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守田は悲壮な決意を抱き出征した。自分の分まで絵を描いてくれ、と仲間に言い残し、俺は死んだものと思ってくれ、と八重に別れを告げる。言葉に詰まる八重。
守田の言葉に、桜子は達彦の姿を思い描く。

秋山に仕事が入った。その手伝いを桜子に頼む。ジャズを学ぶ為の第一歩だ。

音楽の話題から久しく離れてたけど、やっと戻ってきたね。これから本領発揮って処かな。
秋山と曲のアレンジをする桜子。覗きに来たのは可愛い姪の加寿子。
「おねえちゃん。」加寿子の言葉に桜子は言う。
「かずちゃんも聞きたい?」
「うん。」頷く加寿子。
桜子は加寿子を抱え、ピアノを弾きだす。じっと聞く加寿子。

秋山を見上げた時の加寿子ちゃんが、めちゃめちゃ可愛い~。

杏子にも新たな出会いが・・・。傷痍軍人の鈴村は、マロニエ荘の隣組組長の息子だった。
病院に来てから誰とも喋っていない。父とも喋らない鈴村の心中は?

そして久しぶりに薫子が来た。「絵の仕事の依頼」と言い残して、菓子折りと資料を置いて行ったが、それは戦争賛美の絵本の原稿だった。
その内容を知って、冬吾も八重も受ける気になれない。

そして後日、八重は、守田の子を宿している事に気付いた・・・。

すっごい下世話な想像でアレなんですが、マロニエ荘で仕込んだのでしょうか。
和之みたいな若い男には、刺激が強そう・・・。
それを言うなら、亨を妊娠した時の笛子もなんだけどね。

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かつて冬吾は、自分の迸る感情をキャンバスにぶつけ、見る者の魂を揺さぶるような絵を描いていた。それはまだ、笛子と出会う前の事だ。
でも今は違う。見る人を和ませるような、柔らかなタッチで描かれた絵。
以前の絵を描き続けるのなら「幸せは毒」ってのは判る。
でも、今の絵なら「幸せでよかった。」って思えるのだろう。

どんな環境でも絵を描き続ける事を忘れない。でも、笛子や子供達を思いやる父親としての自分を忘れない冬吾も、イイなぁと思う。
笛子は何故、あそこまで絵描きの冬吾に固執するんだろう。
絵を描いてる事を強制されるのは(描く方の立場としては)結構ツライぞ。

絵を描きたいと思う時が、いつも有る訳じゃないと思う。
絵を描く為にいろんな物を見たり、多くの人に出会ったり・・・。
様々な出来事が、新たな創作活動への芽となるんじゃなかろうか。
だからきっと、鋳物工場の仕事での体験も、絵描きとしての新たなネタになるのでは、と思う。
下地が無いと、天からも降らないし、地からも湧き出てこないよ。

桜子の曲だって、亨という赤ん坊に触発されて出来てるじゃん。
ただ篭ってるだけじゃ、いいものは作れない。


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ドラマ観ていて、何故か印象に残る風景は、いつも夏。
ヒグラシの物悲しげな音色が、暮色に染まった夏を、より効果的に演出している。

たとえ落ちぶれても、このご時世であっても、敵性音楽のJAZZを演奏する事ぐらいで文句は言わせない、と言い切る西園寺先生。
えーっと、確か華族だったよね。西園寺一族の力って、相当なものなんだろう。

ボロ雑巾の浮浪者だった秋山さんが、こざっぱりした格好で、ひげも綺麗に剃って桜子に再び会いにやってくる。
桜子の曲を知り合いに見せたら売れた、と言う秋山さん。桜子はビックリ。

売れた金の一部で、秋山さんは身なりを整えたのかな。ま、仲介料と思えばイイか(笑)
色んな知人を持ってると、何処でどんなチャンスが生まれるか判らない。
桜子は、恵まれた人間関係を築いてると思えた。
これは多分、桜子自身が持って生まれた個性に惹かれる人が多いのだろう。その最右翼が坊ちゃんだろうけど(笑)
お姑さんのかねさんだって、桜子の存在を認めている。
だからあんな笑顔を見せ、「必ず戻っておいで。」と言えるのだろう。

加寿子ちゃんは可愛いね。まだ2歳くらいだろうけど、全然、人見知りしてないし。
知らない人が大勢居る中でマイペース。
昨日の放送で、かざぐるま吹いて遊んでたのが可愛かった。
今日はJAZZ聴いてニコニコ。ほんっと、カワイイねぇ。

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冬吾、前向きだよね。慣れない力仕事、口の悪い先輩。
組織の中で働くという、初めての経験に戸惑いを感じつつも、そんな辛い中で、前向きな姿勢で物事に取り組む。
そんな冬吾を心配する桜子。
最近の桜子、眉間にシワを寄せた表情が多くて、見ててツライ。
でも、暴走特急だった頃に比べると、随分と大人の女性になった。
前向きな姿勢は昔も今も一緒だけどね。
今日の桜子見てたら、スラムダンクの安西先生思い出した。
「諦めたらそこで終わり。」って言葉には、励まされたな。

で、階段から落ちる冬吾見て、ガンダムのアムロ親父を思い出した、って言ったら不謹慎か?

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杉家の家計も逼迫してきた訳だが、さすがの冬吾も、勇太郎に責められた所為だけが原因では無いにせよ、ついに自分も現金収入を得ようと働き出した。
工場長と女性工員。アクの強そうな新キャラが出てきたね。
冬吾との絡みで、どんな展開になるか楽しみ。

で、松尾。
久しぶりっ!元気そうだな、髪のハネも相変わらずで(笑)
西園寺先生は、少し痩せたみたいだ。
かねさんはいつも元気。明るい女将さんの声を聞くと嬉しくなる。
桜子に接する態度が、実の娘みたいで、なんかイイ感じになった。
話変わるけど、秋山さんの浮浪者っぷりが妙にリアルで・・・。

しかし、鋳物工場の仕事と西園寺先生、このつながりが想像つかん・・・。
工場長と先生が知り合いなのかな??音楽つながりとか?
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かな~り時間足りないので、思いついたままの羅列で失礼しました。
週末に時間取れたら、もう少し細かく書きます。多分。

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すっかり音楽と疎遠になってた桜子に、再びチャンスが?
忘れてたわけじゃないよね、音楽の事。
ピアノを忘れるな、って達彦にも言われてるしね。

で、西園寺センセイ出てくるなら、松尾も出る?
るり子は?
あのまま消してしまうのは惜しいキャラだ・・・。

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冬吾がヤスジに、戦争をテーマにした絵を描かせる為、言った言葉。
アタシは「御霊を描け。」って言ったと思ってるんだけど。

戦争画に御霊描いて、特高に引っ張られないか?
と、ドキドキしてた。

なるほど、あの亡くなった兵士が御霊で、刺さった銃は墓標だな。
と思ってるんだけどねぇ。
ま、解釈はそれぞれ違うんだろうね。

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美術展の開催前。特高と内務省の役人が、展示作品の検閲に来た。
1枚の絵の前で立ち止まる特高。
それは包帯でぐるぐる巻きにされ、倒れた兵士だった。傍らに穴の開いた鉄カブトが転がり、銃が地面に突き刺さっているものだった。

もっともらしい説明をするのは守田だった。ヤスジは武漢で見た風景を、そのまま描いていたのだったが・・・。
とりあえず、美術展は開催された。

多くの人たちが訪れる。その中には岡崎から上京した磯の姿も有った。
磯を見かけたヤスジが桜子に茶化す。
だが、それに輪を掛け「愛です。」と大げさに表現する桜子だった。

磯は和之の絵の前に立っていた。
黙って見入る磯。
ふと、隣に立つ人影。磯はそれが誰だか判っていた。

「いい絵でしょう。」
磯は隣の鮎川に声を掛けた。
鮎川も息子の絵を見ていた。

「まだまだだ。あと3年は精進しないと。」という鮎川。
磯は鮎川に言うのだった。
「その言葉、あなたからあの子に言ってください。」
自分は約束を守る、和之に会わずこのまま帰る、と磯は鮎川に言い、会場を後にした。

磯を追いかけてくる一人の姿。和之だ。
驚き振り返る磯。
「顔出さないで帰るなんて。」和之は息を切らせ、笑顔でいう。
素直に育った息子の姿。磯は嬉しかった。
展覧会が開けたのも、色々と応援してくれた磯のお陰と言い、1枚の絵を差し出す和之。
磯は風呂敷包みを開けた。
マロニエ荘で初めて見た、和之の絵だった。
僕の絵を好きだ、って言ってくれた人、初めてだったと和之は言った。
「また芋の煮っころがし作ってください。」
和之の屈託の無い願いに、磯は言葉が出なかった。
「図々しいか。」和之は決まり悪そうに笑った。
違うのだ。磯は嬉しさで胸がいっぱいだった。

「じゃあ、また!」和之は会場へ戻った。
磯は堪えきれず、涙で顔をグシャグシャにしていた。本当に嬉しかった。

翌日、会場に再び特高が現れ、展覧会の中止が決まった。
その夜、冬吾達は祝杯を上げる。たとえ1日でも、自分達の表現する場を得られた事が、彼等にとっては勝利だったのだ。
皆が盛り上がるのを他所に、杏子は桜子にそっと言うのだった。
「亨ちゃんの目、見えてないかもしれない。思い過ごしならいいけど・・・。」
姉の言葉に、桜子の表情が曇った。
その時、笛子が酒を買う為、一升瓶を抱えてきた。笛子は未だ何も知らない。
笛子は桜子に言った。
「そろそろ自分の事を考えなさい。」山長に戻れという姉に、明日1日だけ子供の面倒を見るから、という桜子だった。

翌日の夕刻。
甥と姪を連れ、出かけていた桜子が戻ってきた。
部屋に入る桜子。それまで夫婦水入らずの時間を過ごした冬吾と笛子。
桜子達を笑顔で迎えた。
だが桜子の沈痛な面持ちは変わらない。

桜子は改まって、姉夫婦と向き直る。
「今日、亨ちゃんを目の病院に連れて行った。」桜子は言った。
その言葉に、怪訝な表情の笛子。

「網膜炎という病気で、目が見えなくなるかもしれないから、精密検査が必要です。」

桜子の言葉は、姉夫婦にとって、思いもよらない衝撃となった。


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後を継がせたい父。自分の道を歩みたい息子。
磯は自分の手で育てられなかった息子へ、せめてもの願いを叶えたかった。
鮎川の後を追いかける磯。

喫茶店で、磯は鮎川に必死で食い下がる。
「あの子に絵を描かせてやってほしい。」磯は必死だった。
だが鮎川は認めようとはしないのだった。

マロニエ荘にて。新美術協会のメンバーは、鮎川周助の提案に皆、難しい顔つきだった。
「俺さえ諦めれば、皆が助かるんですよね。」
和之が言う。だが冬吾は、和之だけが発表の場を失うのを許せなかった。
自分達の力で何とかする為の方法。一番やりたくない方法なのは、判っていた。
だが冬吾は、敢えてヤスジに言うのだった。
「戦争画、描いてくれないか。」

ヤスジの精神は、どうしても戦争賛美を受け付ける事が出来なかった。
そんなヤスジに冬吾は言う。

「御霊を描け。」

その言葉に、ハッと気がつくヤスジ。
それは「一億総火の玉」みたいな勇ましいものだけが戦争画ではないのだ、というヒントだったのだ。

「お前にしか描けない、御霊を。」
冬吾の言葉を受けたヤスジの目に、生気が甦った。

俺さえ諦めれば・・・と言った和之は部屋に居た。
そこに磯が手料理を持って現れる。
芋の煮っころがしを差し入れる磯だった。
和之の絵を眺め、褒める磯。和之は磯の励ましが嬉しかった。

3ヵ月後の展覧会に向け、各自新作に取り組むメンバー。
その頃、笛子は杏子に亨の事で心配事を打ち明ける。
だが杏子は、色んな赤ん坊がいるから、と姉を安心させるのだった。

「美術展には勇ちゃんも誘おう。」
だが桜子にとって、笛子は意外な事を言うのだった。

勇太郎は冬吾を嫌っている・・・。

岡崎では、そんな姿を微塵も見せたことの無い勇太郎だったのに。
勇太郎の心境に何が有ったのか。
このご時世に、絵を描いている姿が許せなかったのだろうか。
だが笛子は知っていた。冬吾だって、絵を描く事、つまり自分を表現する事で、世間と戦っていたのだ。
だが、先の事はどうなるか判らない。
不安な思いを抱えている姉を励ます妹達だった。


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シュールレアリズムってよく判りません(笑)
絵を見るのは好きだけど、超現実主義って、私にとっては不思議な世界。
想像の翼を広げ、その自由な発想をキャンバスにぶつける、って事?

風景画や静物画の方が好きな私。もー凡人でいいよ別に(笑)

あ、八重の好きな?モリタさんって「守田」なのね。
森田じゃないんだ。ふぅ~ん。

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特高は絵を乱雑にチェックする。和之の絵を床に落とした。あるいは故意に放り投げたのか。
和之は怒るが、何を描いたのか説明してみろ、という特高に答えることが出来ない。
代わりに冬吾が言うのだった。
「説明出来ないものを描くのが絵描きだ。」と。

こんな絵ばかりでは展覧会は開けない、開きたければ戦争画も入れなければ認めない。
特高はそう言い残し、帰っていった。

桜子は和之の絵をじっと見ていた。
どこが悪いのかさっぱりわからない、という桜子。
フランスでは、シュールレアリズム=左翼思想と結びついている、それが目をつけられている遠因かもしれない、と語る和之だった。

桜子と和之の話を扉越しに聞いている磯。
その時だった。磯も、聞き覚えのある声が、和之を呼んだ。
「鮎川和之は、こちらにおりますでしょうか?」

それは和之の父、鮎川であった。狼狽する磯は、すぐさま身を隠した。
和之は玄関で父と対面する。
何が何でも連れ戻そうとする父、自分を貫こうとする息子。
桜子の脳裏に、ずっと前に此処で見た光景と重なった。

親子のいさかいに、耐えかねた磯が飛び出す。
鮎川の顔色が変わった。

磯と鮎川は喫茶店に居た。
かつて、二度と和之に会わないと約束した筈の磯が、なぜ一緒にいるのか。
「偶然だ。」と鮎川の疑問に答える磯。
桜子から和之の名を偶然聞き、気になって出てきたが、名乗り上げるつもりは無い、
そう語る磯だった。

桜子は笛子に疑問をぶつける。
なぜ鮎川の顔色が、磯を見た途端変わったのか。
なぜ和之に、異常な程に構うのか。

鮎川の職業が貿易商と知り、思い当たる節のある笛子だった。

磯が戻ってきた。鮎川の頑固さを語る磯に、桜子は自分の疑問をぶつけた。
黙り込む磯。だが、重い口を開き、鮎川との過去を語りだす。

桜子と笛子は、叔母の隠された秘密を初めて知った。
叔母の息子への思いを知り、胸がいっぱいになる二人。

後日、鮎川は再び和之の前に姿を現す。
絶対に帰らない、という和之に、鮎川はある提案をする。
それは、和之が絵筆を折り、貿易商を継ぐなら、他のメンバーには展覧会への便宜を図っても良い、というものだった。
苦悩する和之。
桜子はただ黙って見つめるのだった。

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笛子は今も昔も変わっていない。人の本質なんて、そう簡単に変わるとも思えない。
ただ、優先順位は昔と変わっている。
母が死んでからずっと、笛子は幼い妹達の面倒を見てきた。
かつては、有森の家族の事を第一に考えてた笛子。
だが今は、新しい家族がいる。夫の冬吾や娘の和子、息子の亨だ。
笛子にとって最優先するのは、もはや自立した妹達ではない。杉家の人々だ。
だから、桜子が申し出た嫁入り衣装の売却も受け入れるのだ。

桜子は違う。山長の人々も、有森家の人々も、桜子にとっては同じポジションにある。
まだ結婚していないから、そうなのかもしれないけど。

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笛子は磯と桜子の手助けを借り、元気な男の子を産んだ。
ヤスジを警察から引き取りに行っていた冬吾も戻ってきた。
「亨」と命名する冬吾。

その夜、勇太郎や杏子も集まり、磯が手料理を皆にふるまう。
和之には飯を山盛りにつぐ磯。磯は自分の息子だと気付いているのだが、誰も知らない事だった。
宴もたけなわの頃、ヤスジの絵を巡っていさかいが起こる。戦争画を描いてるのが許せないのだ。だがヤスジも好きでやってる訳ではなかった。
好きな絵を描いても発表する場所が無い・・・。

桜子は、展覧会の費用の足しに、自分の嫁入りの為に先日残した着物を、再度姉夫婦に売るよう提案する。
冬吾は断るが、笛子は桜子の好意を受け入れるのだった。

展覧会に向けて精力的に活動するメンバー。
その様子は周囲に広がり、妙な集会活動ではないかと疑われるものの、磯が機転を利かせ、事なきを得ていた。

磯の和之に対する態度は、周囲から見れば、年下の男に恋する女だった。
誰も知らないが、母親なのだから、和之だけにやたらと構うのは仕方なかった。

その夜、絵を調べに特高がやってきた。特高は乱暴に絵を検閲していく。
和之は怒るが、それを止める冬吾。
そう、今は「絵描きは能無し」と蔑まれる悲しい時代だった。

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「杏姉ちゃんのお産、見たことあるからダイジョーブッ!」
桜子らしい"火事場の馬鹿力"発言である。いっそ磯が現れなければよかったのに、なんて言ったら笛子に怒られそうだな(笑)。
でも、料亭の味に負けない、と言い切ったり、海軍相手にたんか切ったりする桜子だもんなぁ。
"初めての助産師"体験も、何とかしてしまいそうなパワーが、今の桜子にはある。

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長い間の無理がたたり、倒れた笛子。往診した医者は桜子に言うのだった。
よく休んで栄養を取る事が大事だ、と。

冬吾は笛子に「気付かなくてすまない。」謝る。だが、笛子は微笑みながら、
「あなたの本分は絵を描く事。」というのだった。

和之が心配そうに笛子の様子を伺いに来た。食料を食べ尽くした事を詫びる和之。
絵の具を買う為に、芋1コで飢えを凌いでいたのだ。
そんな和之を黙って見る桜子。
そして冬吾も改めて、桜子に謝るのだった。

桜子は台所で、笛子の食事を用意していた。岡崎から出てきた桜子に礼をいう杏子。
しかし桜子は溜息をつく。

「あんなに持ってきた食料も、すぐ無くなるし・・・どうやったら笛姉ちゃんを助けられるのだろう。」

「岡崎の家にある着物を売ろう。このご時世、いっぱい有ってもしょうがないでしょ。」と杏子は言うのだった。

数日後。
磯に頼んで送ってもらった着物のお礼の為に、電話で桜子は礼を言う。
磯に東京の状況を話す桜子。
話の中で出てきた「鮎川和之」という名を聞いて、磯の顔色が変わった。
そして桜子に、「鮎川和之」の特徴を聞くのだった。

電話を切り、幼い和之の写真を懐から取り出し、眺める磯。
東京で別れて以来、片時も離した事は無い写真だった。

マロニエ荘。
磯から送ってもらった着物をひとつずつ眺め、懐かしむ笛子と桜子。
その中の1枚に、桜子も見た事が無い上等の着物があった。
笛子は桜子に言う。
それは母が父と駆け落ちした時、徳治郎が送った嫁入りの着物だった。
しかし母は、袖を通した事は無かったらしい、と語る笛子だった。

この着物は、桜子の嫁入りの為に残しておいたのだ。
達彦が戻るまで仕舞っておこう、という笛子の横顔を、じっと見つめる桜子。

だが残りの着物は全部売る。売り上げの半分は生活費、残りは絵の具代にする。
厳しい表情の笛子に桜子は言う。
「絵の具を買う、って事は、食費を削る事だよ。」

戦争に協力する絵を描かない限り、絵の具の配給も受けられない。
笛子は、自分の画風を守る冬吾を助けたい一心だった。
桜子は笛子の決意に、このままでは姉の身が持たない不安を増大させていた。

和子は、自分達が幼い頃に食べていた甘い菓子の味を知らない、と言う笛子。
不憫だね、と言って娘を抱きしめる笛子を見つめる桜子。

その夜、桜子は冬吾に言うのだった。
姉の事、もう少し考えてくれ、絵描き以外の仕事で収入を得て、笛子の負担を減らしてくれ、と。
だが冬吾は言う。
肋膜に影があって兵役免除となったが、この時代、いつ兵隊に取られるか判らない。
片手になっても、残った手で絵を描くが、死んだらおしまいなのだ。
「俺には今しかない、わかってくれ。」という冬吾に、桜子はそれ以上、何も言えなかった。

後日。山長の野木山と電話で話す桜子。そちらの様子はどうか、と問う桜子に、
「何とかやってる」という野木山。だが若女将がいないと淋しい。
特に怒ったかねをなだめられるのは桜子しかいない、と語る野木山だった。
桜子は、おちついたら帰ると言い、電話を切った。

マロニエ荘に戻ると、笛子がしゃがみ、洗い桶で洗濯をしていた。
そんな姉を慌てて止める桜子。
笛子は無理しないでくれ、自分がやるから、という桜子だった。

そこへ飛び込んできた和之。慌てた様子で、息を切らしている。
「ヤスジが捕まった。拘置されてる。」という和之の言葉に、冬吾が出てきた。

「警察へ行って来る。」と言い残し、冬吾は警察へ向かった。
笛子は、よくあることだと桜子に言う。
夕飯の支度をしようと和子の手を引き数歩だけ歩いたが、そのままうずくまってしまった。

駆け寄る桜子に「来たみたい。」と言う笛子。どうやら産まれそうなのだ。
慌てて杏子を呼びに行かせ、姉を気遣う桜子。
笛子の顔が苦痛に歪んでいた。

だが杏子は手術中で、直ぐには連絡が取れない。
そう言って戻ってきた和之に、桜子は言う。

「お湯沸かして、さらしと脱脂綿とはさみ用意して!」
そして笛子にいうのだった。
「杏姉ちゃんのお産、見たことあるから大丈夫っ!」

「どこが?」笛子は桜子に言う。
桜子で大丈夫なのか・・・笛子が不安になったその時、磯が現れた。
「叔母さん!」
安堵の色を浮かべる笛子と桜子。
そして、笛子のお産が始まったのだった。


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でも昔は、酒と言えば日本酒だよねぇ。今日の酒盛りのシーン見て思った。
それにしても酷いよ~。大きなお腹抱えて酒の配給受けに行く笛子見た後で、大の男達は中で喋ってるんだもん。
自分が飲む分は自分で取って来い!って今の時代なら言うだろうな、きっと。

そして今日も、かねさんはツンデレっぷりを披露して下さいました(笑)
私は、こんなカワイイかね母さんがダイスキです。


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達彦を見送って1年半後。日本は太平洋戦争へ突入していた。
最初は華々しい戦果を見せたのだが・・・。
昭和18年、町のあちこちには"ゼイタクは敵だ"のスローガンが掲げられている。
山長は細々と営業を続けていた。しかし配給物資といえば、味噌屋の原料とは縁の無い物も多く、その度に知恵を絞って何とか凌いでいた。

達彦からの手紙は、1年以上も途絶えている。
毎日、桜子は手紙を待っていたが、一向に届く気配は無かった。
そんなある日、次姉の杏子から手紙が届いた。笛子や勇太郎の近況も綴られている。

桜子は、状況を想像しながら手紙を読んだ。
杏子はもうすぐ正看護婦へと昇格する。
そして勇太郎は帝大生となり、毎日勉学に勤しんでいる。

桜子は読み進めた。
実は、杏子は桜子に頼み事をしていたのだ。
それは第二子を身ごもっている長姉、笛子の事だった。

臨月間近にもかかわらず、毎日絵描きたちの世話をし、食べるものもロクに食べず、あれでは身体が持たない。
出来れば出産して落ち着くまで、桜子に手伝いをして欲しい。

姉の依頼に応えようと、桜子はかねに東京行きの件を頼んだ。
だが、かねは難色を示し、桜子の東京行きを認めようとはしない。
そんなかねに、職人頭の仙吉が助け舟を出した。
そして、番頭の野木山も桜子に援護射撃をする。

二人からそこまで言われては、かねも認めざるを得なかった。
かね自身、山長の為に尽くしてくれる桜子が、このまま居なくなってしまうかもしれない、と思うのが怖いのだろう。

「落ち着いたら必ず戻っておいで。」
かねは桜子に念を押した。桜子は大きく頷いた。
かねは言った。
「何かと物入りだろうから、仕送りしてあげるよ。」

淋しい気持ちを抑えて、皮肉を言いつつも暖かい言葉をかけてくれる。
そんなかねの心遣いに、桜子は感謝した。

食料を山のように抱え、桜子は上京した。
マロニエ荘に着いた桜子。
何年ぶりだろう、懐かしさのあまり、建物の前で佇む桜子。
その時、笛子と八重が一升瓶を抱えて出てきた。

「桜子は中で待ってて。」笛子は言った。
「お姉ちゃん、そんなお腹で何処へ?」
桜子の声が不安そうになる。

「お酒の配給があるから、取りに行ってくる。」
八重と二人、慌てていく笛子を見送る桜子だった。

桜子が中に入ると、冬吾やヤスジ、他には若い画家が居る。
彼らは絵について熱く語り合っていた。
桜子の姿を見つけ、久しぶりだと喜ぶ冬吾とヤスジ。
マロニエ荘の雰囲気は、桜子が居た頃と変わっていた。
今では新美術協会を立ち上げ、此処を拠点として活動している。

桜子の持ってきた食料を見ると、若い絵描き達の目の色が変わった。
冬吾はそれで料理を作るよう、桜子に依頼した。

夜遅くまで酒を飲み、大騒ぎする絵描き連中。
二階では笛子が長子を寝かせようとするが、五月蝿くて寝付けない。

「いつもこんな調子なの?」桜子はかなり憤慨していた。
そんな桜子に笛子は言った。
「そうでもないよ。」笛子は微笑んだ。
そんな笛子に、疲労の色が滲んでいるのだった。

翌朝起きた桜子は、自分が姉や姪の為に持参した食料が、全て食べ尽くされているのをみて茫然とする。
苦労して岡崎から持参したのに、姉の口に入ることなく無くなってしまったのだ。
桜子は冬吾に怒りをぶつけるのだった。

だが、そんな桜子を制止する笛子。
皆、絵を描く為に苦労しているのだ、そう語る笛子だったが、長い間の疲労が積もり、突然倒れる。
驚く冬吾と桜子だった。


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達彦、ついに外地へ。昨日は朝からBS観て、8:15の地上波見て、9:30からのBS1週間分観て、昼の地上波再放送観て・・・。
録画したのも観てたよ(笑)
愛する二人の別れも美しく、切なかったです。
しかし私がどうしても"弱い"のは、親子とか、師弟の別れのシーン。
かねが涙する姿に、ついついこっちまで涙腺がゆるんで・・・。恵子さん、上手すぎる~。
自分が東京へ行けば良かったかも、の辺りのやりとりは「もぉダメ、私ヤバイかも。」なんて思いながら観てました。

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「有森!」
先に気付いたのは達彦だった。駆け寄る桜子。
窓から身を乗り出す達彦だったが、すかさず乗車口まで駆け出す。桜子も後を追う。

二人は会えた。
達彦は、桜子に感謝の言葉を述べた。
「ありがとう。」さらに達彦は続けた。

「無理するなよ。」
店の事を色々気遣ってくれた桜子への、感謝の言葉だった。
汗まみれの桜子の顔が、笑顔でいっぱいになった。

「店の暖簾を守るなんて事、考えなくていい。」と言う達彦に、判っていると答える桜子。
でもそうじゃないのだ。
伝統とか、そういうのじゃない。
山長に出入りするようになって、いろんな人と交流を持ち、桜子は成長していたのだ。
「家族が増えたみたいで、皆が自分にとって大切な人なんだよ。」
大切な人の為に頑張っただけ、という桜子に達彦は、「そうか。」と言って頷いた。

達彦は桜子に、ひとつの頼み事をするのだった。
「何?」と問う桜子に、達彦は言うのだった。

「"さくらこ"って呼んでいいか?」

達彦の、あまりにも可愛く、ささやかなお願いに、桜子は大きな笑顔になった。
「そんなお願い?うん、いいよ。」

「桜子。」
少し躊躇いがちに、桜子の頬に触れる達彦。
桜子は、達彦の大きくて繊細な手の感触を頬に感じていた。
かつては、ピアノのライバルとして競い、今は愛する人の温かな手。

列車が動き出した。列車と共に歩く桜子。
「元気でな。」
達彦は、精一杯の言葉を探していた。
達彦の目を見つめる桜子。

「達彦さんも元気で。」という桜子。達彦の目が涙で滲む。
徐々に列車の速度が上がる。それに合わせて、駆け出す桜子。

「おふくろを頼む。」
達彦もまた、駆け出す桜子をじっと見つめる。
「わかった。」走る桜子。
走って、走って・・・ついにホームの端に着いた。もうこれ以上走れない。

達彦は声を振り絞って、全力で叫んだ。
「ピアノを忘れるな。」

「え?」桜子は聞き取れなかった。

「音楽を、忘れるなーっ!」

達彦の、桜子への心からの願い。
大きな声で叫ばれた"音楽を忘れるな"という想い。

その想いは、今度は桜子に届いたのだった。
桜子は涙で溢れる瞳を拭おうともせず、達彦の乗った汽車を見送っていた。

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ボーッとしている桜子は、野木山に声を掛けられ、ハッと我に帰る。
野木山は言うのだった。
「ここは自分が何とかしますから、若女将はお帰り下さい。今帰らないと大将に会えないですよ。」

心配そうな野木山に、桜子は言うのだった。
「もし達彦さんだったら絶対に途中で仕事を投げ出したりしないでしょう?私は達彦さんの代わりで此処に居るのです。」
そう語った時、大村少佐が入ってきた。遅くなったことを詫びる少佐。
山長の代表としての打合せが始まった。

その頃、岡崎では達彦がかねの作った鹿の子寄せを食べていた。
「うん、美味しかったよ。」

その言葉にかねの表情がほころんだ。
「おタミのようにはいかんけど、母さんの手料理も捨てたもんじゃないでしょう?」
達彦はかねをみて頷いた。
そしてきちんと正座をし、かねに言うのだった。

「もうそろそろ行かんと。」
かねが心配そうな表情に変わる。まだ桜子が戻っていないのだ。
「桜子さんは?あの人が帰るのを待たなくてもいいの?」
だが達彦は言うのだった。

「もう時間がない。連隊に戻らんと。」
そして立ち上がり、部屋を出た達彦にかねが言うのだった。

「お母さんを、恨んではおらんか。」というかねに、達彦は振り向いた。
かねは続けた。
「お母さんが東京に行って、あの人が此処に残ればよかったかもしれんね。」
達彦に、桜子を会わせてあげられなかった事が心の隅に引っ掛かっているのだ。
そんなかねに達彦は言うのだった。

「そんな事ないよ。」微笑む達彦。

「これが最後じゃないんだから。」という達彦に、かねは涙が溢れて止まらなかった。
かねは、達彦の胸に顔をうずめて嗚咽した。

達彦は、自分に言い聞かせていたのだ。
これが今生の別れではない、俺は必ず生きて帰ると。

夕刻、山長の店先では、ふみが落ち着かない様子で外を伺っていた。
黙ったまま、険しい顔で一点を見つめる仙吉。
帳場に座ったものの、心配そうな表情のかね。

誰もが桜子達の帰りを待っていた。

その時だった。
店先のふみが、桜子達に気付いた。「帰ってきました!」
店に駆け込む桜子と野木山。
桜子は息を切らし、かねに言った。
「達彦さんは?」

かねは言った。
「岡崎の駅!行き違ったんだね。早う行き!今なら間に合う!」
その言葉に、気持ちは脱兎の如く駆け出す桜子。だが、着物なので上手く走れない。
かねは飛び出した桜子の後姿を、祈るような思いで見ていた。

岡崎駅に着いた桜子。泊まっている列車の窓から中を伺う。
息を切らし、達彦を追い求め、必死になってその姿を探す桜子。
その時だった。

(つづく)

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出征を前に、達彦の一時帰郷が決まった。
かねは、息子の好物である鹿の子寄せの材料を買い込み、桜子はレコードを揃え、ピアノを磨く。

二人が店に戻ると、野木山が電話で誰かと話していた。
「ええっ、本当ですか。それは有難い話で御座います。」

電話を切った野木山はかねに言うのだった。
かねと桜子が営業に訪れた東京の海軍省からで、味噌を試験的に導入したいという。
場合によっては大豆の特配をしてもいい、と。
先日とは随分対応が違うので、不思議に思うかね。

そんなかねに野木山は続けた。
海軍で、潜水艦に積み込んだ味噌が腐る事故が発生した。
その件で、大村少佐が先日の桜子の話を思い出した。八丁味噌は水分が少なく、腐りにくい。

「やったじゃないの!お手柄だわぁ!」大喜びのかねは、桜子の背中をバシバシ叩く。

だが、打合せは明後日。
それは達彦の帰郷の日と重なっていた。一転、顔を曇らせるかね。
「その日は達彦が帰ってくるから行けない。」

そんなかねに桜子が言う。
「アタシが行って来ます。明日発って、明後日の朝一番で打合せをすれば達彦さんにも会える。」という桜子を、かねは済まなそうに見ていた。

そして、達彦帰郷の日。
軍服姿の達彦が、山長の前に立っていた。敬礼し、大きな声で達彦は挨拶をした。
「ただ今、帰りましたっ!」
敬礼する達彦。店の衆が一斉に応対する。
「おかえりなさいませ。」

かねが待ちかねたように、家の奥から出てきた。

「お帰り達彦。アンタの好きな鹿の子寄せ作ったんよ。西瓜も冷してある。それともお風呂入るか。」

矢継ぎ早に語る母に、達彦は言った。
「有森は?こっちで待っておくように、手紙に書いておいた筈だけど?」
かねは黙り込んだ。代わりに答えたのは仙吉だった。
「若女将は、商談で東京に行っております。」

「商談?」
一体どういう事かと、かねを見る達彦。だがかねは、達彦の視線を逸らして俯いていた。

達彦は仙吉と味噌蔵に居た。
仙吉は桜子の奮闘振りを、達彦に語った。
「八丁味噌が作れないと騒ぎになった時、若女将は店の者の事を、必死になって守ってくれました。」

更に、仙吉は大豆の袋を見せた。先日、桜子が自分に言った言葉を語る仙吉。
「これで味噌を仕込み、何が有っても守り抜くように、と。」
達彦は黙って聞いていた。
桜子が、山長の為に必死で頑張っている事を、達彦は理解したのだ。

自室でレコードを聞く達彦。桜子への想いが駆け巡る。

一方、桜子は野木山と共に、海軍省に居た。二人は朝からずっと待たされているのだ。
暫くして、ドアの開く音がした。立ち上がる二人。

だが、それは大村少佐がもう少し遅れる、と、詫びに来た部下の兵士だった。
頭を下げる桜子と野木山。
そして桜子は、じっと黙って座っているのだった。
そんな桜子の様子を心配そうに見る野木山。

達彦はレコードをずっと聞いていた。大の字になった達彦の横には、桜子から貰った帽子が置いてある。
達彦の脳裏に、白い衣装の桜子との連弾風景が甦ってきた。
もっと以前・・・それは東京での、初めての連弾をした時の想い出までもが達彦の胸を締めつける。
音楽学校に通っていた時、桜子から貰った帽子。
それは、桜子が自分に対して、初めて好意を示した瞬間だったのだ。
達彦はたまらず、帽子で顔を覆った。

そして桜子もまた、達彦への想いが心を熱くしていた。
入営前の夜、ふたりで楽しんだ線香花火。
月明かり、初めてのキス。

(つづく)

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かねと桜子の目に飛び込んだ光景。
新聞広告を見て、最後の八丁味噌を手に入れようと並んだ人々の列だった。
「2時間かかって歩いてきたんよ。少しだけでも分けて欲しい。」と言った老婆もいる。
並んだ客に感謝の気持ちを込め、かねは挨拶をした。
統制価格が決められ、今まで通りの八丁味噌が作れなくなった事を詫びる。
そして必ず、山長は復活する事を当主に代わり約束する、とかねは言うのだった。

味噌を買い求める行列が続く中、キヨシは桜子にある願いを託していた。
桜子は仙吉を味噌蔵へ呼び出す。仙吉が行くと、そこに有ったのは一袋の大豆だった。

「冬になったら、この大豆で味噌を仕込んでもらえませんか。」

最後の一桶だけ、本物の八丁味噌を仕込む。
それを戦争が終わるまで大事に寝かせて置く。その桶の管理を仙吉に頼みたい。
それはキヨシの案だった。

仙吉は胸がいっぱいで、言葉が出なかった。
頷く仙吉。
「若女将には負けました。」

キヨシの方を見ると、一心不乱に脱脂大豆で味噌を仕込んでいる。
仙吉はキヨシに声を掛けた。
「明日入営なら、親戚周りとか、色々有るだろう。家族の傍に居ろ。」

だがキヨシは言うのだった。
「俺にとっては、店の衆が家族で、アンタは親父だ。」

キヨシには、山長で過ごす時間が何よりもかけがえの無いものだったのだ。

仙吉は、キヨシの仕込んでいる味噌にアドバイスをするのだった。
「脱脂大豆は水分が少ない。もう少し足さんと。」
塩水の味を見て、さらに塩を入れる仙吉。
「お前の持ってきた大豆の行く末を見守らなければな。」
それは仙吉の、辞職撤回宣言だった。それを聞いたキヨシは笑顔で頭を下げた。

「店に戻ってくれるんですか。」

そしてキヨシは続けた。
「俺、御国の為に役立って参ります。」そう言ったキヨシに仙吉は言うのだった。

「お前みたいなおっちょこちょいが、御国の為に役立つものか。お前の役立つ場所は此処だ。生きて必ず戻ってこい。」
仙吉の暖かい激励に、キヨシは泣きながら、ハイと返事をするのだった。

桜子に郵便が届いた。達彦からの手紙だ。
訓練の様子が記された手紙に、味噌の事が書かれていた。
「水分が少ないから、炎天下で持ち歩いても腐りにくい・・・」
桜子はあるアイデアを思いついたのだ。

「ウチの味噌を、海軍へ売り込む?」
軍の物資は、業者が決まっているだろうというかねに、桜子は営業に行くという。
山口議員のツテを頼りに、海軍省への交渉に漕ぎ着ける二人。
だが長時間待たされた挙句、軍の物資を扱う業者は決まっている、と取り付くしまもないのだった。
一旦は追い出されたが、桜子は試食用に持参した味噌を机上に置き、大演説を始めるのだった。
びっくりするかね。

「他の味噌と、八丁味噌では日持ちが違う。兵隊さんが腐った食べ物を食べて、お腹を壊したらどーするんですかッ?其処の所、よおぅ~っくお考え下さいっ!」

我に返ったかねが、慌てて桜子を連れ出す。
「御無礼致しましたぁ~っ。」

かねは桜子に、ウチの味噌が目の敵にされたらどうするんだ、と文句を言うが、桜子は平然としてかねに返した。
「軍の敵はウチの味噌じゃなくって、他国の軍隊ですよ。」
スッキリした、と言ってスタスタと帰る桜子に、かねは開いた口が塞がらなかった。

岡崎に戻ったかねと桜子。
留守中の様子を聞くかねに、野木山が「大将からです。」と達彦からの手紙を渡した。
嬉々として読むかね。桜子も内容が気になる。

ふと、かねの周りの空気が静かになった。
周囲もかねの異変に気付く。

「どうしたのですか?」という桜子に、黙って手紙を置くかね。
文面に記されていたのは、外地への出征が決まった事を知らせるものだった。

覚悟はしていたつもりだった。
でも本当は、少しも覚悟なんて出来ていなかった。
桜子は、城の松林でひとり、佇むのだった。



「アタシにはピアノしか才能が無い。」と言ってた桜子。
でも先週は、料理人やってたし、今週は有能な営業ウーマンやってるよ(笑)。
ピアノ以外でも食っていけそうなくらい、才能の下地はありそうなんだが。

明日は達彦との別れのシーン。切ないけど楽しみです。

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かねは職人達を大広間に集めた。
店を守る為に取った女将の決断。
味噌を薄め、品質を落として売らざるを得ない事を、皆の前で語った。

仙吉は言った。
「今月いっぱいで、店を辞めさせてもらいます。」
その言葉に、かねはただ、黙って頷くだけだった。

仙吉はひとり、自分の手をじっと眺めていた。何年も味噌作りに費やした自分の手。
黙って座っている仙吉に、徳治郎は言った。
朝の来ない夜は無い。今はこんな時代でも、いつかまた、本物の味噌を作れる時が必ず来る。
その時、仙吉の力がまた必要になるのは判っていた。
だが彼は、"今を生きる為の妥協"を受け入れる事が出来なかった。

その頃、山長に人相の悪い男達が押し掛けていた。
桜子が応対すると、派手に殴られたキヨシを突き出す。

先日の安い大豆、手付金だけで、全部の金額が未払いだと男達は凄んだ。
その時だった。
奥からかねが出てきて言った。

「荷が有れば、代金を払う。」と。

キヨシが掴まされた大豆とは、脱脂大豆だった。
野木山は激怒した。「こんなもん、飼料にしかならん。」
仙吉はキヨシに言った。「お前はクビだ。」
キヨシはただ、うなだれるばかりだった。

キヨシが去った後、桜子はかねや仙吉達に言うのだった。黙っていられなかった。
「赤紙が来ているんです、キヨシ君。」
その言葉を聞いて、不機嫌な表情のかねに、僅かな感情が走った。

ひぐらしの声が聞こえる。
かねは桜子に言うのだった。
「馴染みのお客さんたちに、本当の事、言わなきゃ。」
かねは八丁味噌が作れない事を、新聞広告に載せると言う。
かねもまた、店を愛し、味噌作りを愛していたのだった。
そんなかねに、桜子は言った。
「達彦さんが帰ってくるまで、女将さんがこの店の要なんです。」
桜子の言葉に、沈み込んでいたかねの気持ちが、少しだけ明るくなるのだった。

翌日、脱脂大豆の用途を思案するかねや仙吉達に、キヨシが別れの挨拶に来た。
入営を告げ、大豆の件で深々と頭を下げるキヨシ。
かねは許した。だが、仙吉の表情は険しかった。

その時だった。
「脱脂大豆で味噌を仕込んでみてはどうか?」と桜子が言い出した。
仙吉はすかさず返した。「そんなものは味噌じゃない。」
だが桜子は動じなかった。

確かに八丁味噌とは呼べない。でも味噌は味噌だ。
安い材料で美味しいものを作るのが料理の基本ではないのか。
あるもので何とかする、というのも面白いではないか。

その言葉に、かねもやる気になった。
そして、キヨシもまた、最後の味噌作りに参加したいと申し出るのだった。

「八丁味噌製造中止」新聞広告を眺め、溜息をつくかね。
その時、野木山が駆け込んできた。「店の前に行列が・・・!」
驚くかねと桜子。慌てて表に出ると、そこには、最後の八丁味噌を手に入れようと並ぶ客の列が出来ていたのだった。



でさ~、こんな時代が変わった暁には、じいちゃんは青汁売りに(略)
桜子はいいリーダーになれるかもしれないね。
周りが見えるようになった、って事は、成長してきたんだね。
常に新しい発想が出てくるし、前向きだ。

そして、かねと桜子。徐々に気持ちが繋がってきているのが判る。
この二人が組んだら、色んな意味で最強かもしれない。

達彦は確実に、尻に敷かれそうだが(笑)


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山長400年の最大の危機。味噌の統制価格が決まったのだ。
仕入れ値より安い価格では、売れば売るほど赤字になる。
かねは頭を抱えた。山長の女将として切り盛りしてきたこの店を、この状態でどうやって続けていけばよいのか。

味噌の水分を増やせば乗り切れる、と野木山は言う。
だが、職人頭の仙吉の誇りがそれを許さない。
「そんなモノは、八丁味噌じゃない。」と。
八丁味噌を作れないくらいなら死んだ方がマシだ、と仙吉は徳治郎に言う。
自分の仕事に誇りがあるから。
徳治郎にだって、そんな事は判っている。

だが店を閉めたら、そこで働く人達はどうなるのだ。
誰にだって生活が掛かっているのだ。

キヨシは悪童時代のツテで、安い大豆を探してくるが、朝鮮の難破船の積荷である大豆の価格の異様な安さに、仙吉は難色を示した。
「危ない橋は、渡らない方がいい。」と言う仙吉。
かねもその言葉に同意した。

かねの両肩に、重くのしかかる"山長の伝統"。

拓司はもう居ない。
達彦は軍隊へ。
たったひとりで立ち向かわなければならない。気丈に振舞っているかねは、途方に暮れる。

そしてキヨシが、桜子にだけ告げた事実。
「赤紙が来た。」と。


桜子はいつだって前向きだ。
議員が「電話に出なけりゃ、こっちから会いにいけばいい。」ってね。
しっかりと、かねを焚き付けてたな(笑)さすが桜子。

味噌に付加価値を付けて売る、ってのはアリ?
かねさんがナマで歌ってくれたら、アタシは統制価格+アルファで買うゾ。マジで(笑)
去年の「ファイト」だって由紀さおり扮する女将が、旅館でショー開いてたじゃん。
かねさんも山長でライブしたらいいのになっ(無茶苦茶云いよりますわ)

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八重&森田で失敗した冬吾連れ戻し作戦。第二の刺客はヤスジ&マリ。
う~ん、これは濃いキャラ登場。
まずは酒を酌み交わし、久しぶりの再会を喜び合う二人だったが・・・。
久しぶりの絵を見せてもらうヤスジ。酒が入ってからは、言う事が遠慮無しだ。
いや、むしろヤスジは酒の勢いを借りて、自分の本音を冬吾にぶつけたのだ。
確かに冬吾の絵のことなら誰よりも知っている、という自負がヤスジには有る。
だから笛子にさえ口を挟ませない。
「もっといい絵を描いていたんだよ、こいつは。髪の毛振り乱して、風呂にも入らないで。」ヤスジはまくし立てる。

しかし冬吾は思慮深い。周囲への影響を考え、自分の本能の赴くままに行動することはない。
言いたい放題言って帰ろうとする二人を「ちょっと待った!」と引き止めるのは桜子。
そして笛子に本音でぶつかる。
「私の為って何?ホントは自分が怖いからでしょ。」
"将を射んとすれば、先ず馬を射よ"を桜子が実践してしまっているよ。
笛子が陥落すれば、冬吾は直ぐ落ちる。

「東京へ行きます!アタシはアンタに、日本一の画家になってもらいたいっ!」
冬吾に向かってキッパリ言う笛子に喜びのあまり抱きつくヤスジ(笑)
「人の女房に気軽に触るんでねぇ!」とヤスジに怒りつつ、しっかりと笛子を抱きしめる冬吾が、なんかイイ感じだった。

杏子も東京へ行く。このまま終わりたくない。産婆の資格を生かして、東京で働きたい、人のために役に立ちたい。
杏子は笛子に言うのだった。「一緒に東京へ行こう。」と。

そして、姉二人は旅立った。

いつも誰かが居て、賑やかだった有森家。
笑い声、喧嘩する声が絶える事が無かった家に、桜子は今、たった一人。
一人の晩御飯、一人の夕涼み。

静かな月夜、浴衣姿で縁側で涼みながら、達彦から貰った作曲法の本を開く桜子。
本には西園寺の手紙が挟まれている。
桜子は何を想う。


今日は、前日のおさらいの2分間が無い、と思ってたら、挿入歌が・・・。
それだったら、おさらいの方がいいなぁ。
そして杏子を見るヤスジの目。じゃあ、杏子のロマンスの相手はヤスジなのか?
と見せかけて、別の相手だったら、ヤスジは浮かばれませんな(笑)


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NHK公式見たら、桜子が教わった料理のレシピが公開されてるじゃん。
枝豆饅頭、作って見たかったのよ。
ありがとうNHK。

ついでに「クライマーズ・ハイ」の再放送
地上波でもやってくれると、すご~くウレシイ・・・。

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穏やかな岡崎。幸せな日々。でも何処か満たされていない冬吾の胸中を敏感に察する笛子。
桜子になら本心を話すかもしれない、と笛子は思う。自分には、気を使って本心を話さないから。
画商がお茶を出しに来た笛子と冬吾に「お幸せなんですね。」と言う。普通なら、その言葉に笑顔で応対するのに。
絵描きは幸せだとダメなのかな。
迸る情熱をキャンバスにぶつけるには、不幸な境遇の方が大成するのだろうか。
桜子にも東京への誘いが来ている。だが、桜子は「仕事あるのに、行ける訳ないじゃん。」と語る。
「突っ走ってみればいいじゃん。」と達彦を煽っていた頃とは大違いである。
そして杏子。岡崎では生きていきにくい状況の彼女もまた、心の中に強い意志を秘めている。
いろんな思いが交差する今週の展開、さてどうなるのやら。

で、重箱の隅だが・・・。
ヤスジは何で杏子の横顔をニヤついて見てるんだ(笑)さては磯の「綺麗な娘」という言葉に反応したか?
そして冒頭の、有森家の夕食ってカレーだったのかな?
冬吾も現金収入を得ているのを見て、ちょっと安心した(笑)

更に余談だけど、坊ちゃんの坊主頭見てたら、お坊さんの役って似合うんじゃなかろうかと思ってしまいました。

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入営の日以来、久しぶりに見る達彦の姿だった。
すっかり軍人らしくなった達彦が、笑顔で立っていた。

達彦と桜子は兵舎で語り合った。
味噌の統制価格の事、タミの事・・・桜子はついはずみで、タミの料理を口にした事があると言ってしまう。
訝しがる達彦に、しどろもどろの桜子。以前、店の手伝いなどさせないように、とかねに手紙を送っていた達彦は、まだ真実を知らなかった。
だが、桜子の様子に「おかしい」と気付き始めた達彦。

隠し切れず「たまには手伝いをしとるよ。勇ちゃんの学費も出して貰ってるし。」という桜子に、達彦は言うのだった。
「俺がして欲しいのは店の手伝いじゃなくて、音楽の勉強。」

桜子は有森家でピアノを弾いていた。「埴生の宿」を弾く桜子。
桜子は達彦に貰った作曲法の本で、勉強を始めた。達彦への気持ちに応えるべく。

そうなのだ、どんな環境においても、音楽は勉強できる。音楽は逃げていかない。
桜子は、山長の手伝いをしながらも、音楽の勉強を独自で続けた。

達彦への手紙には、桜子の作った曲の譜面が同封されていた。
達彦は桜子へ返事を送った。

「君の作ったメロディが、兵舎に居ても心の中で響いています。」

ある日、有森家に八重と連れ立って、ひとりの男がやってきた。
冬吾に会いに来たその男、森田は言う。
東京に来て欲しい。新しい画家の団体を立ち上げる為に、リーダーとなってほしい。
しかし冬吾は、笛子の妊娠を理由にその申し出を断るのだった。
そんな冬吾の胸中を察する笛子。

桜子と八重は久しぶりの再会だった。
達彦との近況を語る桜子に、驚く八重。
「人って判らないものね。桜子ちゃんが、味噌屋の女将とはね。」という八重の言葉を、笑って「若女将だよ。」と訂正する桜子だった。

その時、森田が八重を呼びに来た。
「あの人、八重さんの恋人?」と問う桜子に八重は照れた。
「やだもう、桜子ちゃんったら。何言ってるの。」

冬吾は神社に居た。森田の言葉が頭をよぎる。
夜、縁側で笛子が桜子に言う。
「あの人、東京に帰りたいのではないだろうか・・・。」
そんな笛子に桜子は言うのだった。
「冬吾さんだってわかってるよ。お姉ちゃんの事が好きで、此処が好きで・・・それに、笛姉ちゃんの今の状態じゃ、慣れない東京で生活出来ないでしょ。」

冬吾の部屋で、桜子は冬吾のスケッチを見た。東京の風景が描かれた絵。
桜子は、冬吾の思いを垣間見たような気がした。

翌日、桜子は、帳場でに譜面に向かっている処を、かねにみつかる。
かねはそんな桜子に説教する。
「音楽の勉強をしてもいいと言ったけど、帳場でしていいとは言ってないよ。」
かねのいう事は、至極当然である。桜子は素直に謝るのだった。

山長から帰宅した桜子に、西園寺からの手紙が届いていた。
達彦から転送された譜面を見た西園寺は「東京へ出てきませんか?」と手紙に綴っていたのだ。

「東京へ・・・。」
桜子の心を揺らす、西園寺の言葉だった。


八重さんを呼びに来た時の森田が、随分と偉そうな口調だったので、
「うわぁなんかヤな感じ。」と思ってしまいました。


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タミの具合を気遣う仙吉。桜子はタミに真相を尋ねる。だがタミは語ろうとしない。
若女将に真相を・・・という仙吉が、タミに代わって話しだした。

18年前の真相・・・それは、タミを恋しがった達彦が、帰郷したタミを追いかけていったというものだった。失踪した達彦を皆で探し回った際に、もしやと思った仙吉が、タミの処に行き、達彦を見つけたのだ。
タミは「自分が坊ちゃんを連れ出した事にしてほしい。」と仙吉に言った。

「(かねよりタミに懐いていた、という)真相を知れば女将さんが悲しむ。」とタミは桜子に言うのだった。
だがその時、かねは部屋の外で全てを聞いていた。

かねは部屋で写真を手にしていた。
そこに写っていたのは、タミに抱かれる幼い達彦の姿。
桜子はかねに言った。
「今の話、聞いていらしたのですか。」

かねは写真を見せた。手に取る桜子にかねは語る。
「達彦が小さい時、私は店の事で忙しかった。子供なんて、簡単なものだわね。」

かねは続けた。
「いつも傍に居てくれる人の方へ、懐いていく。」というかねの口調は、どこか淋しげだった。
桜子はかねに頼んだ。
「明日の達彦さんの面会、アタシも連れて行ってください。」

タミは帰郷の準備をしていた。そんなタミに「1日だけ時間を頂戴。」という桜子。
達彦に鹿の子寄せを持っていきたい。タミさんの味を忠実に再現したい。
桜子の言葉に、タミは笑顔で頷くのだった。

明日の準備が始まった。「もっとチャッチャと。」
葛を練る手つきを指導するタミも、教わる桜子も何処か楽しげで、やがて料理が完成した。
試食するタミと桜子。
「美味しい!」桜子は笑顔でタミに言った。
タミは嬉しそうに、幼い頃の達彦が、鹿の子寄せを食べすぎでお腹を壊し、かねに怒られた事を語った。
「私は甘やかすばっかりで・・・実の親には勝てないですね。」とタミは言うのだった。

そして翌朝、帰郷するタミを見送る桜子は言うのだった。
「アタシ、達彦さんの処に必ず持っていきます。」
いつの間にか、かねも後ろに立っていた。
別れの言葉を延べ、頭を下げるタミ。

タミは語るのだった。
達彦の、桜子への手紙をこっそり読んだ事を詫び、そこには全て、かねの事が書かれていた、と。
「女将さんは、達彦坊ちゃんにとって、たった一人のお母さんなんです。」
そう言うタミの目には涙が滲んでいた。
そしてそんなタミの言葉に、かねの目も潤んでいるのだった。

かねは帰ろうとするタミに言うのだった。
「アンタはずるいわ。18年前の真実を何故、もっと早く言わなかったの。」かねの目は真っ赤だった。

「アタシあんたが怖かった。達彦を取られるのではないかと、怖かった。
だからアンタにキツク当たった。本当にすまないことをした。」

「達彦に、一度会ってやってくれない?」

豊橋。落ち着かないタミにかねが言う。「若い娘じゃあるまいし。」
だがタミは、歳を取った自分の姿に達彦が気付いてくれるか、少し不安だった。

軍人らしく、キリッとした達彦の姿がそこに有った。
桜子の姿に笑顔の達彦に、やきもちを焼くかね。
笑いながらかねを軽くあしらう達彦に、桜子は「お土産を持ってきたよ。」と、鹿の子寄せを見せた。
一口食べ、タミとの想い出を語る達彦。
その言葉に、今まで向こうを向いていたタミが振り向いた。
タミの姿に驚く達彦。タミは大粒の涙を流していた。
そんなタミの肩を、達彦は優しく抱えたのだった。


かねもツンデレだな(笑)
ドラマで泣く事は滅多に無いワタクシでも、今日のかねとタミには、ついつい目から汗が・・・。
よかったねぇ、タミさん。


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議員接待の当日の朝。
仕込みを行っていたタミが腰を痛め、寝込んでしまった。
全く動けないタミの様子に、かねは自前の味噌料理を諦め、仕出しを頼もうとする。
だが桜子は、そんなかねに言うのだった。
八丁味噌の良さを議員達にわかって貰う為には、自分の所で作った料理でないと意味が無い。
タミから教わった料理の手順は全て書いてある。
「私が作ります。」かねに向かって宣言する桜子。
だが、かねは言うのだった。
「素人同然のアンタの下手な料理を?」

しかし桜子は引き下がらない。そんな桜子の熱意にほだされた仙吉やキヨシも、やらせてみてはどうか、とかねに進言する。

病床のタミも「無理です。仕出しを」と言うのだが、桜子はタミに言う。
「一緒にやろう。私はタミさんの願いを叶えてあげたい。」
桜子の言葉に狼狽の色を隠せないタミ。
無理だというタミの声を振り切って、桜子は台所へと急いだ。

残されたタミはかねに言う。「やらせてみましょう。」と。

台所は戦場と化していた。
二人の女中に指示を出し、タミのレシピを忠実に守り料理を作る桜子。
そして運命の夕刻、議員達がやってきた。
お茶を何杯も出し、時間稼ぎをするかねだが、議員達は待ちきれない様子。

やがて桜子の料理が運ばれてきた。
かねは料理の説明をする。箸をつける議員達。
その微妙な表情に、かねの心中は穏やかではない。
その頃桜子は、伏せっているタミに、鹿の子寄せの味見をしてもらっていた。
一口試食するタミ。
「う~ん・・・。」というタミの様子は、やはり桜子の予想通りだった。

「やっぱりね。コクが足りないでしょ。」
鹿の子寄せを出すのを止める、という桜子にタミは言うのだった。

「ちょっと、肩をかして。」

最後の鹿の子寄せが卓の上に並んだ。
一口食べる議員達から「旨い。」の言葉が発せられる。
これは美味しい、という議員達の言葉に、陰で様子を伺っていた桜子の表情がほころんだ。腰の痛みに堪え、タミが仕上げた鹿の子寄せだった。

議員達が帰った後、かねが皆の前で本日の成果を報告した。
料理を大変気に入ってくれた事、味噌の価格の据え置きを大臣に提言すると約束してくれた事。
「これは若女将の手柄です。」かねは桜子を褒めた。喜びに溢れる職人達。

肝心な時に役に立てなかった事を、タミは詫びていた。
明日には出て行くというタミを止めようと、桜子はかねに「タミさんを達彦さんに会わせてあげて。」と懇願する。
だがかねには、タミをどうしても許せない事情があった。

「タミは、18年前に達彦をかどわかそうとした。」と。


タミさんは、レシピだけじゃなく、完璧な火加減と手捌きも桜子に伝授したんだな、きっと。
NHK公式サイトでレシピ紹介してくれるとイイなぁ。判ればアタシも作るよ。
あ、でも鹿の子寄せはチョット苦手かも。だって、かなり甘そうに見えるよアレって。
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