻かれた母の、最期の声が響く。父は既に息絶えていたのか。
「サチ、逃げて!」
ロウソクの炎が、少女に戦火の記憶を甦らせる。

鈴村とサチ。ひとりぼっち同志が肩を寄せ合い、助け合って生きていこうとしていた。
人は、ひとりでは生きていけないから。
そしてその絆に、杏子も加わろうとしている。

だがヤスジはそんな事は知らず、自分も岡崎で暮らすと言う。
全ては、杏子有っての岡崎での生活だ、と目論んでいたのに・・・。

どうか、ヤスジにも家族を作ってあげて(笑)
しま子さんなんてどうです、ヤスジさん?

磯の元に現れた和之。鮎川から全てを聞いたという。磯の顔色が変わる。

産まれて直ぐに手放した、愛しいわが子。
大人になった息子に、実母だと名乗ることすら出来ず、葛藤し続けた日々。
でも、目の前の息子は自分を「母」と呼んだ・・・。

和之も、育ての母と血が繋がってないのを知った時は、ショックだった筈だ。
でも、その瞬間、磯のことが頭に浮かんだんだろうね。
妙に自分の世話を焼いてくれて、美味しい食事をいっぱい作ってくれて、自分の描いた絵を褒めてくれる、ちょっと不思議な、暖かいおばさん。
そんな磯の存在が、和之の中で一気に膨らんでいた。
そこへ空襲を心配して上京した磯が現れたから、疑問が益々膨らんだ。

「俺の母さん。」
堪え続けた磯の想いが、解き放たれた瞬間だった。

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母さんだろ、と和之に詰め寄られ、磯の心は激しく波打つ。迎えに来た鮎川も、どう説明したらいいものか、言葉を失う。
自分が本当の母だと名乗り、息子をこの手で抱きしめたい。
だが磯は、そんな想いを押し殺し、和之に「家に帰れ」と突き放す。

叶わない想い。我慢しなければならない事だってある。

磯は涙を流し、桜子に苦しい胸の内を明かす。

経験を積み重ねた磯でも、この想いを押し殺すのに、ここまで苦痛に歪むのだ。
今後の桜子は、どうなるのだろう。

これから先の人生への不安。
桜子ぐらいの年齢の頃だったか、先の事を考える度に、強烈な不安を感じていた。
自分のこれからは、一体どうなるのだろう。
3年後は?5年後は?10年後は何をしてるのだろう、と考えると不安でしょうがなかった。
だが今は、人並みに平凡に暮らせている。仕事は切れ目なくやってくる。
お陰で、食いっぱぐれる事もない。
昔は、ずっと先を考えては不安に陥っていた事も、今では無い。
先の事は考えてもしょうがない、と考えるようになった。
今日の事で精一杯なので、先を考えてる時間が無い。

桜子の不安を、姉達は「これからだよ」と言う。
姉達が失った時間を、桜子はまだ持っている。
それを、悲しみや苦しみで埋めてしまう事が無い様に、と思う年長者としての思いだろう。
多分、かねもそんな風に思って、手紙を残したのかもしれない。

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「いい人」の一言で片づけてはイカンのだが、鈴村浩樹は本当にいい人だ。
怪我で動けない状態なのに、働き詰めの杏子を気遣い、休ませてやってくれと言う。
杏子を知っているから・・・というか、この気遣いが既に、浩樹にとって杏子が気になる存在だからなのだろう。
確かに人手が足りない。ギリギリの人数でやっている処に、ひとりでも欠けたら、仕事が立ち行かなくなるのは目に見えている。
ギリギリなのは桜子だけじゃない。杏子だって一緒だ。

今週に入ってから、妙に桜子の幼さが目に付く。
学生時代の桜子の幼さは、まだ子供だから仕方ないと思っていたが、今、また元に戻ってしまっている。
笛子に「冬吾が父親みたいに大事なんだね。」と言われて見せた、複雑な表情を見て、間を読んでしまう。あの表情はどう解釈すれば良いのだろう。
父親みたいに、と言われた事への否定形なのだろうか。

桜子みたいな子には、やはり達彦みたいに大らかな人が似合う。
そうあって欲しい、という願望なんだけど。

話変わるけど、今日、櫻井詩月ちゃんのブログ(お母さんが書いてるの)見つけてしまった・・・。
めざせ!子供アイドル!

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てこの原理と言ってもね~。
あの瓦礫結構重そうだったが、女手ひとつでどうにかなる重量?

と、思ったんだけど、桜子って山長では、女将業の傍ら味噌樽担いで、日々鍛えてたのかもしれない。
そう思えば瓦礫除去くらい、どうって事ないのかも。

「戦争で死ぬかもしれない恐怖」を経験した事が無い以上、どうしても極限の心理状態、ってヤツが理解できない。
桜子に次から次へと降りかかる出来事は、彼女の心を病ませているのだろうか。
それとも、桜子の本質が「恋愛に依存する事」なのだろうか。
海軍に味噌売り込んだり、味噌料理を作っていた時はイキイキしていたのに。
誰かにすがりたい気持ちは判る。
だが独身の冬吾ならともかく、姉の夫に横恋慕しつつある状態を、今は極限だから・・・で納得したくない。
笛子の立場から見れば、目を覚ませと言いたくなる。
「たががドラマ」だけど。

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桜子が、また自己チューに戻ってしまったのか?
私の為に生きて、だと?ハァ?何なんだ一体。

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以下、ネタバレ要素を少々含むので、可ならどうぞ。
    ↓

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東京大空襲のニュースに動揺する桜子。
ニュースを聞いた徳治郎と磯もやってきた。磯は和之の事が心配だった。
東京へ行こうとするが、公式の用事でもない限り、一般には切符の割当が無い。
桜子に、ある考えが浮かぶ。

山長を訪れた桜子は、野木山に、公用で東京に行く為の書類を作成して貰う。
そして磯と二人、満員の列車に揺られ、東京に向かうのだった。

東京で二人が見た光景は、灰色の焼け野原だった。
焦げ臭い匂いが鼻をつく。やっとの思いでマロニエ荘まで辿り着いた二人。
奇跡的に焼け残ったマロニエ荘には、茫然自失のヤスジが二人を迎える。
桜子は笛子や冬吾を、そして磯は和之を気遣う。
だが、二人とも行方不明だった。
和之はヤスジと逃げている途中ではぐれたのだ。

二階では、笛子が子供達を抱え、震えていた。
一旦は防空壕に逃げ込んでいたが、そこも危ない状態になり、更に逃げた。
逃げているうちに、奇跡的に焼け残ったマロニエ荘に戻ってきた。
冬吾は、この状態を描きたかったのだろう、スケッチしてくると言い残し出て行ったきり戻らないのだ。

いてもたっても居られない桜子と磯は、冬吾と和之を探す為、それぞれ街を彷徨う。
桜子は杏子の元を訪ねた。
杏子は大人数の怪我人の手当てに忙殺されていた。桜子の相手をしている余裕が無い。
それでも、冬吾と和之を見かけたら連絡してくれる様に頼む桜子だった。

マロニエ荘に戻った磯は、街の惨状を嘆く。
最初は、倒れている人をひとりずつ顔を見ていたのだが、あまりの多さと、男女の区別もつかない程に焼け焦げた死体を見ているうちに、和之の生存に希望を失いつつあった。

桜子は必死に冬吾を探す。
だが、どこも焼け野原で、瓦礫が積み重なり、見つけるのは厳しかった。
彷徨う桜子の足元に、手縫いの人形を見つける。

そういえば、加寿子が同じような人形を持っていた事を思い出す桜子。
その直ぐ近くに、スケッチブックが落ちている。
不安に駆られ、中を開く桜子。
それは冬吾のスケッチブックだった。冬吾は直ぐ近くに居る、桜子は確信した。
必死で探す桜子の目に飛び込んだ風景は、瓦礫の下敷きになり、血を流している冬吾
の姿だった。

女の非力な腕で瓦礫を除くのは、あまりにも厳しかった。
力任せに押しのけようとした桜子の頭上に、瓦礫が降り注ぐ。
「危ない、此処から離れて行け!」
冬吾は厳しい口調で桜子に言う。でも桜子は動けない。

酷い世の中だ、俺はもうすぐ死ぬ。
最後に会えたのが桜子で良かった。

そんな冬吾に桜子は叫ぶ。
達彦が居なくなって、これ以上大事な人に居なくなって欲しくない。
私の為に、生きて欲しい。

冬吾は、桜子の顔を瓦礫に埋もれたまま、じっと見つめていた。

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山長を去り、一人になった桜子。
桜子の様子が気掛かりな祖父徳治郎と叔母の磯。
あれこれと気を使い、桜子の傍に居ようとする二人に、暫く一人になりたい、二人の方こそ早く普段の生活に戻る様に言う桜子だった。

有森家で過ごす、一人の時間。
虚ろな心は乾ききっていた。活力も湧かず、ただ無気力な日々を送る桜子。
そんな状態が数日続いた、ある日の事だった。
物音に驚き、振り返る桜子。
戸を開けたのは、東京に居る筈の冬吾だった。
飄々としている冬吾は、しばらく世話になると言う。
何か目的が有って来たのでは、と問いかけても答えようとはしなかった。

冬吾が来てから数日後、届いた手紙を読む桜子。
笛子から冬吾に宛てた手紙には、桜子の様子を気に掛け、東京に出てくる事を伝えてくれたか、と書かれていた。
ピアノの鍵盤を適当に弾いている冬吾に、黙って手紙を差し出す桜子。

「東京に呼び寄せる為に来たんだね。」
桜子の問いに、冬吾は別の言葉を返す。ピアノを弾いていないのか、と。
そんな気分になれない桜子。
弾いていない事を知ると、達彦からも「ピアノを忘れるな」と言われたのではないか、そう冬吾は言った。
その言葉に、桜子の感情がはじけた。

「だって弾く気になれない!」強い口調で冬吾に向かう。
祖父も叔母も、亡くなった義母も、これからの人生を考えろ、頑張れと言う。
でも自分の人生って、何処にあるのか。
かねが生きていた時は、一緒に達彦を待つ事に希望が見出せた桜子。
だが、かねはもう居ない。
希望の灯が、消えたのだ。桜子の中で、達彦は死んでしまった。かねと共に。
心から大切だと思える人が、二人共消えてしまった。

音楽が何なのだ、もう何もやりたくない、という桜子。
冬吾は、そんな桜子に言う。
「楽譜を焼いてしまおう。」

楽譜を抱え、桜子の手を引き川原に連れて行く冬吾。
一冊を手に取り、引き裂くと、マッチで火をつけた。
小さな炎、やがて紙の端から勢いよく燃えだす楽譜を、勢いよく川に投げ捨てる。
2冊目を手に取り、引き裂く冬吾。
手書きの譜面が見える。

「止めて」桜子の言葉を無視し、火をつけて投げ捨てる冬吾。
桜子は必死に、川面に浮かぶ楽譜を拾い集める。
止めてと言ったのに、と言って泣く桜子に冬吾は言った。
大事なものが解ったのではないか?桜子の人生は、ちゃんと此処に有るじゃないか。
音楽学校の受験で不合格だった時も、翌日には涙を拭いていたではないか。
あの逞しさが、桜子の本質ではないのか。

冬吾の言葉に、その胸の中で堰を切った様に泣き出す桜子だった。

再び東京へ。
冬吾は先に帰った。東京には家族が居る。
ずっと前、笛子も桜子に言った。
桜子には家族が居る。笛子や冬吾、加寿子、亨。
杏子や勇太郎もいる。

音楽へ希望を求め、東京へ行く準備をする桜子。
だが桜子は、ラジオから聞こえてきた、東京大空襲の模様を耳にする。

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若女将として店に残り、達彦を待ちたい。
桜子はかねが死ぬ前にそういった。確かに義理ではない。
だが、達彦はずっと、店に縛られないでいて欲しいと願っていた。かねも息子の思いを判っていた。
だからこそ、桜子の為に白無垢を用意し、その名の通り一花咲かせて欲しいと手紙を書き残したのだろう。
ここでけじめをつけて、という親心だ。
店に居ても、桜子なら上手くやっていけるだろう。でもそれは、桜子の持ち味を生かす事とはかけ離れている。
音楽を忘れるな、という達彦の願い。
母は、息子の願いを受け継ぎ、息子の嫁になる筈だった娘に、その想いを届けたのだ。

桜子、振り返るな。明日に向かって行け。

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新藤医師はかねを診察後、桜子に言う。
いつ何が有ってもおかしくない、その覚悟をしておくように、との言葉だった。

かねの状態はとりあえず落ち着いた。桜子が部屋に入ると、かねは桜子に言った。
婚約祝いの会で、達彦と連弾していたピアノを聴かせて欲しい、と言うかね。
あの時の風景が、かねの脳裏をよぎる。
二人が結婚して、孫が2~3人産まれて、そして、その子供達が味噌蔵の中を走り回る・・・。
そんな未来を予想していたかね。
桜子はピアノを弾く。
開け放たれた部屋に、ピアノの音が流れ込む。かねはじっと聞いていた。
幸せだった。本当に幸せだった。
これが最後ではない、そう言い残し出征した達彦に、この世で会う事はなかったが、桜子が居てくれた事が、かねにとっては安らぎだった。
ピアノを聴きながら、かねは涙を流す。

桜子はピアノを弾いていた。
ふと、気配を感じた桜子。
振り返ると、達彦が立っていた。
だが、達彦の幻影はピアノに触れた途端、消えた。

かねの部屋。
入り口にじっと立っている達彦の幻。
遂に、迎えに来たのか?
かねは笑顔で、身を起こす。だが達彦の姿は、此処でも一瞬のうちに消えた。

桜子が戻って来た。
かねは自分の死期が近い事を悟っていた。
自分の死後、桜子はどうしたいのかを問うかね。だが桜子は、そんなかねの言葉を受け入れられない。
かねは毅然として言う。今、自分が生きているうちに桜子の身の振り方をきちんとしておきたい。
かねの決意を悟った桜子。
女将の後を継ぎ、山長を守っていきながら達彦の帰りを待ちたい。
義理立てをしているのではないか、かねは念を押した。義理立てではなく、桜子の本心だった。

かねは桜子、仙吉、野木山、タネを集めた。
自分の死後、桜子に女将を継がせる。仙吉と野木山には、サポートを頼む、そういい残すかね。
それを聞いたタネが、自分には何もないのか、と問う。
タネには、店以外の財産を全て譲る、但し店の経営には口出ししない事。
その為の念書を取るかね。
タネは渋々、判を押すのだった。

4人に遺言を残したかねの部屋に、仙吉だけが居る。
ふみが膳に載せられ、風呂敷を掛けられた物を部屋に持ってくる。
二人だけになった後、かねは仙吉に、封筒を差し出した。
この封筒と一緒に、預かって欲しい。
仙吉は、神妙な面持ちでかねの頼みを引き受けた。

遺言を全て残し、憂いの無くなったかね。
その夜、かねは桜子に話しかける。
ピアノを弾いていた時、達彦の姿を見た。あれは迎えに来たのだ、と言うかねに、達彦は帰る、女将さんと待つ、と泣きながら桜子は言うのだった。
達彦は死んだ、母親だから解る。達彦は伸びやかに羽ばたく桜子を好きだった。
もう達彦の事は忘れ、自由に生きて欲しい。
かねの言葉に、桜子はかねの手を握り締める。

ピアノを聴かせて、というかね。
嫌だ。かねの傍に居させて欲しい。子供の様に駄々をこねる桜子に、フッと笑うかね。
「じゃあ、歌を聴かせて。子守唄代わりに。」
かねは静かに微笑む。
桜子は泣きじゃくりながら、埴生の宿を歌いだす。

初春の静かな夜、桜子の歌を聴きながら、かねは永遠の眠りについた。

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昭和19年秋。勇太郎の出征を前に、姉達は弟との別れを惜しむ。
長姉笛子は、勇太郎の身を案じ、出来るだけ安全な処へ、と言うものの、中尉という身分で入隊する以上、部下より先に逃げる訳にはいかない。
死ぬのも厭わない、という勇太郎を、次姉杏子が一喝する。
看護婦として、人が死ぬ現場に立ち会うことが多い杏子。
遺族の嘆き悲しむ風景も、数え切れないほど見てきた。
杏子の言葉に、威勢が良かった勇太郎も黙り込む。

笛子に促され、それまで子供達の相手をしていた冬吾が口を開く。
勇太郎の研究も、自分の絵も他人には理解しにくい。
それだけに、時間がかかるものだ。理解される迄には時間が掛かる故に、長生きをして研究を続けた方が得策ではないだろうか。
そんな意味の事を言われ、それまで反発していた勇太郎の心に、冬吾の「生きろ」というメッセージが沁み込んでいった。

岡崎の家に戻った勇太郎。だが家には誰も居ない。
姉の桜子は、山長での女将代行が忙しく、勇太郎の為に時間を割く事が出来ない。
夕刻、炊事をする磯の隣の部屋で、読書にふけっている勇太郎を、祖父徳治郎がやってきた。
入隊する心構えを説く徳治郎。つい反発する勇太郎を心配する磯。
夜も更けた頃、桜子が帰宅した。勇太郎に声を掛ける桜子。
久しぶりの姉と弟の語らいの時間だった。
東京での姉達の言葉を、桜子に話す勇太郎。
入隊にあたって、私物の本が持ち込めない事を残念に思う弟に、姉は、それを書き写すと言うのだった。

台風が岡崎を襲った夜。桜子は写本に励んでいた。
玄関から誰かの声が聞こえる。
開けてみると、ずぶ濡れになった野木山だった。店に来て欲しい、との言葉に桜子も山長へ急ぐ。
店では、泥まみれの味噌樽が転がっていた。
暴風で搬送用のトラックが横転し、味噌樽が打撃をうけたのだ。
これが全滅だと、山長の損害は計り知れない。
仙吉の言葉に、桜子は買い取ってくれる処を急いで探す。
取引先の一つである、名古屋の漬物屋が了承してくれた。胸を撫で下ろす桜子と野木山。
家に戻ると、勇太郎が写本をしていた。
桜子は弟に代わる様にいう。これは自分が弟に贈る千人針だ、という桜子。
夜を徹して、ドイツ語で書かれた本を書き上げた桜子だった。

翌日、山長のかねの元を訪れる勇太郎。桜子も一緒にいた。
かねは勇太郎に包みを渡す。
開けてみると、毛糸で編まれた腹巻だった。
それは達彦のセーターを解き、かねが心を込めて、勇太郎の為に編み上げたものだった。
かねの脳裏に、外地出征前の達彦の姿が甦る。
これが最後ではない。達彦はそう言ったのだ。
生きて戻って、待っている人の為にも。
かねの言葉と共に、勇太郎は海軍へと入隊していった。

時は過ぎ、昭和20年2月。
かねは窓の外を眺めていた。
桜子はかねの部屋を訪れる。鹿の子寄せと梅の枝を、かねの前に差し出す桜子。
梅の香りで春を感じてもらいたかったのだ。
鹿の子寄せをキレイに食べたかねに、まだまだ元気な事を願う桜子だったが・・・。
部屋に戻ると、かねが苦しんでいる。
かねの姿に動揺する桜子だった。

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確かいっぱい有ったよね。季節に応じて架け替えてると思ったんだけど・・・。
勇太郎が訪れた9月も、鹿の子寄せを食べてた2月も、同じ掛け軸だったような気がする。
掛け軸に気を廻してる余裕も無い状態、ってのが現実なのかな。
達彦が帰ってくるまで、かねさん生きてて欲しいけど・・・。

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昭和18年の暮れとなった。
帳場に居る桜子の耳に、タネ夫婦の部屋からバカ騒ぎをする声が聞こえる。
一旦は無視しようとした桜子。
だが、このご時世で、尚且つかねが床に伏しているにもかかわらず、あまりの無遠慮さに、立ち上がる桜子だった。

タネ夫婦の部屋を開ける桜子の目に飛び込んだのは、芸者を呼んで騒いでいる夫婦の姿だった。
桜子は芸者衆に、このへんで終わりにしてくれ、と言うが、タネは帳場を外されて暇だから、と開き直り、利雄は、忘年会だとふくれっ面で口を尖らす。どこまでも無神経な夫婦だった。
その時、かねが部屋に入ってくる。
芸者遊びを禁止すると、きっぱり言い渡すかね。タネは不服だった。

桜子とかねは、かつての確執など無かったかのように、今では穏やかな関係を築いていた。
商家の長女だったかねは、家を継ぐ為に自由な時間もなかった。妹は洋服姿が似合い、それで逢引に出掛けていたが、かねは仕事でそれどころではなかった。
気ままなタネが羨ましかったかね。
でも、自分もドレスを、死ぬまでに一度は着てみたい。
叶わなかったささやかな夢を、かねは桜子に話した。

その夜、桜子は磯にかねの事を話す。
磯はその夢を叶える為に、真っ赤な上等のビロード生地を出してきた。
早速、サイズを測ろうという磯に、内緒で作ってかねを驚かせたい、という桜子だった。気持ちは判るが、磯としては、サイズが判らない事には作れない。

こっそりとサイズを測る為に、山長を訪れる磯。だがあっさりとかねに見つかる。
何とか上手く誤魔化し、桜子との連携プレーでウエストサイズや着丈を測る事に成功した。
その夜、磯と桜子はドレス作りに取り掛かる。桜子の、かねへの思いやりを磯は微笑ましく見つめていた。

出来上がったドレスをかねに見せる桜子。
そのドレスに驚き、戸惑いつつも嬉しそうな笑顔を見せるかね。
真っ赤な、華やかなドレスを桜子はかねの胸元へ合わせる。
鏡を見るかねの頬は、少女の様に紅潮していた。

桜子の強い勧めに、かねは試着してみた。
そこへ部屋に入ってきたのはタネだった。ドレス姿のかねを嘲笑するタネ。
着替え中だから出て行けという桜子の言葉を無視し、かねのドレス生地が上質だと判った途端、自分達には規制ばかりするのに、かねだけ贅沢をして、と悪態をつく。
桜子は、自分の給料から出した金で作った、というが、タネは憎憎しげに桜子を睨む。
タネに向かって、桜子は店の為に役立っているのに、アンタは何の役にもたっていない、というかね。
その言葉にタネがキレた。
この家を出て行く、といい、赤いドレスを唐辛子みたいだ、と捨て台詞を残して出て行った。
桜子はかねに、出すぎた事をした所為でと、タネが出て行った事を詫びる。
だがかねは、桜子が居てくれるから淋しくないと微笑むのだった。
そして、このドレスを着て写真を撮ろう、と桜子に提案した。
ドレス姿で二人並び、写真に納まるかねと桜子。

時は過ぎ、昭和19年9月。戦局は益々厳しくなっていた。
そんなある日、桜子に杏子から連絡が入る。
勇太郎が海軍に入る事になった。入営の準備の為に、岡崎に戻るから手伝ってやってほしい。
まだ学生なのに、と戸惑う桜子。
繰上げ卒業で、もう学生ではないのだ。
ずっと子供だと思っていた弟が、軍に入る・・・。元気の無い桜子の様子を、かねが訝る。
桜子はかねに、勇太郎の入隊を話す。
それを聞いたかねは、達彦の部屋のセーターを持ってくるように言う。

濃い青のセーター。
かねはじっとセーターを見つめ、セーターを抱きしめる。
そして、かねは一心不乱にセーターを解き始めた。

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かねに冷たくされ、桜子は山長を飛び出す。
有森家に戻った桜子は、磯にかねとの事を話す。暫く放っておけと言う磯。
桜子は磯に語る。
女将さんと、もっと仲良くなりたい。母と呼びたい。
桜子にとっては、かねと一緒に山長で達彦を待つことが、支えになるのだった。
自分がそうしたいと思っていたのだ。かねと一緒に居たい、と。
一緒に居れば、達彦はまだ生きていると信じられる、それは自分の為かもしれない。
そう言う桜子だった。

磯はかねの元を訪れる。野木山が制止しようとするが、振り切る磯は、かねの部屋に入る。
アンタの顔は見たくないというかね。
磯は桜子の件で切り出す。
かねは先日、桜子に言った言葉を磯にも言う。
今後は気心の知れた者に世話してもらいたい。桜子の事は好きじゃなかったけど、達彦が選んだ相手だから我慢していた。
そんな言葉を並べるかねは、磯の前でも虚勢を張っていた。
かねは磯に風呂敷包みを差し出す。開いてみると楽譜が入っていた。
達彦のものだったけど、もう必要ない、桜子に貰ってほしいというかね。
達彦は死んだ。人はいつか死ぬ、自分だって。
自分の死に水を、家族でもない者に取らせるわけにはいかない。
死ぬ時ぐらい気ままにしたい。
気を使いたくない、の言葉に、かねが自分の容体について知っていることを磯は知った。
磯は「桜子の事が嫌いなんだよね」とかねを煽る。
その通りだ、と言うかねに、肩掛けはウチの物なのだから返せと引っ張る磯。
だがかねは、これは自分が貰ったんだから嫌だと言い、肩掛けを胸元で握り締める。
敢えてつれなくした桜子と自分ををつなぐ、ただ一つの温もりを、かねは手放したくなかったのだ。
でも冷たくしないと、桜子はいつまでも此処に居ついてしまう。かねの本心が見えた瞬間だった。
その肩掛けはマサの遺品だ、そう磯は語る。
そんな大事な物をかねにあげたのだ。
桜子はかねを母と呼びたかった、意地を張るな、と磯は言う。
桜子の人生を考えろ、と言ったのはアンタじゃないか、というかね。
かねは本心から、桜子を追い出した訳ではないと、磯は悟った。

かねを見舞った事を桜子に話す磯。磯はかねから貰った楽譜を渡す。
「あんなドケチはもう放っておけ。」とかねの悪態をつく磯の目から、次から次にと涙が溢れていた。

かねは部屋で寝ている。
かすかにピアノの音が聞こえてきた。達彦の部屋からだ。
起き出したかね。
ピアノを弾いていたのは桜子だった。
二度と来るなと言った筈、というかねに、達彦と約束したのだから、そう言われても困るという桜子。
達彦と、もうひとつ約束をした、という桜子。
「おふくろを頼む。」って言われたのだとかねに言う桜子。
かねの表情が動いた。
ピアノを聞いたら、達彦が此処にいるのではと思えないか?

かねは言う。その下手なピアノに達彦を感じられない。
練習する、もっと上手くなる。
達彦と間違えそうになる位、レベルアップ出来るように頑張る。
かねと一緒にいると、達彦が生きていると思える力が湧いてくるのだ。
椅子に座り、達彦の写った写真を眺めるかねの後ろから、桜子が言葉を掛けた。

「おかあさん・・・」

これからは、母と呼ばせて欲しい。
そう言う桜子の言葉に、かねは堪えきれず泣き出した。
かねの肩を抱きしめ、一緒に涙を流す桜子だった


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倒れたかねを診察する新藤医師は、疲れが溜まっているだけだという。
診察を終え、部屋を出ると、見送りにきた桜子には、かねを一度大きな病院で診察させるようにと言う。
腹部に、しこりがあるのが気になるというのだ。

タネと利雄は二人で部屋に居た。達彦の件で散々悪態をついたのに、それが真実だとしたら、寝覚めが悪いというタネ。
だが、利雄は、その状況を自分達に都合がいい様に利用しようと目論んでいた。
利雄の言葉に、タネも何かを気付いた様な表情を見せる。

市立病院で検査を受けるかね。検査後、島本医師は桜子に真実を告げた。
腹部に腫瘍が有り、養生して、最後の時を引き伸ばす。
そういう覚悟をしておくようにと言う。

家に戻ったかねは、桜子に医師の診断結果を聞く。だが桜子は、疲労だと誤魔化す。
だが、かねは桜子の言葉に隠されたものを感じた。
その夜、磯にかねの容態を話す桜子。磯もショックを受けた。
好敵手だったかねは、もう長くない・・・。
桜子は荷物をまとめた。山長に住み込み、かねの看病をするという。
磯は止めようとした。だが桜子の決意は固い。

かねは新藤医師に、診断結果を再度聞く。
誤魔化そうとする医師に、店を束ねる者として、真実を知っておく必要が有る事を語るかね。
その毅然とした態度に、医師も覚悟を決めた。

桜子がかねの元へやってきた。此処に住み込んでかねの世話をする、という桜子をかねは見つめる。
達彦の部屋で荷解きを行う桜子の元へ、寝ていたかねがやってきた。
達彦と未だ結婚していない他人は帰れ、というかね。桜子は言う。
帰ってきたら結婚するから他人じゃない。
そんな桜子に、手紙を読んだ事を告白するかね。達彦はもう帰らない、というかねに、桜子は、かねと一緒に待つ、そう強く言い切るのだった。

かねは妹夫婦と野木山、仙吉を集めた。店の今後について語るかね。
タネ夫婦に、再び店への関与を許したのも、先の事を考えての事だった。

桜子はかねの世話をする。だがかねは、桜子を突き放そうと、その行為にいちいちケチをつける。
こうでもしないと、いつまでも関ろうとするからだ。
だが桜子は一向に気にせず、かねの世話を続けた。

しかし店での持ち場だった帳場も、かねが認めた為、再びタネのものとなり、居場所を失う桜子。
かねの世話には、達彦の又従姉妹、光子が呼ばれていた。
気心の知れた者に世話してもらいたい、とあからさまに桜子を邪険に扱う。
唇をかみしめる桜子。
だが、それは店に縛り付けたくない、という達彦の思いを知っている、そして自らも桜子を解放しようとするかねの思いからだった。

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キヨシから渡された、達彦の手紙。
桜子は震える手で封を開ける。
小さな紙片に見覚えのある筆跡。達彦の文字。

黙って読む桜子の頬を、涙が伝え落ちた。

仙吉に達彦の事を語るキヨシ。仙吉は驚く。
若女将を助けてやって欲しい、と仙吉にそっと頼むキヨシ。
だが、二人だけの話を、ふみがこっそり聞いていた。

夕方。有森家では桜子は部屋の明かりもつけず、ただ黙って、膝を抱えて座っていた。
何も知らない磯が、夕飯の支度をしようとやってきた。
だが、桜子の只ならぬ様子に心配する磯。
桜子は、達彦の手紙を黙って渡した。磯は手紙を開く。

全てを悟った磯。桜子は泣き崩れ、磯に心情を吐露する。
生きていると信じていた歯止めが、この手紙で壊れてしまったのだ。
磯は桜子の乱れる心を受け止め、店は休め、というのだった。
だが、その言葉で桜子は少し平静に戻った。
かねは真実を知らない。まだ知らせてはいけない。
自分が行かなきゃ、不審に思うに違いないのだ。

つらい心を隠し、明るく振舞う桜子。
かねは桜子を帳場に戻し、タネ夫婦には店への関与をさせない事を宣言した。
不服そうなタネ。
だが、ふみが話す達彦の噂話を耳にしてしまう。
ふみに、詳細を聞かせろと迫るタネ。

達彦の部屋で、再度手紙を開く桜子。
そこへ太郎が、宿題を見て、とやってくる。咄嗟に手紙をノートに挟み、応対する桜子だが、いつものように太郎は桜子をからかっているだけだった。

キヨシの再出発。神社で桜子と言葉を交わす。
達彦の言っていた、桜子を店に縛り付けたくないという言葉を伝えるキヨシ。
これから先の事を考え、自分の幸せを考えて欲しい。

女将には、達彦の件を自分から伝えるというキヨシを、桜子は制止する。
時期を見て、自分から話す、という桜子を気遣うキヨシ。

だがその頃、達彦の部屋でかねがノートに挟まれた手紙を読んでいたのだ。

桜子が戻ると、かねが表を掃いていた。
女将さんは休んで下さい、自分がするから、といって桜子は代わる。
秋の夕暮れ、達彦が生まれたのもこんな時間だった・・・と、かねは語りだす。
かねもまた、息子の思い出が溢れて止まらないのだ。
黙って聞く桜子。
手紙を読んだ、かねの歯止めも遂に切れたのだ。
そしてかねは、静かに倒れる。

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誰が封筒に入れたんだろう?達彦は書くだけで精一杯な気がするけど。
預かった人が封をしたんだろうか・・・。

昨日、うっかり公式の次週ストーリーを読んでしまい、ショックを受けた・・・。
そりゃ無いよ~~アタシの楽しみなのにぃ。

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磯は杏子から聞いた「豊橋連隊の大損害」の話をする。
だが桜子は、俄には信じ難い。達彦が帰ってくると信じている身にとっては、磯の話はあまりにも酷だった。
だが、もしもの時を考え、その際は自分がどう生きていくかを考える様に、と諭す磯だった。

翌朝、山長に出勤した桜子。かねの姿が見えない。
タネが「奥で寝ている。」という。
そして、八丁味噌の件は予定通り売る、それは女将も了承済みだと言うのだった。
桜子はかねに真意を聞く。
闇に流すのを了承したのは事実だった。
拓司が亡くなり、達彦が出征してからずっと気が張っていた。
だが、未だに連絡のない達彦の生死すらも判らない。
かねの生きる支えが、折れているのだ。

桜子は達彦の部屋に居る太郎を見つける。
叱る桜子に捨て台詞を残して太郎が飛び出していった。
太郎はノートに九九を書いていた。フッと笑う桜子。
ノートは、達彦が父から譲り受けた、味噌作りについて記されたものだった。
達彦が新たに気付いた事や感じた事が、付け加えられて記述されているノート。
それを持って、再度かねの処に行く桜子。
達彦は必ず帰ってくる、それまであの味噌は売らないでおこう、と女将を説得する桜子だった。

神社でぼんやりと考え事をする桜子を、太郎がからかう。
その時だった。
聞き覚えのある声が、太郎にゲンコツを食らわせた。
「若女将に居候とは何だ!」ドスの効いた声に逃げ出す太郎。

「キヨシ君!」
桜子の目の前に、日に焼けた精悍な顔つきのキヨシが立っていた。
「お久しぶりです。」

桜子は山長にキヨシを連れて行く。
久しぶりのキヨシの姿に、皆が大喜び。かねは、達彦の動向をキヨシに尋ねる。
キヨシの表情が、ほんの一瞬躊躇した。
だがすぐに「大将は、元気にしてます。」と言うのだった。
喜ぶかね、そして桜子。
そんな最中に、闇に横流しする味噌の件で出掛けようとするタネ夫婦と野木山。
達彦の事を聞き、かねの気力が戻った。
タネを一喝し、味噌は闇には流さない、と言い切るのだった。

桜子はキヨシに礼を言う。
キヨシの姿が、そして達彦の状況を聞けた事が、支えになったのだ。
だが、キヨシは意外な事を言うのだった。
先程は真実を言いそびれた。
調査作戦で大きな被害を受けた部隊、達彦も重傷を負った。
そんな過酷な状況の中で書かれた手紙を、達彦は他の兵士に託す。
託された兵士から、更に預かってきたキヨシ。

苦悩に満ちた表情の桜子は、手紙を受け取るのだった。


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山長を掌握しつつあるタネ一家。その横暴ぶりは凄まじい。金庫の番号を変え、帳場を仕切り、納屋の骨董品を売り、果ては野木山を抱き込んで味噌の横流しを図る。
甥の達彦を「もう帰ってこない。」とかねと桜子に向かって言い切る叔母。
お前の血は何色だぁーッ、と、ドツいて倒したくなるくらい憎たらしい一家だ。
大体、居候はオマエラだろうが(笑)
子供の躾はヲマエラでしっかりしておけや、って言いたい処だが、所詮あの親じゃ、クソガキにしか育たんわな(笑)。

かねが弱気だ。いつものかねなら、この程度の小悪人は一掃してしまうのに。
強そうに見えるけど、支えがないと折れそうになるかね。
桜子がしっかりと支えて欲しい、と願う。

そして磯叔母さん、不確定情報を喋るんですか?
喋らなきゃドラマにならないのは判るんだが・・・。

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桜子は未だ、何も知らない。
浩樹が語る"豊橋連隊に起こった事"は、果たして真実なのか。
杏子は愕然とする。

ところで、達彦って階級は?
浩樹の記憶にある(?)のは、よっぽど出世してたのか?
それとも何か関わりがあったのか?謎だわ。

笛子と並んで寝る桜子。
達彦を想う桜子に、万一の事が有っても、あたし達が居る、と言って
妹を抱きしめる笛子。
優しさと、人の温かさがほんわりと伝わってくる。
笛子の温かさが桜子にとって、つかの間の安らぎとなった事だろう。

そして今はもう、鳴らなくなったピアノ。
達彦との想い出がいっぱい詰まった、青春の日々。
初めての連弾。初めてのキス。
いつかまた、ピアノは響く。
冬吾は桜子に前向きな言葉を掛ける。

そして鈴村は、桜子のアレンジした音楽で、息子の感情が前向きになった事を喜ぶ。
表情には出さないが、わざわざマロニエ荘まで出向いて、桜子に礼を言う。
戦争が終われば、真っ先にピアノ線を返す、と言う鈴村は、本当に桜子に感謝していたのだ。

多感な時期に聴いた音楽って、今でもつい聴いてしまう。
でも最近の流行音楽はサッパリ判らない(笑)。2月にケルティック・ウーマンのCDは釣られて買ったけど・・・最近買ったCDって、それくらいかなぁ。

自分が中高生だった頃、大学生、社会人になったばかりの頃は、当時の流行をよく聴いていた。マイナーなのも、好きなのが有ったけどね(笑)
今でもそれを聴くと、ナーバスな気分も浮上してくる。音楽を頼りにする事って、よく有るワタシなのだ。

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最初で最後の、音楽の仕事に没頭する桜子。躊躇しつつも子供の為にと、一旦は仕事を受けた八重。
看護師として、慌しい日々を送る杏子。かつては教師として働いた笛子。出版社で働く薫子。老舗の女将として働くかね。

きらり見てると、女性が働くシーンが多く出てくる。
無償じゃなくて、対価を得る為の労働だ。
会社勤務有り、経営者有り、個人事業主あり・・・。

八重は一旦受けた仕事を、「やっぱり絵を返して、報酬は返すから。」と言った。
う~ん。八重にはまだ余裕があるのかな?
この仕事を受けなくても、お腹の子供と共に生きていけるのか。
切羽詰ったら、生存の欲求の方が先になると思うんだが・・・。
まだ「人としてのプライド」が優先されてる処を見ると、そこまで食い詰めてないらしい。

薫子の言ってる事は、至極当然だと思う。
だが、随分乾いた女になったものだ、とも思う。
あれは本当の感情を殺してしまった、成れの果てなのか。


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ピアノ線の供出・・・それは桜子にとって青天の霹靂だった。
「絶対嫌だ。」と泣きそうな顔の桜子に、笛子は言う。
ただでさえ絵描きの集団として近所から白眼視されているのに、これ以上孤立したくない。
桜子は冬吾に救いを求めるが、冬吾も同意見だった。
桜子に依頼した秋山も、慰問団の仕事が忙しくなってきた。桜子との仕事は、おそらくこれが最後になる。
姉に諭され、桜子も岡崎に帰る決心をした。
その前に、音楽の良さをもう一度判ってもらいたい、と願う桜子だった。

その頃、絵本を描く八重の元に、勇太郎が訪れる。
食料の差し入れをする勇太郎に、感謝する八重だった。
子供を産むことを決めた八重に、嬉しそうな笑顔を見せる勇太郎。
「本当に、真っ直ぐに育ったんだね。」と八重は言うが、何だかバカにされたようだ、と拗ねる勇太郎だった。

描きかけの、八重の絵本の原稿を手に取る勇太郎。柔らかなタッチで描かれた絵。
女性らしくていい、と褒める勇太郎だが、八重の心は複雑だった。

この子が男の子だったら、アタシは絶対、戦争に行かせたくない。
でも自分が描いているのは、胸を張って戦争に行けと仕向ける本なのだ。
八重の言葉を黙って聞く勇太郎だった。

病院では、杏子が浩樹の看護をしていた。
隣の病人には家族が見舞いに訪れる。その光景を静かに見つめる浩樹。
杏子は黙って仕事を続ける。

ふと、浩樹が口を開いた。
「アンタもひとりなのか。」
杏子は浩樹を見た。
「私は一度結婚に失敗している。自分の事は一生自分で面倒見ると決めている。」
杏子の言葉を聞いた浩樹は、自分の身の上を語りだすのだった。

「俺は資産家の娘と結婚した。だか彼女の実家は、俺との結婚に反対していた。未だ来ない処を見ると俺は見放されたらしい。」

ピアノの良さを判ってもらう為に、ヤスジの発案で歌謡大会を企画した桜子達。
鈴村の家にチラシを持って訪れるが、家に居なかった。

その頃、鈴村は病院に居た。
「腑抜けになってしまうくらいなら、いっそ御国の為に散ってくれたら良かったのに!」と怒鳴るが、果たして息子の耳には届いていたのか。

そこへ桜子が現れる。音楽で皆を癒したい、と力説する桜子だったが、鈴村は
「音楽が何になる。この恥知らず!」
そう言って病室を後にした。浩樹はただ、黙っているだけだった。

杏子と話す桜子。
「戦争で心が参ってしまって。家族に見捨てられたと思ってるんだよ。」と、浩樹の事情を語る杏子。

企画した歌謡大会、だが誰も現れない。組長の顔色を伺ってる所為か、誰も来ないのだった。
そこで、ヤスジが場を盛り上げようと「愛染かつら」を歌いだす。

その時だった。ラジオ局の木下がマロニエ荘に桜子を訪ねて来た。
実は秋山が、大雨で列車が不通になり戻れない。

明日までに唱歌の「ふるさと」の編曲をやってほしい、と言う木下。
桜子なら一人で出来る、という秋山の伝言を伝える。
やってみろ、と冬吾も桜子を励ます。

その夜、ピアノでアレンジの仕事に専念する桜子。
それは心に宿った、音楽という名の希望。

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八重がもしも一人だったら、おそらく子供を産む事は考えなかっただろう。
でも八重には、マロニエ荘の仲間がいる。
身近に冬吾&笛子という、子育ての先輩もいる。
こんな時代にでも、子供を逞しく育てている二人は、八重に勇気を与えてくれる。
冬吾は加寿子を抱き、亨を背負って絵を描く。
子供を抱えて絵を描くなんて、傍から見れば大変。
でもそれを、自然体で受け止め、暖かな愛情を注ぐ。そんな父親を優しい眼差しで見る母親。
笛子はすっかり力が抜けて、いい感じになってきた。
そうだよ、夫婦なんだから。何も一人で背負い込むことは無い。

夏の終わりが近い。桜子には岡崎のかねから便りが届く。
秋の仕込みには帰って来て欲しい。かねだって心配なのだ。桜子を頼りにしているかねにしてみれば、早く戻ってきて欲しいのが本音。
桜子だって山長を忘れてはいない。
だが再び始めた音楽が、もう少し東京に残っていたい、という思いを強くする。

そして杏子。看護師(看護婦)として忙しい日々を送る彼女の前に、新たな出会いの予感なのか。
ひとりで生きてる人は他にも沢山いる。杏子もその一人だが、鈴村浩樹はその事を知らない。
妻子に捨てられた己の不幸を嘆き、頑なに心を閉ざす。

どんな事情かは知らないけど、杏子だって前夫の河原に、召使の如くこき使われたからなぁ。
不幸な境遇を体験したり、一人だったりするのは自分だけじゃない、とは判ってても、いざ自分の身の上に降りかかると「何で自分だけが・・・。」と思ってしまうんだろう。

浩樹にも八重みたいに仲間が居れば、良かったのかもしれない。
が、杏子が仲間以上の存在になっていくのだろうね。

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